兵庫県内のある自治体で、今開かれている定例市議会に「生活保護や児童扶養手当を受けている家庭を周囲の市民に監視させる条例」が提出されたとのこと。
どういった発想からこのような条例を創ろうと発案されたのだろうか?あまりにも人権感覚から遠い人たちの発想ではないだろうか?
そもそも、いずれも憲法に保障されたものであり、また国の責務でもある。それをまるで犯罪者を監視するようなことであり、提案者の意図をぜひとも知りたいものである。
そもそも、本来ならだれが生活保護を受けていたり、児童扶養手当を受給しているのかは、本人と家族など一部の特定の人にしかわからないはず、それを行政が他の市民に伝えることは、「個人情報保護法」にも抵触することではないだろうか!
この条例案が否決されることを望む!
受給者の尊厳を大切にすべきである。パチンコがダメでアルコールは良いのか、肉は贅沢なのか・・・。
嫉みや密告など人間不信と行政不信につながる。戦時下の国民統制や国家総動員など、この道はいつか来た道になるように思える。
また「兵庫県のある自治体」ではなくマスコミにも書かれているように「小野市」と記載すべきである。