長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

心温まる「のぞみ」成人式

2011年01月20日 | ブログ

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 1月19日午後1時30分から福祉保健センターにて、小規模作業所「のぞみ」の成人式・新年会が催され、参加させていただいた。恒例の「のぞみ太鼓」でオープニング。お披露目の新しい衣装を着ての会場いっぱいに響く力強い太鼓だった。いつ見ても思うのだが、太鼓をたたいているときの皆さんの顔が実に良い!

 この日は、中島さんと大島さんの、お二人の成人を祝う会が初めに行われ、幼稚園・小学校・中学校の恩師も来てくださり、子どものころのエピソードなど披露され、とても温かい、思わず涙する素晴らしい成人式だった。

 中島さんのお父さん、大島さんのお母さんが思い出や感謝の言葉を述べられていたが、いずれも子どもが成人となったことをどんなにか喜んでおられることだろう!こんな素晴らしい成人式に参加させていただき、心より感謝している。

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 続いて「新年会」に移り、元高校の校長先生による、同時に二つのたて笛を吹く珍しい演奏や、全員でフォークダンスを楽しんだ。

 人は一人一人、みんな違う。違ってこそいい。誰もが「支え、支えられ」力を合わせて生きている。誰ひとり、一人では生きられない。支える方法、支える力は様々。それを支えるのが国であり、自治体であるはず。

 もう一度憲法の目指すところに戻り、活かしていく不断の努力が必要だと痛感する。


新年会 今年も全力!

2011年01月18日 | ブログ

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 日曜日(1月16日)は、新年会の「はしご」。気持ちを新たにして皆が力を合わせて頑張っていこうと楽しい新年会に参加させていただいた。

 午後には共産党三輪支部の新年会が開かれ、参加した。いつもの会議と違って誰かが司会進行を務めることもなく、ざっくばらんにおつまみをとりながら率直な意見交換ができた。自分たちが入党したころの話や、今に生きる苦労話、若い人たちの考え方・見方など、流石社会の見方・分析は鋭い。自分の生き方の問題としても共産党員として生きることに誇りを持てた会話ができた。

 夕方からは、1年に一度のボーリング大会に出席し、なんとか成績はスコアーを100超えることができ、ホッ 学生時代を思い出しながら投げるも、思うようにはいかない。

 外は。場所を移して、鍋を囲んでの新年会。市内で商売をなさっている方々の新年会に参加させていただいた。仕事がなく、他へアルバイトに行っている方。昨年見た顔が今年は見ない。聞くと、廃業!つらい話がいっぱい。何としても景気を回復させてほしい!との願いが詰まった新年会となった。

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 1月17日(月)午前10時30分から、「北摂三田第二テクノパーク開発事業」の安全祈願祭に参加してきた。県の開発許可がおり、今年1月から2年間で第一期造成工事、2012年4月からは第二期造成工事が予定され、大和ハウス(株)が事業者となっている。総事業面積97ha、企業進出で三田市民の雇用促進を期待する。ただ、今あるテクノパークのように雇用の中心がパート労働や派遣などのように、非正規労働ではなく、できるだけ正規労働となれるよう、注視していきたい。

 三輪神社宮司による式が進められた。無神論の私だが、工事の安全を願う気持ちは皆さんと一緒。

 午後からは、生活文教常任委員会に出席。3月議会に向けての条例提案等の説明がなされた。

 「(仮称)駅前子育て交流ひろば」の開設案が提示され、説明を受けた。現在、フラワータウンにある多世代交流館(フラット)は子育て中の親子がよく利用されており(就学全人口の約17%が利用)、このサテライト的な位置づけとして三田駅前の木っぴぃーモール6階、会議室を改修して「ひろば」が運営されることになる。

 運営主体は、NPOや民間事業者に委託するとのこと。そのコンセプトは、「市民活動の特性である『生活する立場からの問題意識』を活かし、行政のような縦割りの仕組みにとらわれない柔軟で迅速な対応することにより、更なる市民ニーズに対しきめ細やかなサービスの提供を目指す」(三田市市民活動支援基本指針)とされている。

 この赤字部分は、行政自らが作成した文書であり、行政も自身のことをそのように認識されているようである。その認識を改めるべく行政自身の改革を是非ともしていただきたい。わざわざ民間に委託しなくても行政で十分対応できること。


僅か30分の質問時間・・・これで直接市民の声が聞けるの?

