そこへ、ギターが入る。お互いメロディーを探る。リズムはサルサである。ボサノバの名曲「ウェーブ」を載せる。沸き起こる感慨と歓声。クラシコの方は、そうはいかないっ！譜面だからである。打楽器はいいですなっ！体が揺さぶられる、楽器が弾け、メロディーを載せれば即興である。一発勝負の緊張感と醍醐味が再会を確約にし、その渦は周囲に迄広がる。単独行動も時に選り楽しくも自由で大変に充実するが、共同作業もお互い緊張感を味わい、張り合い、自分を出し合い、引き立て合い、後悔と再勉強に繋がる。つまり建設的である。
昨夜は、音楽趣味のお客さんが三組来てくれた。ギター、サックス、パーカッションであるが、それぞれは別なお客さんである。共通の話題であるから暫し盛り上がる会話、楽器は違えど音楽理論は世界共通であるからコードの進行やリズムの変化等に話は集中する。何故か？譜面を題材に話すと、どうしても過去の名演奏やプレイヤーの話、譜面に則った感情移入の話に成り比較論に発展したり好み論に成る。目の前の実技で訴える事が不可能なのだ。打楽器の方は、叩く物は何でも良い。机でもコップでもフォーク・ナイフでも何でも直ぐに始める。