ミドリノツヅリ

ベランダで育てている植物たちについての覚書。
と、文鳥のこと。
その他のこともたまに書きます。

蓮根予約しました

2011年02月10日 | 家にないもの
悩みましたが、予約してしまいました。蓮(の根っこ)が、来月下旬には家にやって来ます。
決して広くないベランダで色々やってるベランダーなので、小型の蓮(一重咲き、ピンク)を選びました。
到着はまだですけれど、初めての水生植物なので、計画は出来るだけしっかり立てておかねばなりません。
写真は、プラスチック製の漬物容器です。近くのHCに無くて結局、都会のTハンズで購入しました。これに泥を入れ、化成肥料を入れ、蓮根を植えます。そしてボウフラ駆除のためにメダカを泳がせます。図らずもメダカ飼育にまで手を染めてしまう予定なのです。数は最小限で飼い始めると思いますけれど。苔掃除のためのタニシは、いまだ悩むところ。
漬物樽はサイズ的にも丁度良く、手頃で使いやすいんじゃないかな?と思ったのです。
できることなら私も、アンティークっぽい陶器の鉢やなんかでせっかくの蓮を育てたいとは思うのですが、そういう水鉢はとても高価です。それに、大変ハードルの高い未知の植物に挑戦するのだし、もしも失敗したらその時にはそれこそ目も当てられないと思うから、初めての今年は手頃なところで手を打っておきましょう…ということで漬物樽になったわけです。
丁度良いサイズがあれば、バケツでも良かったのかもしれませんけどねえ。
まあ、今年はこの容器で、蓮「喜上眉梢」が育てられる予定です。うまくいくのか…非常にドキドキです。


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ガウラ、クレマチス、そして蓮

2011年01月06日 | 家にないもの
年明け早々「今年は、新しいものは何を植えようか?」とアレコレ考えております。
バラはまた増えるかもしれませんが、今はバラ以外の植物のことで。

私の頭の中だけでほぼ決定しているのは、まずはガウラ(白蝶草)とクレマチス。
ご近所にたいへん素敵な感じで植物を植えているお家がありまして、そこにあるガウラがとても良い感じで印象的なのです。一見して無造作に見えるけれども、近づいてよく見るとじつは繊細な心配りのされた庭…という雰囲気。去年11月に引っ越して来て、そのお宅の植物たちに気づいた時から、ガウラについては、あれ私も欲しい!と羨望の目で見ていました。けっこう背丈が高いんだな、と思っていましたが、調べてみたらコンパクトなタイプもあるようですね。
そしてクレマチスは、バラを育てている以上無視できず。バラと最も相性が良いと言われますが、ほんとにそうなのかな、ハーブのほうが取り合わせ的には良くない?…と、個人的には思っていたのですが、まあ自分で育ててみないことには何も始まらないので(とか言って本当は目新しい植物を育ててみたいだけだったりします)。いま、なぜか青~紫系の花がとてもほしいので(青い朝顔も早く育てたい。去年、種蒔きしそびれたので…)その花色で探してみたいですね。
この2種を今のベランダに迎えることに、とくに大きな問題ありません。ガウラにはけっこう大きな鉢が必要になるかも、という事も、クレマチスはツルの誘引が難しいかもなあ、ということも、乗り越えられる問題だと思います。