2011年01月15日 | ブログ

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 コミュニティーバス等の導入を検討するとして、これまで団体代表や公募市民、神姫バス、三田警察などから参加された方々が、北川博巳研究員(兵庫県福祉のまちづくり研究所研究第一グループ長)を中心に検討が重ねられてきた。

 残念ながら先進地への視察は千葉県へ昨年1度だけ北川研究員と市役所職員の2名のみが行ってきただけで、検討委員のメンバーは誰一人として視察ができておらず、先進地での実情や、また失敗した自治体が何故失敗したのかなど、生の実態をつかむことができていない。また三田市内の広い地域で農村やニュータウン、市街地やその周辺の状況など、更にはそこに住む人々がどのような要望を持っておられるかなどの声を聞くことさえ行われていない。

 そのような状況の中、これまで会議を持って検討し、委員会としての「案」(新たな市民生活交通導入指針)が作られ、昨年12月の検討委員会でその説明がなされた。それに基づいて、今日、1月15日(土)午後2時30分から4時までの1時間30分の時間で駅前、キッピィーモール6階で説明と市民からの質問に答える「市民説明会」がもたれた。

 会場に40名近い人(傍聴を含め)が参加され、60ページ近い資料がそれぞれの席に配布されており、それに沿って説明がなされた。挨拶を含め約1時間かけての説明。終了後、会場からの質問とそれへの説明という形がとられた。

 次々と手が挙げられ、僅か30分の時間があっという間に過ぎ、終了時間10分延長して、説明会が終了した。まだ数名の方の質問を打ち切っての終了であった。

 「片足が義足で坂ばかりの道を歩いてバス停まで行けない。」「コミバスを走らすといっても、坂の上まで上がってきてもらわなければ困る(利用でいない)。生きている間は健康でいたい」「小さなバスで良いから、コミュニティーの中を走るバスで、老人、子どもが、あまり歩かないで利用できる方法が良いのでは。自家用車を使わなくて済み、バス利用でバス会社も潤うのではないか」等々、の意見や切実な状況が出された。

 また別の方からは、「説明を受けた資料が思った以上に多い。今の説明だけで一度に理解できない。今日の説明会までに事前に資料を渡しておくべきではなかったのか」などの指摘をされていた。

 僅か1時間30分の説明会。説明に1時間かけ、質疑応答は僅かに30分だけの設定。(実質的には時間を延長して40分となったが)しかも、質問を打ち切られ、質問できなかった人が数名も残されたまま、説明会を終了したのである。市民に直接説明をし、生の声を聞き答えるためには、あまりにも少なすぎる時間の設定である。本当に市民の声を聞く姿勢が市にはあるのだろうか?疑わざるを得ない!(今日から2月3日までパブリックコメントを募集するとして、ファックス・Eメール・郵送などの方法がとられるので、どしどし意見を上げてくださいとのことだが、何故、もっと直接市民の声を聞き、それに答えるための方法をとらないのか?私自身議会で何度も指摘してきたのに、全く無視である!)

 市民の目線に立つというのなら、また、高齢者のための交通を考えるというのなら、高齢者が参加して意見を言えるように、地域に出かけていかないのか?(「キッピィーモールへ来い」と言われても行けない人の生の声を何故受け止めようとしないのか!)

 今日の「説明会」は、三田市の姿勢がとてもよく表れたものであった。これが市民の目線に立ち、常に市民に優しい市政というもの!ひとの痛みを受け止め共感できる市政なのか?

 皮肉にも、ある委員の言葉はそれを物語っていた。「委員として参加し、意見を述べても、全く反映されない。既に市が予めの筋書きを作っており、それに沿って進めているだけ」

 これでは市民に信頼される市政になれない!


議会での質問はパーフォーマンスか?

2011年01月15日 | ブログ

 多くの自治体議会議員の定数削減が花盛りだが、そもそも、何故定数削減なのか?

