箕面市では、民間企業であるダイキン工業株式会社と人事交流を実施しています。今回は、ダイキン工業株式会社から箕面市に派遣されていた福留さんからのメッセージをご紹介します。それでは、福留さん、どうぞ!
撮れたて箕面ブログをご覧の皆様こんにちは。
地域創造部 箕面営業室の福留です。
私は、令和2年の7月から2年間、ダイキン工業株式会社から箕面市役所に出向し、この6月末で出向期間を終えました。箕面市役所で学んだこと、感じたことなどを書き残したいと思います。
・自己紹介
名前は、福留博文と申します。年齢は60歳。鹿児島生まれの福岡育ちです。
ダイキン工業には昭和58年に入社し、ルームエアコンの製造、熱交換器の製造設備関係の生産技術、また、好評をいただいている換気ができるルームエアコン「うるさらX」の前身である「うるるとさらら」や油圧機器の部品の調達業務を行っていました。
・箕面市役所で経験したこと
この2年間で携わった仕事は、「箕面に住む?」リーフレットやHPを活用した移住定住促進、民間企業との連携、ゆるキャラⓇグランプリの参画、箕面プレミアムゆずマーマレードの生産販売、「企業版ふるさと納税」制度導入と寄附募集活動など、ダイキン工業で工場勤務している時からは考えられないような業務ばかりでした。戸惑いの毎日が続きましたが、今では様々なたくさんの経験をさせていただき、大変、感謝しております。
こちらの写真は2020年ゆるキャラⓇグランプリの決戦大会に参加した時の写真です。11年連続で出場した中で、過去最高に並ぶ全国4位に輝きました。これはみなさんのご協力の賜物であり、感謝しています。また、コロナ禍の中、大会を開催してくださった運営の方々のご尽力にも感謝いたします。
・箕面市役所で学び感じたこと
地域に貢献したいという思いが強い職員のご尽力があって、市民サービスや市民の安心・安全に繋がっているということを一緒に仕事をさせていただいて、強く感じ、学ばせていただきました。
この気持ちを忘れることなく、ダイキン工業に戻っても、お客様に喜ばれる商品を届けられるよう、私も努力をしていきたいと改めて思いました。
・市役所と民間企業
最後に、市役所と民間企業との違いを、両方を経験した私なりに感じたことを書きたいと思います。
民間企業では、会社の利益を追求するために製品の品質、コスト、納期、技術力、環境対応などを磨き上げ、競合他社との差別化を図り、お客様に喜ばれる製品やサービスを提供して、売り上げを伸ばし、会社へ利益貢献していきます。
利益を上げられない事業部は、その状態が何年も続くと撤退も余儀なくされることもある厳しい世界です。このため、当然ではありますが、競合他社とのコストや技術面などの情報交換はありません。
市役所の場合は、各自治体の思いが市民サービスの向上を基本とし、共通しているため、自治体間の情報交換が非常に活発で、各自治体同士が同じ目標に向かって協力しあい、交流も含め、非常に良い関係であると感じました。
私自身も仕事を通じて、他市との情報交換をさせていただき助けられ感謝しております。
この2年間、民間企業からの出向者として期待された成果を残せたかどうか疑問は残りますが、今までにない様々な経験をすることができ、自分自身としては成長できたと思います。
箕面市役所の皆さんには、助けられてばかりの2年間でした。本当にありがとうございました。
<福留さん、2年間お疲れ様でした!ダイキン工業株式会社に帰られても、箕面市へ観光などにいらしてください!