『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[再掲・映画『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還・特別版』を観た(2007/03/04)]

2012-12-15 23:59:56 | 物語の感想
☆明日の衆議院選、自民党の、民主党を圧する、当選数「トリプル・スコア」を期待して、今、酒を飲んで酔っ払っています。

 また、昨夜 観た、「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚『ホビット』があまりにも面白かったので、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』の感想を再掲しておきます^^

   ◇

   [映画「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還・特別版」を観た(2007/03/04)]

▼正確には『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・リミテッド』、を観に行く。

 これは、通常版より、50分長い、四時間十分の大作だ。

 MOVIX昭島では、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の特別版やら、『SAW』の一作目から三作目までを順次公開など、昔の「名画座」っぽい独自色のある放映を、新年から開始している。

 しかも、"千円均一"

 貧乏人には嬉しい限りだ^^

 実は、私、このシリーズは二作目までしか観ていなかった。

 二作目『二つの塔』の出来が悪く、三作目を観に行かなかった訳ではない。

 二作目の出来があまりにも良く、えらく感動してしまい、集束の三作目の出来が予想できてしまい、見る気がなかったのだ。

 しかし、面白かった^^

 「大団円」は、最後の一時間で可能だ。

 その前の三時間、センス・オブ・ワンダーを充分に堪能させてもらった。

 凄まじいビジュアルの王都ミナス・ティリス!

 その前の大平原での決戦は、私が「これ以上のファンタジー戦争はない」と思っていた『二つの塔』を凌駕していた。

 畳みかけてくる冥界の王サウロンの軍団。

 ミナス・ティリスの住民も、観客の私も、何度も暗澹たる思いに駆られる。

 とにかく、スケールが大きい。

 両軍の飛び交う岩石は、隕石のように、軍勢をなぎ払い、家屋を潰す。

 矢は雨のように飛び交い、それで多くを削られても、お互いの軍勢は敵に突進していく。

 空から、飛竜が縦横無尽に飛び交いつつ、降下してきて、兵士をついばむ。

 飛竜は、そのまま上昇、宙空で、ついばんだ兵士を解放。

 奇跡起こるべくもなく、長時間の落下をし、死に行く兵士・・・。

 そして、普通の象の数倍の戦闘象!

「パオ~ン!」と一歩進めば、数十人の兵士が圧死する・・・。

 王都の城壁は高く、そこに、巨大な櫓が幾つも迫ってくる。

 ガンダルフが叫ぶ。「皆、最後まで死守せよ!!」

 王都の門は強固だ。

 敵は、巨大な「中に燃える炉のある<杭>」みたいなものを、これまた巨大なモンスターであるトロル数十匹に引かせて、突進してくる。

 門も城壁も打ち破られる。

 敵がワラワラと溢れてくる。

 ガンダルフが叫ぶ。「皆、退却だ~!!」

 最新の画像技術は、その激しい戦いの隅々までクリアーに見せてくれる。

▼援軍を拒絶する頑固な執政を無視し、ガンダルフは救援の狼煙をあげる。

 これが凄いんだわ。

 ホビットの身軽さで、ピピンが密かに狼煙に火を放つ。

 ボッ!と、王都の狼煙があがる。

 私は、「その狼煙を見て、隣国が助けに来てくれるのだな」と思った。

 ・・・違うのである。

 その最初の狼煙が上がると同時に、王都の後方の稜線にも狼煙が上がるのだ。

 そして、それを見て、とある峰の狼煙が上がる。

 続いて、その彼方に見える、雪を被った山頂に狼煙が上がる。

 雪の山脈の峰々に、次々に狼煙の火が燃え立っていく。

 続いて、雲海から山頂を覗かせた頂点に狼煙が上がる。

 雲海の上には、幾つもの高峰が山頂をのぞかせている。

 それらの頂点に次々と狼煙が上がっていく。

 そう、これって、古代の【光通信】だった。

 もう、これで、舞台である大陸「中つ国」の広大さが見事に伝わってくるし、とても、興奮させられる。

▼その狼煙を見て、ローハンの騎馬戦士たちが救援に動く。

 その中に、「ロード・オブ・ザ・リング」世界の最強の戦士がいた。

 語らせるな!

 アラゴルン?

 レゴラス?

 もしかして、ギムリ?

 違うのである。

 エオウィン姫である。

 だって、最強でしょう。

 どんな猛者も恐れる飛竜の前に一歩も引かず立ち塞がり、首をぶった切ってやっつけるし、

「ロード・オブ・ザ・リング」界の<AT-AT(『スターウォーズ』の四足のマシーン)>こと巨大象を、ルーク・スカイウォーカー並みのアクロバティックな騎乗で、倒す。
極めつけは、無敵の存在だった冥王サウロンの親衛隊(ナズクル)最強の幽鬼みたいな魔人に止めを刺す。

 にもかかわらず、イメージ的に健気で、アラゴルンに振られるわ、ファラミアとくっつくわ、「想定外」の大活躍! 乾杯!!

