ミドリノツヅリ

ベランダで育てている植物たちについての覚書。
と、文鳥のこと。
その他のこともたまに書きます。

粉粧楼のこと

2008年07月22日 | 家にないもの
5月に初めて買ったバラは、HTのジュリア。
もう1種買うかどうか悩んだのがポリアンサの「粉粧楼」です。
従来チャイナ系オールドローズとされてきたが、最近になってヨーロッパのポリアンサ「クロチルド・スーぺール」と同一種だと判明した、というバラです。
このことはちょっと残念かも…チャイナ系だった方が雰囲気があってよかったな。
まあそれはともかく、あのふんわりした薄ピンク色の儚げな容姿に、この異国っぽい名前です。
一目惚れしたものの、調べてみると「うどんこ病」と「ボーリング」が問題のようなのです。
とにかくすぐにうどんこ病に罹ると皆さんが書いている。うどんこ女王なのだ。
そして沢山ある花弁はあまりにも薄いため、雨に当たると蕾が開かなくなってしまう(ボーリングする)のだという。
雨に弱いのでベランダ向き、とのことですが、うちのベランダは奥行きがないので雨がしっかり降り込むのです。
そのために雨の日は水遣りをしなくても良く、わーい水道代の節約だと喜んでいましたが、粉粧楼にとっては全く喜ばしくないのです。
雨に当たると咲けない植物なんて、植物として一体どうなのか。
うちに粉粧楼を迎えた場合、鉢には傘を差しかけてやらねばならないのです。
うどんこはジュリアにも出たので、粉粧楼にもきっと出ると思う。
ジュリアのうどんこは気温が上がったら勝手に治ったようですが、粉粧楼はいよいよ「カダンセーフ」のお世話になるかもしれませんね。
そんなことをあれこれと考えているうちに、バラシーズンは過ぎてしまいました。
初心者なのだからしばらくはジュリア1人だけをコツコツと育てていればよいではないか、とも思います。
しかし冬の大苗が出回る頃に、もう1人増やしたいという欲求が捨てられない。
最近ではもうすっかり、増員する決心を固めています。
それが粉粧楼である可能性は高い。
他の品種でも気になるものはありますが、とにかく花弁の多い花に目が行く。
おそらく気になる基準は、とにかく「粉粧楼に似ている」ということなのです。
粉粧楼みたいな花、あんな感じの雰囲気をつい探し求めてしまっている。
「粉粧楼にそっくりの容姿で、育てやすくて丈夫な品種はないか」と探したこともありますが、当然そんなものは無い。
スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾンというのが粉粧楼にとても似ているように思うけれど、ツルバラなので私には無理です。
ここまで来たらやはり粉粧楼そのものを買うしかないのではないか。
冬には、ついに粉粧楼を買ってしまうような予感がします。
来年の梅雨あたり、朝顔の支柱(輪っかじゃないやつ)にビニール傘をくくりつけて、バラの鉢に取り付けようと悪戦苦闘している自分が、もう想像できてしまうのです…。

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