問題はタイトル最後の「蓮」です。
私の頭の中で、これだけはまだ決定していません。なんといっても蓮。水生植物。非常にハードルが高い。水を置くと必ず蚊がやってきてボウフラが発生し、去年の引越によっていったん解放されたはずの蚊との闘いがふたたび…ということが、やはり最大のネックです。メダカを入れればいい、という解決策があるようですが、生き物もハードルが高いですね。強風・台風の時はどうすれば? 帰省中は大丈夫か? などと、問題は山積みになるような気が。
メダカは昔々、子供の頃に飼っていたことがあり、親メダカが沢山卵を産んでそれが次々孵ったのですが、やがて何故か全滅してしまいました。しかし当時はもちろん実家住まいだったので何かとフォロー体制もしっかりしており、メダカやヤドカリや小鳥といったものなら比較的、気軽に飼うことができたのですね、子供でしたし。今はそれらをうっかり導入したとしても管理する者は自分以外に誰もいないので、慎重にならざるを得ません(ペット不可だから小鳥はダメか)。
しかし、蓮。とりあえず蓮のことです。小型スイレンからチャレンジするという手もありますが、しかしよくよく考えてみると私が育ててみたいのはスイレンではなく「蓮」なのでした。大型種はどう考えても難しそうなので小型の茶碗蓮などを選んで、頑張ればできないこともないのでは…という考えが、頭の中から消えてくれません。
以前から蓮は好きでしたが、水生植物であるということで「無理」と思っていました。しかし最近ベランダで育てている人も多いようだし、「不可能」というわけではない。頭から無理と決めつけず、やってみればいいのでは…?という誘惑に、現在とりつかれております。
ベランダで咲く蓮。
ああ、それはなんという誘惑なのでしょう。
ベランダにおける薔薇の開花については、地に足がついた喜びというか、咲かせるノウハウも少しは知っていて、こうすればこう咲く…という道筋がなんとか見えている。だけど、ベランダにおける蓮の開花は奇跡的な気がする。いまの時点では未知の植物だということもありますけれど。
うちのベランダであの大きな蓮の花が咲いたら、思わず泣きそうになってしまう気がする。きっとそれは特別な瞬間だと思う。
まあ、しょっぱなから大型種には手を出さないと思いますが…。
こういう時、近所に園芸仲間がいればなあ、と夢想します。その架空の園芸仲間が「最近、蓮を始めたんだ~」とか言ってくれれば、植え替え・株分け(?)の時に余ったレンコンを貰うのに。そして「せっかく貰ったから」とか自分に言い訳して、せっせと世話することができるのに。それでボウフラがわいたとしても「いや~あの人からせっかく貰ったものだからさ、なんとかしなきゃね」とかいってメダカを投入することもできるのに。
そんな園芸仲間は近所にいません。いま私がいちばんお知り合いになりたいのは、ベランダで蓮を栽培している人です。
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イングリッシュローズ

2010年12月04日 | 家にないもの
今年、バラの大苗予約は、まだしていません…まだ。
引越のごたごたもあったし、バラは現在6鉢、あまり増やしすぎても育てるスペースがない、といういつもの悩みもあり。
しかし。そういえば今はイングリッシュローズがないんだなあ、と思いついて…思い出してしまったのはジ・インジニアス・ミスター・フェアチャイルドなのでした。チャールズ・レニー・マッキントッシュを残念ながら枯らしてしまってからERは買っていませんでしたが、マッキントッシュを買う時に悩んだのがこのミスター・フェアチャイルド。私の好きな紫がかったピンクの、芍薬のような花。でも随分大きく生長するみたいだなあ、と思ってためらい、フェアチャイルドに似ているけれど鉢向きで小ぶり…ということでマッキントッシュを選んだのでした、そうなのでした。
さて、おわかりな方にはおわかりでしょうが、私は現在フェアチャイルド大苗予約をすべきか否か…を、たいへん悩んでいるわけです。
マッキントッシュを育てていた時に比べて、ベランダが大きくなったわけでもなく、バラ育成のスキルが上がったわけでもなく…。しかもERは高い。また枯らしたらダメージも大きいぞ、とは思うものの。
一度は育ててみたい! フェアチャイルド。憧れの、あの芍薬のような花。
うちのベランダでマダム・アルディを育てる、とかいう試みよりは、敷居が高くないように思うのですが、違いますか? アルディもほんとに憧れのバラではありますが、さすがに手を出せませんが…。
フェアチャイルド。あああ、どうしようかなあ。
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モスの誘惑

