常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

春を探しに

2018年03月12日 | 日記


この季節になると、気象庁から桜の開花予想が発表される。それによると、東京の開花が22日、仙台では4月10日と予想された。もう1週間と少しで、東京では桜が咲き、公園では花見の宴が始まる。山形では、類推すると4月15日ごろであろうか。先ず平年並みの開花予想だ。カメラを片手に、坂巻川の周辺に春を探しに出かけて見た。土手の桜はまだ花芽は固い。梢の先に着く花芽は、芽鱗というものが幾重にも重なって、冬の寒さや乾燥から守られている。冬芽と呼ばれる。写真をアップで見て見ると、少しではあるが変化があるように感じられる。固い芽鱗が、なかの芽が微妙に大きくなると、少しゆるんだような感じになる。ほんの少し、芽鱗が後退して、蕾がふくらんでいるように感じる。



視線を地面に落とすと、植えてある水仙が葉をもたげ、花芽がすでに色づいている。10℃以上の気温が1週間も続けば、あの黄色い水仙の花が見られるような気がする。スイセンにも色々な種類があって、伸び始めたものがどの種類か私には分からない。ナルキッソスという名は、池の水面に映る自分の姿に恋焦がれた神話は有名だ。ナルキストという言葉は、この花の名から生まれた。

黄水仙雨にしなひて向きむきに 上村 占魚



花木の間を力強く顔をのぞかせるのは、ふきのとうである。家の付近をめぐること30分、所々に春の息吹が感じられた。このブログを始めて6年が過ぎた。昨日投稿した「泉ヶ岳」には、922ヒットの閲覧があった。拙い山行の記録だが、参加できなかった人が楽しみにして読んでくれているという話も聞いた。時おり親しくコメントを寄せて下さる読者もいて、このブログを書き続ける力にもなっている。
コメント
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