昨日、渋谷のイメージフォーラムにて映画「ルンタ」(池谷薫監督)を観て来ました。
私はごく最近までチベットのことをよく知らず、関心をもつようになったのはここ数年のことなのですが、昨日が渋谷での上映最終日であると一昨日知り、これは観ておかなくてはと思って行って来ました。
映画ではダラムサラでチベット人支援活動をする中原一博さんをナビゲーターとして、焼身による抗議を行うに至った人たちを追っています。
何をするにも命あってこそ、と私たちは考えると思います。しかし、命よりも大切なものがこの人びとにはあって、それを取り戻すために焼身というかたちでの抗議をする。他者への暴力を選ばず、自分の身を捧げるということ。自らの意志で自らの身を焼くというのは一体どういうことなのか、この映画を観ただけで理解できるとは思いません。が、そうした状況にあって、そうした選択をする人びとが今の時代、同じ地球上に存在する。想像できるでしょうか、明日、自分の体に火をつけるとしたら?
ルンタ・プロジェクトのページには、今年5月までに145人が焼身抗議を行い、122人が亡くなったと出ています。この人たちが伝えるものの重さに、心を揺さぶられずにいられません。いま地上で起こっている問題は、チベットのことだけではない。また、そのために何かできないのだろうかと考えても、自分に出来ることはとてもとても少ない。でも。でも。
それでもチベットのことをもっと知りたいと私は思い、心を向けていきたいと思う。ルンタとはチベットで神仏に人々の願いを届ける「風の馬」の意、とのことです。願いがいつか届くようにと祈ってやみません。
※都内では、9/19(土)よりポレポレ東中野でアンコールロードショーとのことです。関心のある方はぜひ。
私はごく最近までチベットのことをよく知らず、関心をもつようになったのはここ数年のことなのですが、昨日が渋谷での上映最終日であると一昨日知り、これは観ておかなくてはと思って行って来ました。
映画ではダラムサラでチベット人支援活動をする中原一博さんをナビゲーターとして、焼身による抗議を行うに至った人たちを追っています。
何をするにも命あってこそ、と私たちは考えると思います。しかし、命よりも大切なものがこの人びとにはあって、それを取り戻すために焼身というかたちでの抗議をする。他者への暴力を選ばず、自分の身を捧げるということ。自らの意志で自らの身を焼くというのは一体どういうことなのか、この映画を観ただけで理解できるとは思いません。が、そうした状況にあって、そうした選択をする人びとが今の時代、同じ地球上に存在する。想像できるでしょうか、明日、自分の体に火をつけるとしたら?
ルンタ・プロジェクトのページには、今年5月までに145人が焼身抗議を行い、122人が亡くなったと出ています。この人たちが伝えるものの重さに、心を揺さぶられずにいられません。いま地上で起こっている問題は、チベットのことだけではない。また、そのために何かできないのだろうかと考えても、自分に出来ることはとてもとても少ない。でも。でも。
それでもチベットのことをもっと知りたいと私は思い、心を向けていきたいと思う。ルンタとはチベットで神仏に人々の願いを届ける「風の馬」の意、とのことです。願いがいつか届くようにと祈ってやみません。
※都内では、9/19(土)よりポレポレ東中野でアンコールロードショーとのことです。関心のある方はぜひ。