2009年10月26日 | 家にないもの
バラの大苗予約シーズンです。
とにかくスペースが狭いので、このごろでは何であろうと鉢を増やすことは躊躇っていたのですが、なんとどうしたことか(やっぱりと言うべきか)欲しいバラがひとつ…。
それは、ミニモスのドレスデンドール。
モスローズはなんといってもあの苔のような毛(?)がとても魅力的なのだけれど、棘がすごいし、あれで大きく育ってしまったら狭いベランダではちょっと難しそうだなー、と思っていました。引っ越してからも広大な庭は望めないでしょうし。
(※引越はどうなっているのかというと、どうも来年になりそうな気配です。来年夏には必ず引っ越さねばならないので、それまでにはどこか別のベランダなり庭(運良く庭でも、たぶん極小庭の可能性高し)なり、に移ることになるはず。)
…で、今のベランダでも、特にジュリアの枝が結構好き放題に伸びることで少々困っている状態であって、うっかりすると隣のジャクリーヌやマダム・ゾイットマンの枝とも絡まりあったりして、これがモスだったらきっともっとすごい事になる…と思っていました。
だからモスは遠慮しよう、と思っていたのですが。しかし。
しかし、ミニモス。
ドレスデンドールはミニにしては大きめということですが、それでもミニじゃないモスよりは小ぶりなようです。極小ベランダには、小ぶりならば何でも嬉しいのです。
小ぶりなモス、ドレスデンドール。
モス。ああ、モス…1鉢くらいは育ててみたいなあ、モス。
…そんなわけでドレスデンドールを迎えるべきか否か、私は今大変悩んでいるところなのですけれども。
もうお分かりかとは思いますが、すでにモスの誘惑に負けそうです。
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ジャクリーヌ・デュ・プレの誘惑

2009年04月05日 | 家にないもの
ジャクリーヌ・デュ・プレは、難病で夭逝したチェリストの名前をもつバラ。
そろそろ新苗の季節だなあと思って、特に目的もなくネットでいろいろバラの話題を見ていましたら、ピンク・サクリーナ(アストロノミア)→デンティ・ベス→ジャクリーヌ・デュ・プレ、という具合に辿り着きました。
いや、うそです。「いいバラないか~」「買えそうなバラないか~」と思って、バラ欲しい欲にかられてネットしていましたら辿り着いてしまいました。「バラはもういくつも買っちゃったから、よほど気に入らないとこれ以上は買わないけどね、もし、あくまでも”もし”ですよ、新苗で買うとしたら何がいいかな~」とか、うわべでは思っているわけですが、本心では単に脳天気に「新苗シーズンだしバラほしいな~」と思っているだけです。
ピンク・サクリーナは確か'06年くらいの新しい品種だそうですが、桜そっくりですごくかわいいですね。デンティ・ベスは、似た感じですが昔からあるもので、やはり桜風味。ジャクリーヌはもうちょっと花びらが多くて半八重ですね。
一重のバラは花もちがあまりよろしくないけれど、次々に咲くというものが多いのでしょうか。
つるじゃない方のデンティ・ベスを買っちゃおうかな…と思ったのですが、ジャクリーヌが捨て難く、寝る前にまた「バラ大百科」なども眺めつつ悩む。問題は花もちや耐病性よりもバラ自体の大きさで、決して小さくはないと思うので、うちのベランダでこの上バラを増やして一体大丈夫なのだろうかと不安に思うのでした。
しかし、ジャクリーヌは花をどんどん咲かせて切り詰めればコンパクトにも仕立てられる…らしいので、買っちゃおうかな、と心が動く。
…ホントに買っちゃおうかな。
いやいやしかし。冷静に考えねば。うちには広大な庭は無いのだということを忘れてはいけない。引越先のベランダが今よりも狭いかもしれない可能性も忘れてはいけないのです。
だけど。それでも。ジャクリーヌ・デュ・プレの花が忘れられない。
そして2鉢ずつあるハーブ2種を、もしかしたら実家の母が1鉢ずつ貰ってくれるかもしれないのだ。そのぶんのスペースは(ちょっとだけど)空くのだ。
買うべきか買わざるべきか、これからまたしばらく悩むことでしょう。

※ベランダのうどんこを根絶すべく、ジュリアとレンゲローズにはカダンセーフをかけてみました。
ジュリアは葉っぱが波打ってしまっているし、黒星も出て結構な枚数の葉っぱを失い…新芽が出てきたばかりなので、なんとかここでダメージを食い止めたいものです。やはり、割と病気に罹りやすいほうなのかな。
ほかのバラたちにもあやしげな葉っぱは数枚見られましたが、ジュリアほどではないんだよね。
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パンジーとビオラ