▼今、これから、レイトショーで『パフューム』を観に行くので、簡単に締めます。

 監督のピーター・ジャクソンだが、この三部作を創ったことだけでも、今後、四半世紀は忘れられないクリエイターになりましたな。

 「死の谷」の節度のない骸骨描写や、オーク達のしょうもない下劣さは、その初期のスマッシュヒット作『ブレインデッド』を思い出させてくれました^^

 では、レイトショー行ってきます。

 私、本当に、今月は、休みが今日しかないのです^^;

                                              (2007/03/04)

   ◇

 では、寝ます zzz

                                             (2012/12/15)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[映画『ホビット 思いがけない冒険』を観た(短信)]

2012-12-14 23:29:34 | 物語の感想
☆すいません、あまりにも中身が濃くて、却って短くしか書けません^^

 書いているうちに、何となく内容を持つかしら・・・。

   ◇

 ・・・約束していたので、みんなで観に行った。

 そのあまりの面白さに、至福の時を過ごした。

 3時間と言う長尺の物語を堪能し、まだまだ長くても平気な気分だった。

 『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の成功により、その前日譚にあたる『ホビットの冒険』は、ふんだんな製作費に恵まれ、また、時間を掛けたふんだんな描写にも溢れていた。

 原作はそれほど長い物ではないと思うのだが、この『ホビットの冒険』も三部作の予定で、しかし、今回の一作目だけでも、凄まじく盛り沢山の内容だ。

 途中、原作には名前だけと言う「茶色のラダガスト」と言う変わり者の魔法使いが出てくるのだが、

これって、人気者だけど、映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作では存在が割愛された<トム・ボンバディル>をイメージしているのではないだろうか?

 『ロード・オブ・ザ・リング』のフロドの父親ビルボが主人公なのだが、その旅立ちの経緯からして、かなりの長い時間を掛け、敵もアクションもない中で、旅の仲間となるドワーフたちの人間的な魅力が描かれていくだけで面白い。

 それは、後の、多くの派手な見せ場の合間の、これまた『ロード・オブ・ザ・リング』で、下等な活躍をしたゴラムとビルボの問答においても、異常な興味を生んでいる。

 しかし、トロルにしても、オークにしても、ゴラムやゴブリンにしても、なーんか、その表情が、質感が、実際の存在する生き物にしか思えない^^;

 それぞれの種族は、顔見世程度でなく、それぞれが、旅の仲間の直面する重要な冒険エピソードを担って登場してきているぞ!

 『ロード・オブ・ザ・リング』が「中つ国」と言う「横軸」の「広い空間世界」を描いた作品だとすると、

 この『ホビットの冒険』は歴史の流れを描いた「縦軸」の「深い時間世界」であろう。

 それは、シリーズを通した、息子のフロドの登場や、ゴラム、エルフのエルロンドやガラドリエル、そして、サルマンの登場などで実感できるものでもあり(サルマンに頭の上がらないガンダルフなど、メチャ面白い)、

 また、ドワーフの栄華と衰退期の変遷から感じられる歴史の重みもある。

 まあ、この芳醇なる文化・文明・伝統の内包は、原作の持ち味でもあるが、それを忠実に受け継いでいる凄さが、この映画にはある。

 これは、正月にもう一回、おとそを飲んで、心を楽にして、その世界観にどっぷり浸かって見直したいものだ^^

                                           (2012/12/14)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[3年前の予言(与党民主党考・130 「もうすぐサヨナラ再掲・4」]

2012-12-13 21:34:13 | 保守の一考
☆3年以上前に記した文章なのに、なんか、予言書みたいに面白い再掲ですね。

 まあ、私が師事している先生方の間では、こんな内容は「当たり前」のことなんですよ^^

 たとえ、ここの閲覧者にとって、「目から鱗」の内容であろうとも、ね

 私の文章は、よく、<「表現」泥棒>の被害に遭うので有名なんですが、

 うんうん、今回の再掲も、皆さん、どんどん盗んで良いからね^^v

   #   #   #

   [与党民主党考・11 「脱々官僚」] (2009/10/27)

☆保守派の中にも、民主党を支持していた方が多数いて、その一番の理由に「脱官僚」があった。

 もちろん、卑劣なエリートは多数いる。

 ただ、私は、その「脱官僚」、官僚=悪の図式の60%は、左翼マスコミによる煽動の影響だと思っている(特に『報道ステーション』などの「編集」は凄かった。見ていて私も、官僚に嫌悪が湧いたものだ^^;)。

