撮れたて箕面ブログ

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メキシコのお盆・死者の日

2019年11月13日 | 国際交流員から

皆様、こんにちは・Hola!

メキシコ  クエルナバカ市の国際交流員クラウディアです。今回のブログでメキシコのお祭りを紹介します。

メキシコにおいて一年の中で最も大事なお祭りは死者の日Día de muertos(ディア デ ムエルトス)です。

メキシコ全土で行われています。 死者の日はお祝いで、故人を思い出し、家族で一緒に過ごすことで、魂は生き続けると言われてます。

古代アステカ神話では9つ地獄があると言われていて、その1つがミクトランです。昔はトウモロコシや豆など農作物の収穫期に合わせて、死者の日を8月に行っていました。 しかし、スペイン侵略後カトリック教へ改宗したことによって、11月になりました。

このように様々な移り変わりとカトリックとの融合を経て、今のお祭りになりました。

メキシコ・グアナフアト州で大きいドクロの展示

死を優しいものと肯定的にとらえ、お祝いするのはメキシコ独特です。先祖代々故人を思い出して、家庭に11月1日Todos los Santos(トドス ロス サントスと言う日)に子どもの霊を迎え入れ、11月2日には大人の霊を迎え入れます。それで一緒に過ごすことが出来ています。死者の日は特別な日で、先祖から現在まで家族の絆で繋がっています。

メキシコの死者の日は、日本のお盆とよく似ています。 死者の日について大ヒットした映画「リメンバー・ミー」で描かれていた派手なお墓や骸骨の世界はメキシコに実在しています。

死者の日の中で一番大切なものは祭壇(スペイン語で:オフレンダと言います)です。

祭壇の中で、マリーゴールド「オレンジセンパスチル」の花は、死者の日を象徴していますので、祭壇の中で使っています。マリーゴールドの花は強い香りと色を持ち、祭壇とお墓に並べたら、故人の魂が迷うことなく戻ってくるとされています。

オレンジ色のマリーゴールド

マリーゴールドの花言葉は、「悲しみ」「変わらぬ愛」です。

死者の日の間に、メキシコの人たちは主にお墓参りをしています。

お墓と町の祭壇(マリーゴールドで飾り付けられている)

祭壇は故人の魂が訪れて、飲食をし、休憩することもできる場所です。 祭壇には、ドクロの砂糖菓子、果物、水、塩、線香、死者のパン、お酒、故人の写真や好きだった食べ物が供えられます。それぞれには、深い意味が込められています。

例えば、

故人の写真:誰のための祭壇かを示す

死者のパン(パン デ ムエルト:家族が故人を喜んで迎える 

水コップ:魂の渇きを潤す 

ろうそく:故人の魂を祭壇まで連れて行く

線香:主に死後の世界から現世に故人が戻ってくる時、悪霊を払い除ける

メキシコの祭壇 オフレンダです

お祝いの間、道に露店がたくさん出て、いっぱいお菓子を販売します。

砂糖菓子 

機会があれば、ぜひメキシコの死者の日に行ってみてください。

 <ドクロの砂糖菓子を食べたいモミ!

 

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