その点、カメラ趣味なんかは直ぐには「張り合い」にならない。作品がないからである。だから牽制し合い使い手の得物ーつまり使用機材を探り、判明したらお互い持ち物を誉め合いながらも優劣を決めている。通勤電車での吊革バトルも面白いっ！腕時計の「張り合い」である。マァそうは言っても、超高級時計をお持ちの方は恐らく通勤に運転手付きか、これまた高級な自家用車だろうからセイゼイ200万円止まりである。バイクも有る、停止線バトルである。車格、出だしの早さ、マフラー音、カスタム度等などこれまた大変なバトルがある訳だ。
「張り合い」という言葉、良い意味で「張り合いが有る」などと言うがつまり自分を奮い起たせ高揚させる為には良い。逆に、張り合うとなると相対して奮起し合い何か勝負の世界である。先日、弦を買いに行った楽器店でギターの試聴をしている方が居て話した。ジャンルは違えど、ギター弾きが通らねばならないという曲がいくつか有るが文字通り例の曲を弾いていた。「アルハンブラ宮殿の思い出」だ。その場で直ぐに出来る趣味の場合、そこで「張り合い」に成る。悪い意味のだ。オイラは、それを避けて披露しなかったが嫌なもんであるなっ！