↑きび穂を食べる文鳥様と、さくらとぶんたのひざ掛けの上に乗る文鳥様(後ろの赤いのは私の末端冷え性対策用手袋)。ブログ内容とはあまり関係ありません。
少し前にテレビで、とべ動物園のしろくまピースの番組を見ました。ピースが20歳になり、飼育員さんがこうして育てましたという内容の番組です。小さい時は飼育員さんが家に連れて帰って、子供たちと一緒に育ったというお話。タンスをガリガリやられても奥さんが怒らなかった話にはすごく共感できて、だって子供と一緒だから仕方ないじゃないですか・・というんですけど、やっぱりそうですよね。もし私がとても大事にしている本のページの上にうちの文鳥様がうんこしたら(絶対されないようにしてるけど)「あああー」と思って嘆くでしょうけど、まあ怒れないよね、出来ることといったらもう、ただ嘆くことだけですよね。仕方がないですからね。文鳥としろくまを比べるのもちょっと違うかもしれませんけども。
そして番組で一番印象的だったのはピースの血液検査の話。針を刺されて痛いのにちゃんと手を出して我慢してくれる、賢いですよね。賢いというか、その信頼がすごいと思ったのです。こういう話を見聞きすると、動物ってどうしてそんなに人間を信頼してくれるんだろうと思います。動物は本来自然で生きているものだから、動物園とか、家庭のペットだって人間の勝手でその環境に置かれたものですよね、本当はね。人間は動物に対して悪いことをしているんだなと思うことも多いです。動物園は大好きだし、動物園のおかげで本来なら見ることのできない動物を見て知ることができるわけだし、飼育員さんは本当にすごい。ペットも人間にとって大事な家族だし、もしも家でいろんな動物を飼えたら楽しいだろうなと思う。でも在り方としては本来の姿じゃないよね。人間の勝手でそこに来てもらっている(というか強制的にそうしていると言っていいですよね)のに、でもあんなにも信頼してくれるって、それは本当にすごいことだと思うのです。なんという尊いことだろうか。
うちの文鳥様だって、よくこんな自分の何十倍(何百倍?)も大きな生き物の手に平気でもぐり込んで来るなと思う。そのまま取って食われるかもしれないとか考えもしてないんだろうな、しかも傍若無人ですし。動物は人間との関係にみじんも疑いを持たない、それが本当に尊いと思うのです。動物はひとつも悪いことなんか考えていない。しろくまピースの話をみて改めてそんなことを思ったのでした。
コロナウイルスのために不安な毎日が続いていますが、なんとか早く落ち着いてほしいですね。