撮れたて箕面ブログ

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止々呂美で昔ながらの「実サンショウのたる漬け」が最盛期を迎えています!

2011年06月06日 | こんなことがありました!

箕面市北部の止々呂美地区では、昔ながらの「実サンショウのたる漬け」が最盛期を迎えています。


同地区では直径3~4ミリメートルの大粒で香りの良い「朝倉種」という品種の実サンショウを栽培し、約30軒の農家が出荷しています。
荷受け先のJA大阪北部止々呂美特産物センターによると、大阪北部の各支店から集められた実サンショウの集荷量は、例年並みの約5トン程度になりそうだということです。

収穫された実サンショウは、生のまま出荷されるものを除き、止々呂美特産物センターの集荷場に集められ、その横にある作業場の直径約1.6メートル、深さ約2メートル、約2トン分の実サンショウが入る大きな木製のたるを使って塩漬けにされます。塩漬けは、実サンショウの味や香りを損なうことなく長期間保存することがねらいです。

止々呂美地区では、一つのたるに実サンショウと塩を少しずつ入れていき、4人で、丁寧に足で踏んで漬け込んでいくという、昔ながらの方法が行われています。




この作業をした尾上カズ子さんは、「実をつぶさないように、塩加減を調整しながら、まんべんなく自分の足で踏んで漬けていきます。実サンショウは、ふきや昆布、しいたけなどと一緒に炊いて佃煮にしたり、すりつぶして、ナスのおひたしにまぶして醤油をかけて食べたり、ピリッとした実サンショウの辛みが食欲をそそって、おいしいですよ」と話しました。

この塩漬けの作業は、5月26日(木曜日)から開始し、6月中旬ごろまで行われる予定です。実サンショウは、実のやわらかさや辛味に定評があり、各地の佃煮屋と契約を結び、注文に応じて順次出荷していきます。

止々呂美特産物センターでは、6月15日頃まで生の実サンショウも販売を予定しています。価格は1キログラムあたり3150円(税込)になります。

【予約・販売に関する問い合わせ】
JA大阪北部止々呂美特産物センター
電話:072-739-0193(転送先・萱野支店)

<実サンショウは、とってもいい香り!佃煮にして食べたらおいしいよ~


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