狸喰うモノ牛愛でるモノ

虐待放置、インチキ優先のやり方を信用出来るわけねーだろ

モラルってどんなだ

2011-03-04 10:12:55 | Weblog
今から二年ほど前だっただろうか、東京の街を取引先の
中間管理職の人と歩いていた。
その人がタバコを取り出し歩きながら吸い始めたのだが
私はそのことに対して眉をひそめる、常日頃そうした場面に
出くわした時していることだが、をしなかった。
何故しなかったのかが自分の中でちょっとした謎に
なっているわけだが多分、不快が足りなかったのだと思う。
私の記憶が確かなら、そのタバコはその後道に捨てられた。

女性に交通モラルが見られないといった趣旨の事を
何度か書いた記憶がある。
他方、大規模災害の現場における食料の配分は
女性に任せたほうが上手く行くといった話があり、
そのことについて疑問をもってはいない。
私はこの違いが共感とモラルの差であると見る。

共感とは最小悪感である。
とりあえずはそう仮定する。
災害現場における食料配分問題は基本的には簡単だ。
等分すれば良いだけの事。
それが出来なければ周囲が配分者の行動につき悪感を持ち
視線や発言となり広がっていくと。

男性にはこの等分が出来ないらしい。
何故だろうか。
支配欲がありそれのために利用しようとする、
女性はそう言うだろうそしてそれが、
実態から外れた発言だと感じない。

何故男性は食料を支配しようとするのか。
多く得た食料をどうするのか。
身内に多く分ける。
合理性を欠いた行動だ。
何故そうするのか。
馬鹿だから、と言ってしまえばそれまでなのだが
そうする行動原理が多くの人につき固定化するには
それがそれなりに正しいとされる社会経験が
多くの人にあったのだろうと推測する事も出来る。
それは何か。
インセンティブだろう。

旧来の女性の役割は家の中の仕事にあったと。
それが良いか悪いかは今ここでは扱わない。
男性の役割はどうか。
家の外の仕事にあったと。
女性は他の女性に対して同じ仕事をする。
他方男性は、他の男性に対し違った仕事をすることが
常識の一部として社会が出来ていると。
生産性と消費、責任と監視。
自分の最大生産性を目指すという男性の方向性が
災害現場という非生産社会ではまったく機能しない、
害にしかならない、そういうことなのではと。

男女の社会の違いは出た。
ではモラルとは何か。
見えないことへの配慮がその原点なのではないかと見る。
横隊と縦隊の差がそれだ。
顔の見える範囲で互いへの悪感が最小になるのは
おそらく横隊しかなく、何時来るか判らない対向者へ、
あるいはもっと多数の周囲の他人への配慮をすれば
当たり前に縦隊を取ることになる。
もちろん顔の見えない相手への配慮というのは
馬鹿な男には実現不能だろうそしてその場合、
狭い範囲で媚びるか偉ぶるかだけの男が出来上がると。

見えないことへの配慮を持ち得る人、持ち得る状況
というのは限られていると。
では現実の「モラルのある社会」にあるモラル
というのはどういったものか。
どっかの誰かがした予想集でそれらの内
機能するとされたもの、というのが実際に
モラルとされているものなのではと推測する。
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KY

2011-03-04 10:12:17 | Weblog
久しぶりに実家に行った。
ネットをしていたら何を見ているのかとの質問。
怪獣の大きさ比較図だと画面をスクロールして見せたところ
「人にはテレビを見るなと言っておいて」との発言。
少し考えてから「政治の話、影響されなければ良し」
と返答したが「影響された所で迷惑をかけるわけでなし」
とのこと。
彼女と同等の考え方をする有権者は日本には数千万居る。

朝日新聞によるとKYとは空気読め(Kuuki Yome)の略だそうな。
今回はこの空気読め(read the air)の方の話。

オウム真理教教団が地下鉄サリン事件を起こした後に
日本のテレビ報道が盛んに報じたストーリーの一つが、
ある理系の学生が大学で勧誘されてサリンを作るに至った
というものである。
日本中の来年度新入生に「怪しい勧誘は断るべし」といった
空気が出来ただろうと推測する。
そのころ新入生を待ち構えていただろうサヨク陣営は
最大の根拠地が吹っ飛びオルグどころでは無くなっていたと。
永田町では社会党がこれまで語ってきた事の多くが
批判専門の絵空事に過ぎなかったことを実演していた。

たまたまアカく染まらない理由が三つ重なった年があった。
その年から下の人たちが主流となった場所が
2ちゃんねるでありニコニコ動画であると。
それを見た朝日新聞記者やその読者たちが
「若者の右傾化」と書いた。 「空気読め」と言った。
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