スケアード・ストレートという教育技法を用いた自転車安全教室が、11月6日(月)午前10時50分から、彩都の丘学園(小中一貫校、吉田功校長、児童・生徒数946人、彩都粟生北2-1-5)で、同校の7~9年生(中学1~3年生)145人を対象に実施されました。
彩都の丘学園の運動場で開催された自転車安全教室では、曲がり角での自転車とバイクの衝突事故や、傘を差しながら運転している際の事故など全部で8つの事故が、プロのスタントマンによって再現されました。
中でも、トラック左折時の巻き込み事故では、“ガリガリガリ”という生々しい音とともに、自転車に乗ったスタントマンがトラックの下敷きになるようすが再現されました。再現事故を見た生徒たちは、思わず目をつぶったり驚きの声を上げていました。
スタントマンによる自転車事故の再現の後、正しい自転車の乗り方や事故に合わないための行動について説明が行われ、生徒たちは熱心に聞き入っていました。
スケアード・ストレートとは、怖い思いやひやっとする実感を通じ、それにつながる危険行為を未然に防ぐための教育技法です。今回の自転車安全教室は、プロのスタントマンが交通事故をリアルに再現することで、生徒に事故の怖さを体感してもらい、交通ルールを守る大切さや無謀運転の危険性を学んでもらおうと実施されました。
箕面市では、平成22年に発生した自転車運転中の中学生死亡事故を教訓に、平成24年からこのスケアード・ストレート自転車安全教室を始めました。3年間で市立中学校全8校を巡回するので、生徒は在学中に必ず1度はこの自転車安全教室に参加することになります。また、平成27年1月1日から「箕面市自転車安全利用条例」を施行し、警察と連携して学校や家庭における自転車安全教育の徹底を促しています。
自転車安全教室を見学した中学3年生の内田愛さんは、「携帯電話を見たりヘッドホンで音楽を聴きながら自転車に乗ることが、死亡事故に繋がることを知り、とても怖くなりました。これからは、今まで以上にしっかりと安全確認を行い、事故に遭わないようにしたいです」と話しました。
【お問い合わせ先】
箕面市 総務部 市民安全政策室
電話:072-724-6750(直通)
<自転車事故の被害者を増やさないために、一人ひとりが気をつけないといけないね!