 そんな、「脱官僚」を理由にして民主党を支持した方たちも、日本郵政の西川善文社長の後任に、小沢一郎の肝いりで決まった人物・斉藤次郎氏(元大蔵次官)が就任することになったことについては暗澹たる思いにかられたことだろう。

 私は、落胆している保守派に言いたい。

   『愚か者め・・』

   ◇

 そもそも、産経新聞の10/12付けの記事によると、鳩山政権の各府省の大臣・副大臣・政務官の政務三役、その約20%が官僚OBだとさ。

 有名どころでは、先ごろ、天皇陛下の『お言葉』を強制変更させようとした岡田外務大臣(旧通産)。

 民主党お得意の日和見発言の結果、急激な円高を招いた藤井財務大臣(旧大蔵)。

 西松建設から献金をちゃんと頂いていた亀井金融大臣(警察庁)。

 行政刷新会議にも、鳩山クンは、ちゃんと元官僚を仕込んでいます。

 退陣直前の麻生内閣においては、政府入りした官僚OBは、13・4%でしかなかったそうだ。

   ◇

 私は、ややえげつないが、大臣VS官僚の不協和音で、民主党政権は機能不全に陥り、瓦解していくのだと思っていたが、

 おそらく、民主党自らの未熟で終幕を迎えるのだと思う。

   《ジワリ「民主離れ」? 出口調査や地方選に変化の兆し(産経 2009.10.27 00:04)》

                                     (2009/10/27)

   #   #   #

   [与党民主党考・12 「鳩のおうむ返し」] (2009/11/03)

☆毎日のように、民主党の不手際が目につく、耳に入ってくる、口に出したいが、あまりにものハチャメチャさに書くのが追いつかない。

 しかし、つくづく思うのが、鳩山と言う人格は、「劣悪キメラ」である民主党の顔に相応しいと思う。

   ◇

 先日の弟との会話。

「最近の若者の口癖に『てゆーかさー』ってのがあるけど、友人の大沼は、俺らが高校生ぐらいの時から(25年前)、その口癖を使っていたよ」

「へえ、時代の先取りじゃん」

「でも、本来、『てゆーかさー』って言葉は、相手の言い分に対しての微妙な批判や、内容の上乗せの意味があると思うんだけど、大沼の場合は、その性格を反映して、ともあれ、相手の言ってることには同調しないぞと言うニュアンスで『てゆーかさー』と言っていた」

「最近の若いのも、『ところで』的な意味で、『てゆーかさー』を使っている。口癖になっちゃっているんだな」

 すると、母親が口を挟んできた。

「ミド蘭(私)の知り合いの『知ってる知ってる』クンみたいだね^^」

「ああ、(弟に説明)千葉時代に本職の片手間でバイトをしていたんだけど、そこに、何でもかんでも『知ってる知ってる!』を連呼する奴がいたんだ。負けず嫌いで、知らないことを他人に教わったりするのが嫌なんだな。若い奴には多い。・・・で、ある日の朝、俺が『いやぁ~、今日は朝から大変だったよ~』と言いつつ、バイト先に顔を出したんだよ。そしたら、そいつ、『知ってる知ってる!!』^^;」

「あははははは^^」

「お前が、俺の朝のプライベートな事件の何を知っているんだよ! と。超能力者なんですか、と^^;」

「あははははは^^」

「それから、大学時代の教授で、『それはまさに』を連発する教授がいてね。政治史の先生で、例えば、とある政治家の説明をする時に、『それはまさに云々・・・』と語り始めるんだけど、その説明の中で、更に、『それはまさに云々・・・』と言う、そして、更に、『それはまさに云々・・・』と続く。あんたの話はどこまで『まさに』が上乗せされるんだ、と^^;」

「あははははは^^」

「それからさ、もうお母さんは忘れているかも知れないけど、アユちゃん(妹)が小学校のときの担任が、『逆に言うと』を連発する先生だったんだよ。で、父母会のときに、問題を議論すると、その先生が必ず『でも、それは逆に言うと』と逆説を唱え始め、話が全く進行しないそうなんだ^^」

「それは日教組教師だな^^;」

「ああ^^; で、その教師、『逆に言うと』が口癖になっちゃってて、テンパってくると、『ちびまる子ちゃん』のマルオ君が、口癖の『ズバリそうでしょう』の使用法を間違って使うときのように、『逆に言う』ときじゃないのに、『逆に言うと』を連発してしまう。しまいには、それが伝染して、父兄も言葉のはじめに『逆に言うと』をつけてしまう始末だったそうで、もう、お母さんは(母親を示しながら)腹が立ってきて、思わず、父母会の席で『逆に言わないでいいッ!』と声を荒げてしまったんだそうだよ^^;」