2009年02月17日 | 家にないもの
ここのところ、ミニバラのオマケで頂いたパンジー「いちごショート」が次々と花をつけ、ちょっと茎が短いけど切り花としても楽しめてしまう、という予想以上の健闘ぶりです。
前にも書きましたように、パンジーといえばアブラムシがつくものと思って買わないようになっていた私ですが、久しぶりにこの気前のいい咲きっぷりを目の当たりにして、改めて感心。
ここへ来て「パンジーもっと欲しい病」までもが再発してしまいました。
パンジーを増やすならフリルパンジーというのが欲しいなあと思いまして。
あれの「オルキ」シリーズとか「ムーランルージュ」がいいなあと思いまして、早速ネットで検索。
(私は現在かなりの都市部に住んでいるので、ホームセンターというものが近くに無くて、近所に小さな園芸店はあるものの、狙ったものはまずはネットで探すことが多いです。園芸コーナーの充実した、巨大なホームセンターの近くに住みたいものだといつも夢見ています。巨大園芸店の近くでもいいです。)
しかし、いつものようにネットを探しまわった結果、フリルパンジーはほとんど売り切れだとか、あっても数株のセット販売だとかで、私が欲しいのは1品種につき1株くらいなので(何せスペースがものすごく限られているので)残念なことでした。
パンジー、ビオラの苗購入には、もう時期が遅かったのですね。
いちおう某デパートの屋上の園芸コーナーにも行ってみましたが、目当てのものは発見できませんでした。
ビオラは黒い花を咲かせる「ブラックジャック」が欲しかったのですよね。
これはつい最近、手塚先生のブラック・ジャックを全巻読み返す(秋田文庫のを、1晩に3冊くらいずつ)ということをしており、やっぱり面白いわあ良いわあ~と思っていたところにたまたま同名のビオラを発見し、わあ欲しいわああ~、となったのですが、今季は見送りのようです。
秋にはフリルパンジーとブラックジャックを、是非うちのベランダに!と、今から思っています。

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大苗予約

2008年10月02日 | 家にないもの
バラ。
1鉢買ってしまったら、人はそのままズルズルとバラの世界に引きずり込まれていってしまうような気がします。
ジュリアを育て始めた今年の春…初夏に近かったでしょうか、最初のころは増やす気なんか無かったんです。本当です…すくなくとも最初のうちは。

さて、イングリッシュローズの大苗を予約してしまいました。
結局選んだのは先日2種に絞ったジ・インジニアス・ミスターフェアチャイルドでもアンブリッジローズでもなく、チャールズ・レニー・マッキントッシュというバラ。
フェアチャイルドはいろいろ調べてみたところ、どうしてもベランダ向きではないような気がしました。
育てられないことはないのでしょうが、うちのベランダは決して広くないし、いずれ地植えすることも出来ないと思ったほうがよい(庭付きの家に定住するのは難しそう、ということです)。
フェアチャイルドの鉢だけで今のベランダの奥行きは一杯になってしまい、ベランダを人が通行できない状態になってしまうんではないだろうか。
今のマンションもいずれ(2年以内に)引越すことは決まっているのですが、次の家のベランダが今以上に広くなるという保証はどこにもなく、むしろ狭くなる可能性だってあるのです(ベランダ自体が「無い」物件とかは、ベランダー的には即却下になると思われます)。
チャールズ・レニー・マッキントッシュならば、調べてみても「鉢植え向き」と書かれているところが多く、その情報は確かであるらしく、さらに花の形がフェアチャイルドにとても良く似ているように思ったので「おお、これは!」と思ったわけです。
色合いもライラックピンクで同系統といってよいと思いますが、フェアチャイルドに比べるとすこし薄めの色なのかな。花も小ぶりな感じです。
あまり巨大化されると後で本当に困りそうなので、うちのような広くないベランダでのバラ選びは結構大きな問題ではないかと思います。
ベランダで大きくなりすぎて管理しきれなくなったバラ…なんて、考えただけで怖いです。
ワサワサ繁茂する葉っぱや伸びまくる枝がうれしそうにミニジャングルを形成し、確実に虫連中の天国になってしまう、と予想されます。
アンブリッジはほんとに可愛いなと思う(整ったカップ&ソーサーがなんとも美味しそう)のですが、私はもともと紫とかライラックとかモーヴとかそんな色味が好きで、今回はやっぱりそんな色味の混じった花色が良かったのです。
チャールズ・レニーは12月末までに届く予定だそうです。
3人目のバラがついにやって来る。
値段がそれなりに高かったからなんとしても枯らしたくない、枯らせない、というプレッシャーも、ほかの者たちに対して感じるプレッシャーより強いと思われます。
まあ、うちのベランダでチャールズ・レニーのバラを枯らしたからって、どこにも何の影響もありませんけれどね。
ここ数日というもの、寝る前に読む本が「別冊NHK趣味の園芸 バラ大百科」になっていたりして、バラの世界にズルズルと引きずり込まれっぱなし…です。

