今年2月に経済産業省が公募した、「持続可能かつ包摂的な成長に貢献する国際ビジネス事例」に選定されたクモノスコーポレーション株式会社に、7月19日(金曜日)、倉田哲郎箕面市長から箕面市長表彰が贈られました。
今年6月に茨城県つくば市において「G20茨城つくば貿易・デジタル経済大臣会合」が開催されました。その際、G20が中心となり持続可能かつ包摂的な成長に貢献する貿易・投資を推進していくことを目的として、これにふさわしい国際ビジネス事例を、大臣会合に向けたプロセスの中で紹介するビジネス事例を経済産業省が公募したところ、クモノスコーポレーション株式会社の事例を含む12案件が選定されました。
同社の取り組み事例は、茨城県の大臣会合のほか、インテックス大阪のG20会場でも紹介されたそうです。
同社は箕面市内に本社を置く、測量を得意分野とする会社です。
特に、同社が独自開発したひび割れ計測システム「KUMONOS」は、100m先にある0.4mmのひび割れを計測することが可能で、インフラの長寿命化に大きく貢献しています。今回応募した事例は、このシステムを利用してタイにあるインフラの劣化状況を計測したものです。
クモノスコーポレーション株式会社のみなさん(写真中央が中庭社長)
現在は『つくる測量』より『残す測量』を重視されているそうで、発注者の依頼を受け、取り壊し予定の建物や文化財の計測データを採ったりしています。
同社の中庭社長は「世界遺産は物理的に千年後には残せませんが、測量データならば残せます」と話されました。様々な計測データを活用した新しいビジネスを考えているそうで、この日も2025年の大阪万博を投影してバーチャルに訪問する「ひとり万博」を提案されるなど、中庭社長の頭の中は次のことでいっぱいのようでした。
倉田市長は、「『ひとり万博』は、さすがにちょっと寂しいですね。また何か新しいことができましたら、中間報告をお待ちしています」と話されました。
<クモノスコーポレーションのみなさん、おめでとうございます!社長が次になにを思いつくのか、楽しみにしてるモミ!