蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

仇を討つ相手が、違いませんか?

2011-06-05 | 子育て

今朝、自治会主催で、近隣清掃があった。
ちょこちょこっと、草をひいたり、ごみを拾ったり、
ビニール・ゴミ袋1枚を満杯にすることを目標に、自分なりに汗を流した。

で、ご褒美のペットボトル緑茶をいただき、帰り道、ご町内の、中ぐらいに若い母子と一緒だった。
(お母さんは、若くもなく、老けてもなく→アラフォーぐらい?)
お子さんは、5~6歳の男の子。

はじめてみる親子。
男の子は、自動車道路の脇の、細い歩道で自転車をよろよろ漕いでいた。
その間、おかあさんは、怒りっぱなし。

「そんな、ふらふらじゃ、危ないでしょ!」
「そっち側はダメだって、言ったじゃない! 何回、言ったらわかるの?」
「どうして、そんなふうに、するの!!」

わたしが見る限り、ぜんぜん、怒られるような自転車の乗り方ではない。
なんであんなに、ガミガミ?
(※「怒る」と、「叱る」は、違うそうです。
感情を押し付けるのは、「怒る」。諭す、指導するのが、「叱る」だとか)

「もう~、あんたは、本当にパパとおんなじで、トロイわねえ!!」

ああ、言っちゃってる。
そんなこと、幼い子供に言ったら、先入観として植え付けられてしまう。

自分は、だめな、トロイ子なんだ。
パパも、トロイんだ。
パパのせいなんだ。
ボクたち、二人ともトロくて、ママに怒られるんだ。

あれこれ、想像してみる・・・
自治会掃除に、お母さんは、夫が参加してくれなくて、イラついている?
最近、夫はトロさが原因で、大きな失敗をやらかして、家庭に大ダメージを与えた?
(夫の浮気がバレたとか?)

あるいは、男の子の行動が、いつもトロトロしているので、お母さんのカンにさわる?
どんな時にでも、折に触れ、躾けようとしている?

しかし、いくら躾けるにしても、全然悪くないない行為を、あんなに叱っては、どうかと・・・

お母さんも、ヤンママとか、できちゃった婚とか、遊びたい盛りの若い人ならともかく、
遅い出産年齢のお子さんのように、お見受けした。

叱って育てるのと、誉めて育てるのじゃあ、ずいぶん、違うだろうなあ・・・

頭ごなしに欠点を取り上げ、否定され続けるのと、
長所を見つけ、喜んでもらえるのとじゃあ・・・・・イジケっぷりが違うだろう。

でも、子育て真っ最中のお母さんたちは、日々の生活に、いっぱい、いっぱい、
満点ママなんていないわけで、なにかしら、ヘマをやってしまう。

 自分では、そんなことを口に出して言っているなんて、気づいていないと思う。
おそらく、わたしも、子供たちには心ないヒドイことを言ったかも知れない。
覚えていないというのも、また罪なこと。
(あまり長時間、べったり接していないので、お互い、よく覚えていない)

ママたち、言いたいことや不満は、ダンナさんに対してあるのでしょ? おそらく。
ある程度、子供も大きくなると、客観的な目で物事を見たりするので、
子供を通して、自分の失敗に気づくっていうのも、ひとつの方法かも知れないけれど、
子供はかわいそうな被害者かも知れない。

わたしは、振り返ると失敗だらけで、いまでも、冷や汗、ぽたぽた、あぶら汗、だらだら。
被害者である子供たちには、懺悔の心境だ。
どうにか、成人してくれ、ほっと胸を撫でおろしている。


ちなみに・・・

 はるか遠方地に赴任している息子、昨夜のミッドナイトに、突然、
「今夜、帰るから、先に寝といて」とメールが入り、一時間後に我が家に帰ってきた。
(あとで、夫から聞いたところによると)結婚式出席と、所用の為らしい。
で、今朝、早々に帰って行った。
昨夜、あらかじめ、出発時間を聞いて、間に合うように早起きして、頑張って朝食を用意したのに、
息子が起きたのは、出発時間ちょっと前。
ぎりぎりまで、お風呂に入っていて、食事には全く手もつけず。
話した会話は、一言のみ。
息子ってやつは・・・愛想ないものですね。

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野菜スープをはじめ、テーブルに並べた品々、アップル・ローズ・ティーやデザートも、みんな、ぱー。
自治会掃除の後、ひとりで黙々と、もぐもぐ、むしゃむしゃ食べました。

誉めて育てたのが、マチガイだったのかも・・・?