ERではありませんが、ジャック・カルティエもピンク色が可愛いですね。
しかも鉢向き…。
いいえ、買いませんけどね。

※写真は夜の粉粧楼。ちょっと雨でぬれてました。
夜はよけいなものが移り込まなくてよいのですが、なんといっても暗いので昼間よりも撮りにくい。
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球根の季節

2008年09月05日 | 家にないもの
この秋に植えてみたい球根は、カサブランカと白鹿の子ユリ。
ユリの栽培には前はそれほど興味がなかったのですが、最近、あの巨大なカサブランカを咲かせてみたい気持ちが強くなっています。
白鹿の子ユリは、ネットであれこれユリの球根を見ていて発見。その可愛さにやられました。
鹿の子ユリは赤、白、黄とあるようですね。
まだ気が早いみたいで、植えつけもそうだけど球根が出回る時期も、もうすこし後みたいです。

ユリといえば花粉問題で、ベランダでは洗濯物につく等の問題があります。
うちのベランダは奥行きは狭いですが幅は広いので、鉢植えスペースと洗濯物スペースを分けていました。
ええ、最初は確かにそうでした、分けていました。
しかし綿の木がハダニ疑惑のため、一時的な隔離のつもりで洗濯物スペースの方に移ってからですかね…。
いつのまにかマダム・ペレも、暑さに弱いため場所を変えてみるという理由でその横あたりに移動。
来たばかりの粉粧楼もそのへんで植え替えて、そのままそのへんに置いてあり。
(結局、綿のハダニ問題はうやむやになりまして、ハダニはついていたかもしれませんが、さほど大問題ではなかったのでしょう。現在、実が確か4個ついています。もっと花数があったはずだと思うのですが、実が大きくなる前に落ちてしまったものも幾つかあったようです。)
…と、そんな感じなので、うっかりとユリの鉢をそのへんに放置してしまう可能性がなくもない。
そうでなくても奥行きが狭いベランダなので、水遣りしている最中に、咲きまくっているハイビスカスの花粉が服についてしまうことがあります。
特にアーノッティアヌスはあまりに枝葉を茂らせているので、触らずにその前を通ることが困難。
花が咲いている時は注意して、花粉がつかないように前をすり抜けます。
ユリならばなおさら置き場に注意が必要ですね。あとは背が高くなると倒れやすいんですよね。
カサブランカは支柱も必要になるようだし、どうしたものか。
…って、どうしたもこうしたも、すでに球根を買う気満々でいるのですが。早く球根出回らないかな~と日々思っているわけですが。
夏が終われば季節もの(夜顔とかフウセンカズラとか綿)が終了するし、鉢数が少し減るかと思っていたのですが、どうもやはり減らないようです。

球根といえば、彼岸花も植えてみたかったのです。
最近は園芸品種が色々あって、リコリスの名前で定着してきているみたいですね。
でも、あれはやっぱり川原とか田んぼとか墓地とかで見たほうが、趣があって良い気がしまして。
だから植えるのは止めようと思ったのですけれど「柳宗民の雑草ノオト」を読んでいましたら、不吉とされがちな彼岸花も赤と白を一緒に植えればおめでたく観賞できる…というような文章がありまして。
なんだかんだと悩みますねぇ、球根シーズン。
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粉粧楼のこと

