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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

こころの、もやもや

2023-07-22 | わたし
何年も前の、もやもやしていることがまだ胸のなかにわだかまっている。
別に誰が悪いわけでもなく(強いて言えば、わたしに勇気がないのが悪い)、悪役はいない。
相手を責める筋合いは全くない。
言いがかりになる。

よくある話。
嫌ならその時、なんで嫌と言わなかったの?
なぜ、ニコニコ身を乗り出して話を聞いていたの?
わたしが「その話題に関心があると思っている」と相手は受け止めているに違いないではないか。

だがしかし。
わたしの話には相手は全く関心がない。
むしろどうでもいい。
はっきり「全くその話題、関心がない」と口に出して言われたことも度々。
ほとんどの話は、まるで興味ない、と言われた。
仕事、時事ネタ、ニュース、世の中の出来事には全く無関心。旅やグルメなど一べつもせず。
身内、家族、友人の話もNG。
その人は生まれて今まで実家暮らし、一人住まい経験なし。
一歩も遠くに出たことがなく、通学も通勤も生活圏内で、定年を迎える。

で、2人の話題は、相手の趣味(ゲーム)の話。(共通の話題でもなんでもない)
ゲームにはわたしは全く興味がないが、辛抱強く付き合った。
あとは最近のネット小説やアニメ。
主人公の女の子が転生したりするもの。
小中高大学生や若者が好きな類。60代真ん中でアタマの中は若い????
わたしは1ミリ1ミクロンμも興味がない。
そして将棋は打たないのに、将棋の藤井聡太の大ファン。
これは、自分は歌は歌わないのに、コンサートにも行かないのに、あまり歌も聞かないのに、CDも買わないのに、キャラクターグッズだけは買い漁る特定歌手の大ファンで追っかけ、と似ている。
ネットで情報を追っかけるだけ。
将棋の中身を深く掘り下げる実態はない。
別に服を要してもいないのに、服をネットで買うようなもの。
あと、ネットでなんやらかんやら器具、機器を買い物。
買うだけで使ってなさそう。
スマホのいじり方には詳しく、わたしがモタモタするとものすごく、こころの底からバカにする。
ひょっとしてこの人はどの分野でも冷遇されている人なのではないだろうか。
身の置き場は、スマホの中だけ。

お互い、個人的に嗜好が違うのは当たり前なんだから、悪いとは言わない。
認めている。
まったく賛同も共鳴も興味もないが。
一方的に合わせていたわたしが悪いのだが、
人の話を全く聞かない、興味を示さない相手もどうかと思う。
よくよく考えてみると、わたしぐらいしか、根気よくこんな人に合わせるような忍耐力はないのではないだろうか。
なんの興味もない、教養も深みもない、話を聞いて感動したり世界観が広がることもない、心温まることもない、接点がまるでない、の、ナイナイ尽し。
大人同士の人間関係は五分五分でなければならない。
ゼロ対100は、よくない。
2人で一緒にいる意味がない。
いつもスマホ。
わたしと居る時でもスマホ。
スマホ相手で十分。
わたしの大切な何年にも及ぶ時間と労力が無駄になった。
今思えば悔しくて虚しい。

ダンスペアだからといっても、いつも一緒にいる必要性はない。
むしろ、ダンスが終われば右と左にさようならと別々に分かれるぐらいが良い。
わたしの大失敗である。
距離の取り方を間違えた。

ダンスだけ出来れば良いかと思ったが、内容はなんであれ、やはり人間性は要。
大嫌いなウマの合わない上司の下で働くようなもの。
なんでもっと早く離れなかったのだろう。
見切りをつけて、そう行動しなかった自分を疑い自分を責める。悔やむ。
やっと思いを実践に移し行動したのは何年も何年も後。
かなり苦労した。
しかし、転んでもタダでは起きないぞ!と自分に言い聞かせる。
失敗は成功のもと。
次からは同じような過ちをしないよう、学習能力を身に付けよう。
同じ失敗を繰り返すようでは、終わっている。
ダメだと気づいたら見極めを早く、損切りの英断を下さなければ。
高い授業料についたが、勉強になった。
実際に金銭的に大穴が空いたわけではないが、お金より貴重な「時」を失った。
これは嘆くばかりではなく、取り返そうと焦る必要はないが、傷が癒えたら、人間を見る目を養い、素早い撤退を心がけよう。

相手選びの失敗が、結婚相手でなくて良かった。
それが救い。
損得勘定ではなく、見定めるポイントは、人間性。暖かさ、厚み。人柄。
これが幹。その幹に、枝がつく。

しかし、、、振り返って顧みると、、、
自分のスタンスにも問題がある。
合わせることが出来ないなら、なぜもっと早く相手にそれを告げなかったのか。
話し合わず調整もせず、手遅れで修復できないところまで来て、やっと破綻宣言は、フェアではない。
だけど、そうしか出来なかったのだから仕方ない。
少しずつ自分の意見を出して、衝突してもいいから末期症状になる前にシグナルを発信すべきだった。
(破綻は、合わせる合わせないはさておき、方向性の違いが原因だった)
家庭生活も折衝経験がないので、人との「調整」はまだ未開発分野である。
仕事面ではチームではなく個人プレーだったので問題なかった。

異分子を取り込むとお腹を壊す。
消化できない。
分離して体内で暴れて、病気を引き起こす。
人によって違う個体差があるので、ワクチンでは対応しきれない。


そう言えば、昔、職場で、わたしより後から入社した、わたしにタメ口で話す歳下女性Aがいた。
性格や人間性は、問題ありだったが、わたしは受け入れ、ランチなど、彼女と行動を共にしていた。
いずれ距離を置くことになったが、職場の人に、「Aとあなたでは差がありすぎます。皆んな敬遠しているのに、あなたがいくら心が広いからといっても無理でしょう」と感想を言われた。

また、小学校時代の息子。
クラスの嫌われ者の問題児が寄って来ていた。
息子は誰でも拒否せず受け入れるから、面倒を見ることになる。
嫌な仕事や役割も断れない性格なので、とても心配した。
もう大の大人になって社会人なので、どうにか自分で折り合いを付けたことだろう。
(親ばか)

それにしても、、、
わたしは優柔不断の、あかんたれである。