蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

サンデー毎日、どうですか?

2010-09-19 | 時事&世の中
楽しい、サンデー毎日の日々?!

リタイアすると、毎日が休日。
大量の団塊の世代も、「就労」というアツい激務から解放される時期を迎えた。
周りには、ぼちぼち、そういった方々が、新しく「サンデー毎日」デビューされている。

リタイアを選択した人、まだ働きたくても、不景気で仕事がない人、
家族には現金収入が必要でも、職場には必要とされていない人、
もう、働きたくない人、人それぞれ、事情、背景は微妙。


専業主婦の方々は、昔からサンデー毎日(というよりは、サタデー毎日)?
自由な時間の使い方においては、先輩だ。

さて、この自由な時間の使い方だが・・・
これには、限界がある。
自由と言っても、制約があるからだ。

お金、健康、家族、周辺事情。
これらのファクターによって、何でもかんでも好き放題、というわけにはいかない。

家族に特別に必要経費や、お世話、介護が必要な場合は、厳しい現実に直面する。
(ここでは、そのケースについては言及しないことにする)
趣味にかける場合は、フトコロ事情によって、楽しみ方をセーブする。
やはり、入る額が減ると、当然、出る額も減らさなければならない。
逆に、体が動くうちに、と、ぱーっと支出額を上げる方もおられるかも知れない。


富裕層って、どこにいる?

昨日の新聞で、
富裕層向けの会員制旅行会社を起業された女性の話が、特集で取り上げられていた。
欧米では珍しくないらしいが、日本には、そういうVIP専門は少ないとか。
自家用ジェットで、ほいほいと、好きな時に好きな場所にお出かけする、そんな方、
日本には、あまりお見かけしませんものねえ。
せいぜい、セスナ機ぐらいでしょうか・・・(しかも、事故のニュースで知るぐらい)


鳩山さんみたいに、純正おぼっちゃまが清らかに棲息されていても、
足を引っ張ろうとする輩がゾロゾロ。
日本には横並び意識が強すぎて、VIPという概念が育っていないのか。
年収1億円以上の会社役員が公表されることになると、当のご本人は大迷惑、
庶民は、横並び感覚で、金持ちに対して、不平不満を募らせる。
民主主義は、富の配分まで、皆、平等にすることなのか?


DNAまで平等???

頑張った人も、頑張らなかった人も、頑張れなかった人も、皆、同じように。
運動会でのリレーも、格差が出るから取りやめ。
遅い子も、頑張れない子も、頑張った子や、能力のある子と、同じように。

不公平がないように、スタート地点で平等にして、
その後は、各自の頑張りや能力に応じて評価することが望ましいと感じる。
スタート時点で平等にする、その方法は
かけっこで言えば、体重、身長、運動能力を揃え、同レベルの子を競わせる?
勉強になると、
各家庭までも平等にしなければ平等だと言えないとすると、かなりの難題になりそうだ。


大勢の凡人の中に、少数の精鋭は、埋もれてしまい、能力を発揮する機会、場所を失う。
学校は、やる気、能力がある子が集まる「私立」に殺到、
挙句の果てには、優秀な頭脳の逸材は、国外に流出してしまう。

能力・やる気があっても、経済的事情で私立に行けない子、塾に通えない子は、
同じスタートラインに立っているとは言えない。
国の補助などである程度、バックアップされているのか、正確な詳しいことは知らないが、
悲惨なケース、不幸なケースを回避するために、税金が使われているなら望ましい限りだ。

中には、親が、ぐうたら怠け者で、お金を稼がない家庭に、国は補助するケースもあるだろう。
子供は、親を選べないのだから、仕方ない。
親のDNAまでも平等にするには、不可能に近いだろうけれど。

ただ、この格差、純粋に能力に応じて、差がつけられているのなら、納得もできるが、
(中には、自分の能力・努力は棚に上げて、勘違いしている人もいるが・・・)
政治家や役人、国や地域、業界の運営の仕方、特権、特定の優遇で、
不当な差をつけられている場合がある。
腐敗した政治が長く続くと、どこの国にも言えることなのだが。


なぁんだ、がっかり・・・

ところで・・・
日本は、財閥解体もされてしまったし、貴族たちは、地位も莫大な財産も失ったし、
欧米のVIP達のような人種は、ほとんど存在しないのでは?
よほど時代に乗って、うまく立ち回らない限り、
相続税を払うと、3代で財産はなくなると言われている。

VIP、思い当たるとしたら・・・
契約金が公表されている有名野球選手とか、芸能人、企業経営者、・・・??
(私に、あまり知識がないのが、ばれてしまう・・・)
記事にあった富裕層専門会社は、日本人向けなのか、外国VIPに対して日本国向け専用なのか?
日本人向けだろうと想像するが、「会員制・高級・オーダーメード個人旅行・倶楽部」のようなかんじ?
だとすると、なんだか新鮮味がないように思える。

この女性社長、会社も軌道に乗りつつあるので、
別のこと(歌手として海外デビュー)を目標に頑張りたいとのこと。
なぁ~んだ。がっかり、がっくり、きた。
社長が事業への熱が冷めて、別の好きな世界に移行となると、
この事業、ちょっと褪せかけた魅力が益々失せた。


のんびりしたいけれど、
あくせく、ラスト・スパート突入?!


さて、庶民には、そういうことには、なんら関係ないのだが、
「サンデー毎日」を、制約を受けながらも、QOL(生活の質)を維持しつつ
足腰の動く間に、謳歌しなければ、あっという間に、身体の自由が効かなくなる。

光り輝くサンデーさえも、
追いかけられるように、駆け足で、汗をかきかき、というもの、ツライものがあるが・・・
よけいな心配をしなくても、
おそらく、そんな楽しい時期は、あっという間に過ぎるだろう。



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