 三田市では、「議員の活動が見えない。働いていないのではないか。○○議員はどうなのか?財政が厳しいというなら、議員定数を減らすべきではないか」などの意見が出ているのは確か。議員の中でも、「多くの自治体で減らしており、議員自ら身を削るのはやむを得ない。」「流れとなっているからやむを得ないのではないか」等々。

 確かに、私自身、議員になる前は一部の議員の活動以外、ほとんどそれぞれの議員がどのような質問を議会でしているのか、市が発行する「市議会だより」をみても分からなかった。どの議員がどんな質問をしているのか、書いてないのである。

 議員の中にはそれぞれ独自に活動ニュースを発行している人もいるが、全ての人のところには届けられていない。やはり各議会ごとに発行されている「市議会だより」は、最も手ごろに議員が議会でどんな質問をし、市民の声を実現しようとしているのか、また予算や条例に対して、どんな対応をしているのかを市民に明らかにするべきではないだろうか。それによって、有権者として議員を評価し、また判断できる。

 議会改革で「市民に見える議会」の初歩が市議会だよりを分かりやすくすることではないだろうか。ところが、議員の中には、「議会での質問」をパーフォーマンスとみて、議員の質問内容と議員名を「市議会だより」に明示することは問題があると言っている者もいる。

 議会での質問は市民の声や要望、行政の問題点を質す大切な本質であり、市民の代表者として全く当然すぎる義務でありまたその責任を果たすことである。それをパーフォーマンスとしか見れないとは、何のために議会があり、議員がいるのかの意味すら理解できていないのではないだろうか。

 市政運営で市長と、その市長の進めようとする内容が、市民にとって相応しいものであるのか、しっかりとチェックし、調査もするのが議会の役割である。その仕事をするのが議員である。だれしもが毎回の議会や委員会の傍聴をできるわけでもない。だからこそ、分かりやすく公開すべきと思う。

 議会で質問するために、どれほどの労力を割いて調査をしなければならないのか。1つの質問で僅か10分であっても、その質問をするために何十倍もの時間を使って現地調査や行政への調査、法令や過去の事例など、様々な下調べなどが必要であり、単なるパーフォーマンスでできるものではない。それどころか、声に出して言えない多くの人の、または、たとえ一人の人の声であっても、しっかりと胸に受け止めて、必死の思いで質問に立つのである。


まちづくり基本条例策定委員会を傍聴

2011年01月13日 | ブログ

 1月12日(水)午後7時から市役所内において「三田市まちづくり基本条例策定委員会」(#4)が開かれ、傍聴した。

 この日の委員会では、市民検討会議でコーディネーターを務められた関西学院大学の長谷川 計二氏による「まちづくりと市民自治」の考え方の提案がなされ、質疑を中心に進められた。

 市民検討会議の素案、議会側の素案、行政側の素案が対比的に説明されたが、市民側の素案には、議会・行政の側の素案にない「市民が選挙で選んだ市長や市議会に対して、単に信託をしたに留まらず、市民が市長・議会をチェックし、要求できる『参加』を定義」していることだ。ただ、この「参加」の定義自体がどこまでかかわるのかが難しく、具体的には「政策等の立案や実行までのプロセスを市民に公開すること」。

 「行政に任せておけ」「議会に任せておけ」式では市民が主人公とはなれない。市政はそこに市民が生活・学習・労働しており、それらが快適になされるために、市民の様々な意見や要求が実現されなくてはならず、そのためには市政に市民がどのようにかかわっていくのかが重要となってくる。それを「参加」と表現しているようだが、行政側は「『市民に極力情報を公開している』から市政進展のプロセスが市民に明らかにされている」と説明している。議会側は市民の代表として市民の声を代弁したり、行政をチェックしているとしているが、はたして本当にその役割が果たせているのか?私自身議会にいて、はなはだ不十分であると感じている。

 議員の側の勉強不足、調査不足、情報不足が重なると、議員として、全くみじめであり、その責任を果たせない。

 「ひと」が大切にされ、本当に主人公となるための自由な、そして充分な議論を通して「まちづくり基本条例」へと結実していくことを望む。