蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

危険な暑さ

2023-07-17 | 日々のこと
危険な暑さ。
外出中の家族に室内温度写真をLINEで送ったら、非難轟轟。
年寄りなんだからそんな気温の部屋で倒れたら救急車搬送にでもなると、家族が迷惑。
温度を29℃に設定して直ちにエアコンをつけろ!と。
高い室温、記録更新!とチャラけてLINEしている場合ではない子供達の殺気だった雰囲気。
夫がいないから、思いっきりエアコンをつけない生活に喜び勇んでいたのだが。

洗濯物はカンカン照りだから、すぐ乾き、表面温度が熱い熱い。
取り入れるのも、アッチッチ。
次女は孫体調不良のため、目的の遊び場に連れて行かなかったそうだ。
名古屋は昨日は酷暑。
連れて行かなくて正解!暑いわあと、長女からLINEが来た。
こんなに暑いのに夫はゴルフ三昧。
お疲れ様。
きっと真っ赤に日焼けして帰ってくることだろう。
暑い中、わたしは外出しなくて良かった。
つくづくそう思う。

が、朝は涼しいが32℃を超えたら今日はエアコンをつけようと意気込んでいる。

昨日は14時ぐらいに地震があり、ヒヤッとした。
地震速報を見るためにNHK TVをつけると、「森の番人」みたいな特集をやっていた。
「水の守人 京都 鴨川の源流 めぐる生命の物語」
自然と共に暮らし、自然の偉大さを感じ、なぜか涙がはらはら溢れ出た。

あとは、いつもは長女一家と賑やかに見る「ポツンと一軒家」を一人で見た。
高齢のお母さんと暮らすシニア。明るいバイタリティある男性だ。
水を確保することの厳しさを痛感した。

それと車で5時間かけて遥々自宅から、かつて仲間3人で手作りした山小屋に通う、70歳手前のシニア。
他の2人はまだ仕事現役で時間が取れないらしい。

奥さんたちも集まることがあるそうだ。
今は畑で野菜作りをしている。
わたしはTVで見て参加。見るだけ参加。
絶対に同行できない。
自然に包まれた山の暮らしは、山好きにはたまらないだろうけれど、わたしは行動として登山したり山好きではないので(アウトドアが苦手)、遠くからご苦労様、と、感心して見ている。
通えるのも、あと10年ぐらいだろうか。
ご本人は身体が動かなくなるまで通うと仰っていたが。
身体(体力)とエネルギーは、切っても切れない。
いまのうちに精一杯、楽しんでいただきたいものだ。
わたしが奥さんなら、ニコニコ笑顔で、行ってらっしゃ〜い、と自宅からお見送りするのは間違いない。
我々家族は全員、軟弱なので、仕事でもないのに辛いシンドイ目は避けたい。
だが、本人が楽しければそれでよし。
(我々は山男、山女ではないので、ご苦労さまと思うのみ)

わたしの両親は作庭された庭や日本家屋を自らの手で掃除し整えて美しく保つのが趣味だったし、舅は、休日は朝から晩まで庭や畑の草引きに明け暮れていた。
姑の姑Aは、キュウリや茄子など、自分が食べる分を毎日畑から収穫していた。
一緒に暮らしている時、わたしもいくつかお裾分けをいただいた。
商家出身の姑Bは庭仕事や畑仕事が苦手だったので、おじいさんがいなくなったら芝生を剥いてしまおう、と舅が生前の時から言っていた。
実際に亡くなると、芝生はやめて、お花畑に変えた。
生きている人が好きなようにする。
生きている人の天下である。

わたしの実家の庭や日本家屋は、比較的近くに住む甥(姉の娘婿)が熱心にメンテナンスしてくれている。
とても助かっている。
愛情込めて手入れしていたら、庭や草木が可愛く愛おしくなってきた、と先日彼が言っていた。
適材適所の人材に恵まれた。
手入れは大変だが、命あるもの、自然に接するとこころが洗われる。

さて、今日はほどほどのところでエアコンをつけよう。
暑さから身を守るのは自分だから、周りに迷惑をかけないように心がけたい。