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竹害からみどりを守る!ヤンマーアグリイノベーション(株)の協力で農地再生!

2018年10月15日 | こんなことがありました!

10月12日(金曜日)、箕面市農業委員会では、ヤンマーアグリイノベーション株式会社(大阪市北区鶴野町1-9梅田ゲートタワー)のご協力をいただき、新稲で竹害で悩まされていた農地の再生を行いました。

箕面は自然に恵まれた環境である一方、農地が耕作放棄となる共通項の1つに「やっかいな竹害」があります。竹は1年に3メートル以上も成長します。

作業現場は、所有者の諸事情もあって管理が十分に行き届かず放置したことが原因で竹繁茂の状態に陥りました。このままでは借り手も見つからず、農業委員会も対応に困っていたところでした。

ヤンマーアグリイノベーション株式会社さんのご協力は、豊能町高山において農場経営(Premium Marche FARMS)をされている同社が、竹の再利用をしているということで、農業委員会が協力をお願いして快く引き受けていただき実現できたものです。

この日は、農業委員だけではなく、新稲地区の自治会長、実行組合長、水利組合長さんらも応援に集まっていただき、先ずは、竹の伐採をはじめていきました。

竹は木よりも軽いものの密集して生えているため伐ってもすんなりとは倒れず、あちこちに引っかかってしまう。予想以上の重労働です。

伐った竹は、粉砕機に1本1本放り込んでいきます。みるみる体積も減ったチップ状態に砕かれていきました。

 

 
 (竹が勢いよく粉砕されていきます)


(粉砕された竹)

(竹が粉砕処分され、作業後は、向こう側が見えるようになりました)

竹を除去した後は、この再生地を担い手に引き継ぎ、再発防止にも取り組んでもらうことが課題です。

一方、粉砕されチップ化した竹は、更に「植繊機」という専用機械に投入しました。植繊機の中のスクリューがチップ竹を7気圧以上で圧縮、混練し、カッターによりミンチ状にすりつぶして先端部の穴からバラバラにほぐれた繊維粉末が出てきます。
「やっかいだった竹」がフワフワの繊維パウダに変わりました!


(パウダー化された竹)

排出された竹をゴミとして廃棄するのではなく、再生可能な自然エネルギー資源として畑に戻せたら環境循環型農業にもつながるとのことなので、参加された農家さんらは、竹パウダを各自持ち帰り、畑で野菜づくりに再利用することになりました。

(新稲地区の皆さんとヤンマーアグリイノベーション株式会社の皆さん)

地元農業委員が中心となり、地域の協力もあり、約3時間で「やっかいな竹」がなくなりました。
ヤンマーアグリイノベーション株式会社のみなさん、ご協力ありがとうございました。

<ヤンマーアグリイノベーション(株)の皆様、ありがとうございました!!

 

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