2008年07月22日 | 家にないもの
5月に初めて買ったバラは、HTのジュリア。
もう1種買うかどうか悩んだのがポリアンサの「粉粧楼」です。
従来チャイナ系オールドローズとされてきたが、最近になってヨーロッパのポリアンサ「クロチルド・スーぺール」と同一種だと判明した、というバラです。
このことはちょっと残念かも…チャイナ系だった方が雰囲気があってよかったな。
まあそれはともかく、あのふんわりした薄ピンク色の儚げな容姿に、この異国っぽい名前です。
一目惚れしたものの、調べてみると「うどんこ病」と「ボーリング」が問題のようなのです。
とにかくすぐにうどんこ病に罹ると皆さんが書いている。うどんこ女王なのだ。
そして沢山ある花弁はあまりにも薄いため、雨に当たると蕾が開かなくなってしまう(ボーリングする)のだという。
雨に弱いのでベランダ向き、とのことですが、うちのベランダは奥行きがないので雨がしっかり降り込むのです。
そのために雨の日は水遣りをしなくても良く、わーい水道代の節約だと喜んでいましたが、粉粧楼にとっては全く喜ばしくないのです。
雨に当たると咲けない植物なんて、植物として一体どうなのか。
うちに粉粧楼を迎えた場合、鉢には傘を差しかけてやらねばならないのです。
うどんこはジュリアにも出たので、粉粧楼にもきっと出ると思う。
ジュリアのうどんこは気温が上がったら勝手に治ったようですが、粉粧楼はいよいよ「カダンセーフ」のお世話になるかもしれませんね。
そんなことをあれこれと考えているうちに、バラシーズンは過ぎてしまいました。
初心者なのだからしばらくはジュリア1人だけをコツコツと育てていればよいではないか、とも思います。
しかし冬の大苗が出回る頃に、もう1人増やしたいという欲求が捨てられない。
最近ではもうすっかり、増員する決心を固めています。
それが粉粧楼である可能性は高い。
他の品種でも気になるものはありますが、とにかく花弁の多い花に目が行く。
おそらく気になる基準は、とにかく「粉粧楼に似ている」ということなのです。
粉粧楼みたいな花、あんな感じの雰囲気をつい探し求めてしまっている。
「粉粧楼にそっくりの容姿で、育てやすくて丈夫な品種はないか」と探したこともありますが、当然そんなものは無い。
スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾンというのが粉粧楼にとても似ているように思うけれど、ツルバラなので私には無理です。
ここまで来たらやはり粉粧楼そのものを買うしかないのではないか。
冬には、ついに粉粧楼を買ってしまうような予感がします。
来年の梅雨あたり、朝顔の支柱(輪っかじゃないやつ)にビニール傘をくくりつけて、バラの鉢に取り付けようと悪戦苦闘している自分が、もう想像できてしまうのです…。
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クジャクサボテンのこと

2008年07月21日 | 家にないもの
ここ最近、何故かクジャクサボテンのことが唐突に頭から離れないのです。
サボテンらしくなく長く伸びた葉っぱに、大きな派手な花が咲く、アレです。月下美人も仲間ですね。
ただ月下美人は夜にしか咲かないので、花を見るために夜のベランダに出ると多くの虫の侵入を許してしまうキケンがあり、昼間咲くものの方がよかろうと思っています。
しかしクジャクサボテンを買う決心は、どうもなかなかつかないのです。
写真で見るクジャクサボテンの花は本当に色鮮やかで美しく、たいへん心惹かれるのですが、私が迷うのはあの葉っぱのせいなのです。
ワカメのようなあの葉っぱだけでは、あまり見栄えがしないのではないか。
特にその葉っぱを途中からぱつんと切ってある写真などを見ると、何とも風情がないように思います。
しかも花期が過ぎてしまうと次の年まで、あの葉っぱだけの姿でずーっとベランダにあるわけですよね。
そして伸びまくったりするわけですよね。時々ぱつんと切ったりしなければいけなくなるのですよね。
かつて、いとうせいこうさんの「ボタニカル・ライフ」にも、月下美人が「徒長の怪物」として登場しました。
しかもいとうせいこうさんの家では、確か8年間も花が咲かなかったというではありませんか。
私の実家にも昔あったと聞いたけれども、必ず咲くというものでもないようなのだ。花期だってそんなに長くはないようですし。
そういうことを考えるとどうしても二の足を踏んでしまう。
これが四季咲きのバラみたいに春から秋まで蕾が上がってくるとかいうならば、まだ、あの葉っぱも我慢できるかと思うのですが。というかそれならば喜んで買うと思うのですが。
買うべきか買わざるべきか。
あのゴージャスな花のために、どうにも恰好のつかなそうな葉っぱだけの時期を我慢すべきなのか。
悩みつつ、ついネットで花の写真を探したりしてしまうのです。
あの花はどうにも諦め難い。そのうちに夢にでも見そうです。
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