長谷川よしきのブログ

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国と石綿建材企業はアスベスト被害を認め謝罪と被害者救済を!

2017年02月17日 | ブログ
「建設アスベスト訴訟」とは・・・
アスベストの有害性を知りながら、もうけを優先して業界ぐるみでアスベスト建材を積極的に製造・販売した建材メーカー。
何ら有効な規制を行わず、そればかりか建築基準法でアスベスト建材を不燃材・耐火構造に指定して使用を促進してきた国。
建設アスベスト訴訟は、全国6か所で建設作業に従事して中皮腫や肺がんなどを発症した建設作業従事者が建材メーカーと
国の法的責任を追及しています。 (2017年2月17日付「関西建設アスベスト大阪訴訟原告団・弁護団」のチラシから)



アスベスト被害者が次々を亡くなる中、関西でも被害者による裁判で闘っておられます。
仕事一筋に働いてきた人が人生の途中でアスベストが原因で肺がんや中皮腫で苦しみながら亡くなっているその本人や家族の悔しさを思い、
きょう午後大阪地裁での「関西アスベスト大阪2陣訴訟」を傍聴し、その後の集会に参加してきました。
傍聴しようと集まった人は100数十名となり、抽選に私も漏れた人と一緒に裁判所1階に集まっていましたら、入場券をいただくことになり、
支援者とともに、決して他人事ではない思い出私も法廷に入りました。

午後2時から始まった原告意見陳述には、故宇土 敏巳さんの長女、瀧本 愛さんが娘のりんちゃんとともに法廷に立ち、訴えました。
父である宇土さんは、昨年7月28日、62歳の若さで肺がんのために亡くなりました。
「40年間大工一筋に働いて、肺がんが発症・左肺摘出手術を受け、「孫のために、まだ生きるんや」と抗がん剤治療に苦しんできました。
父から『不安や・・・』と娘の私に電話があるも、『大丈夫!がんばれ!また行くから』と電話を切り、後日姉と見舞いに行くことを
決めていた日に、病院から『急変した』と連絡を受け、駆け付けたものの父の最期をみとることができず、一人天国に行きました。
父親は、孫のりんちゃんのランドセル姿を見ると頑張ってたのに・・・
父の命を奪ったアスベストが許せません。アスベスト入りの建材を売ったメーカー、それを野放しにした国は人の命を奪ったことを認め、
償ってください。」
この滝本 愛さんの訴えに法廷にいた多くの方が目頭を押さえていました。涙なしには聞けませんでした。

閉廷後、近くにある大阪弁護士会の会館12階に原告・弁護団・支援者が集まりました。
この集会でも、支援者・弁護士・原告の皆さんの発言には、やはり多くの方が涙していました。

冒頭に書いた、弁護団のチラシにあるように、すでにこの間の裁判で国の責任を認める判決が相次いでいますが、一刻も早く国と企業は責任を
認め、被害者救済を急ぐべきではないでしょうか!

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