撮れたて箕面ブログ

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民間企業派遣職員からのメッセージ

2022年03月29日 | 民間から学ぶ

撮れたて箕面ブログをご覧の皆様、こんにちは。
2020年9月から2022年3月まで、一般社団法人全国モーターボート競走施行者協議会(以下:全施協)に出向しておりました南田と申します。
出向で経験させていただいたことをご紹介いたします。

(左から2人目が私です。)

1.出向にあたっての目標
箕面市はボートレース住之江の施行者としてボートレースを運営しております。
このたび、ボートレースの関係団体である全施協に出向するにあたり、以下の目標を立てました。

(1)全施協・関係団体の考え方を学ぶ
(2)全施協・関係団体との信頼関係を構築する
(3)各施行者の取り組みを学ぶ

これらを達成し、得たものを市役所の業務に活かしていこうと考えております。
また、全施協の業務は箕面市も含めた全国の施行者と関わるものであり、考え方の習得や関係性の構築を意識しながら業務に取り組みました。

2.全施協の概要について 
ボートレース場は全国に24か所、またボートレースチケットショップ(場外舟券発売場)は全国に81か所が存在しており、これらの拠点を35の施行者が運営を行い、施行者は103の自治体で構成されております。
全施協はこの施行者における様々な業務を行っている団体で、以下の理念を掲げて、施行者の経営改善や国土交通省等の関係行政機関や業界関係団体との調整、また施行者に共通する事務等を実施しております。

【Vision】
「ボートレースがレジャーとして将来にわたって発展し、地域に貢献する」

【Mission】
「施行権を保障するとともに、施行者の良好な経営環境を実現する」


事務所は東京都港区六本木にございます「BOATRACE六本木」に所在しております。BOATRACE六本木は2019年12月3日に竣工された施設で、ボートレース業界の様々な団体が結集し、スピーディーな意思決定を行うことができる施設として誕生しました。

(BOATRACE六本木)

私は全施協で、大きく3つの業務に携わりました。


3.ペーパーレス推進プロジェクト
カーボンニュートラル等の社会的課題に対応するため、プロジェクトチームが設置され、各種取り組みを行ってまいりました。
対象とするペーパーとして、通知文等の事務に関するペーパー、出走表等のボートレース場に関するペーパーなど、現在使用しているものの使用量等の調査を行いました。
事務に関するペーパーは、団体内外の文書規程等を整備した上で電子施行していくため、国土交通省をはじめとした各団体と各種調整を行いました。ボートレース場に関するペーパーは、場内機器を整備の上、スマートフォンを活用したサービス提供のための基盤づくりを行い、中長期的に推進することを各種会議等でご提案させていただきました。
このカーボンニュートラルの課題は、様々な業界において対応が求められるものであるため、今後どのような業務にあたったとしても、この経験を活かしていくことができると考えております。

(総会等で使用した資料です。)

4.売上分析
売上実績の管理・分析、グレードレース等の売上努力目標作成等を行いました。ボートレース業界は令和4年3月16日現在で2兆2千8百億円の売上を記録し、平成3年度の2兆2千1百億円を超え、史上最高年度売上を更新中です。

この要因としては、スマートフォンの普及による電話投票(インターネット投票)による売上の増加が挙げられます。
一方で、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響もあり、ボートレース場やボートレースチケットショップに足を運んでいただけるお客様の人数は減少しております。今後は、電話投票(インターネット投票)による楽しみを充実させるとともに、新型コロナウイルス感染症対策等を万全に施した上で、ボートレース場でしか体験できない臨場感や、ボートレースチケットショップで感じられる一体感などを楽しんでいただけるような取り組みが必要であると考えます。

5.開催日程調整
次年度の全国24ボートレース場の開催日程調整を行いました。
令和4年度の開催は延べ4,600日、1場あたり約192日のレースを開催する予定としております。この時、1日当たりの開催場数が多すぎず、少なすぎず、1日あたり12場程度の開催場数とすることで、多くのお客様にお楽しみいただけるものと考えております。
全施協としては、全施行者の収益のバランスを確保するため、1日当たりの開催場数を可能な限り安定させることを趣旨として、モーニング、デイ、ナイターの大きく3つの時間帯のグループごとに日程調整会議を実施しております。
各ボートレース場において、開催ができない時期や、開催したい時期が集中するなど、それぞれの考え方があることから、折り合いをつけることが困難となった際の調整に苦戦しました。
各施行者の意見をヒアリングし、上司に相談を行い、自身の意思を織り交ぜながら解決策を見出していくことが非常に勉強になりました。

(職場の皆さまと打ち合わせ)

6.最後に
はじめに立てた目標について、新型コロナウイルス感染症の関係等で、関係団体や施行者との対面でのコミュニケーションをとる機会があまりとれず、この点に関する達成度合いは低かったと考えております。
しかしながら、全施協の皆様からは、多くのことを教わり、とても親しく接していただき、素晴らしい環境で仕事に取り組むことができ、個人的には100点に近い人間関係を築けたのではないかと思っております。本当にありがとうございました。貴重な経験を糧にして、業務に取り組んでまいります。

<南田さん、派遣お疲れ様でした!派遣先での経験を活かし、ボートレースをもっと盛り上げてくださいね!

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