
山形岳風会の新年会が葉山温泉古窯で開催された。心配された雪も時おり晴れ間が見える天候となった。山形県の内陸と仙台にある支部の吟友400名が集う恒例の催しである。会場付近では晴れ間が見えたが、新庄、長井などの豪雪地域では、朝吹雪との話が聞こえた。先週から居座る寒波は当分日本列島を去る気配はない。
今年初めて会う吟友は、皆元気に見える。久しぶりに会う人も多い中、いつも見えている人の顔がなく一抹の淋しさもあった。吟では丹野副会長の「新年祝いの詩」が初吟会の雰囲気をかもしつつ、おだやかな年の始めにふさわしいものであった。
新年祝いの詩 木村 岳風
初夢円かに迎う元旦の天
暁風に颯爽として旭旗翻る
屠蘇一献心身朗らかに
吟じ起こす新春の正気篇

初吟会のメインは懇親会と抽選会である。古窯のお節風の弁当は、彩りが鮮やかでビールが美味しく飲めた。少ない会費のなか、高齢者の多い会にとっては十分ではないか。今年一年の活躍と来年の初吟会での再開を誓う楽しい新年会となった。