「・・・『逆に言わないでいいッ!』^^ 格好いいな^^」

「・・・でも、この婆さんも(母親を示しながら)、今じゃ、そのボケた行為に対し、俺が『バカかよ!』と怒ると、『あんたのほうがバカ』などと<おうむ返し>してくる。俺が、『寝てばかりいないで最低限の家事をしてくれよ』と言うと、『あんたのほうこそ、最低限の家事をしろ』だよ^^; 人間は自分が言われたことを省みずに、条件反射で<おうむ返し>をはじめたとき、堕落が始まるね^^;」

「あははははは^^」

「鳩山の所信表明演説も、具体性がなく、イメージ重視のムーディー振りに腹が立ったけど、その後の自民党の質問に対しての、鳩山の『あなた方に言われたくない』に代表される<おうむ返し>答弁は醜悪だった。鳩山は、あれで押し切れると思っているのかね。今後も押し切れると思っているのかね」

「あれは酷かった。そもそも、民主党は、共産党のように自民党のやり方の逆を言ってるだけだからなあ」

「抜本的改革w」

「自分たちの独自性を出したいんでしょ」と母親。

「そもそも、民主党は、自民党の政治からの変化を掲げて政権交代を実現した。<おうむ返し>ってのは、少なくとも、相手との同格以下を示す効果しか持ち得ない。言われたほう(自民党)は、自分が(民主党と)同格に貶められたことで腹が立つに過ぎない。つまり、鳩山は、自分ら民主党が、自民党のエピゴーネン(劣化コピー)でしかないことを広言しているんだよね」

「うん。そして、奴らのやっていることは、自民党を批判しつつ、名前だけを変えた自民党の政策のお色直しでしかない。例えば、<子育て応援特別手当>の廃止が、<子供手当て>と言うネーミングに変わるだけのように。その他の社会制度の利点も、大枠の予算が決まっているんだから、巡り巡って、ツケは返ってきてしまう」

「発行しないといっていた国債も、これまで以上に出すことになるってさ。奴らのやっていることが、これまでと同じならばまだいいんだけどね。奴らが独自でやろうとしていることは、全て、国を衰退させる内容をはらんでいる。外国人参政権に、人権擁護法案、日本領海ガス田の中国による収奪容認・・・。4年後に政権が、民主党から自民党に戻ればいいけど(自民党はベストではないが、ベターである)、正直、それは、スンナリといくには難しいような気もする。また、4年間は長い。ポル・ポト政権下のカンボジアで行われたかのような<子供染みた民主党による狂気政治>の帰結として現われる<国体の荒廃>は、日本にとって取り返しのつかない結果を生むと思う」

「しかし、日本人は、自分の切り詰めた生活費を外人に笑顔で捧げる様な政権を選んでしまったんだよなあ。もう、日本はおしまいだな。亡国、亡国だ」

「だから俺は、虐殺は否定するが、テロリズムは全否定できない」

「ん?」

「鳩山がやっているのは、日本の中国領化だからな。そしたら、おらぁ、テロリストになる。その為に結婚しないんだ! エッヘン^^」

「あんたが結婚しないのは別問題だろ。結婚できないだけだろ。勇ましい理由をつけて格好つけんな^^;」

「ギャフン!」

   ◇

 私は、鳩山民主党の最大のネックとなるのが、物理的な、これから国民に負担を強いなくてはならない各種「税金」の問題と、

 情緒的には、沖縄の普天間基地の移設問題だと考えている。

 なんだかんだ言っても、アメリカは、日本にとって最重要同盟国である。

 その「要望」は無下には出来ない。

 さりとて、民主党人気は、日本人の「薄ら左翼」気質に支えられており、もし、アメリカの「要望」どおりに県内移設を推進したら、「左翼マスコミ」に煽動された「薄ら左翼」にそっぽ向かれるかもしれない。

 ・・・しかし、ここで、私が特筆したいのは、米軍基地の沖縄在設は、沖縄県の予算の15%が割り振られている沖縄県民の「要望」でもあるのだ。

 米軍と日本民衆の、「戦争特需」にも似た「持ちつ持たれつ」の関係が厳然としてある。

 県民の少なからずが、現状に満足している。

 思想的に歪んだ人物らが、左翼マスコミと組んで、大げさに騒ぎ立てているだけなのだ。

 鳩山総理は、「インド洋での補給」の代替貢献案ともども、普天間問題には難しい選択を迫られよう。

 鳩山総理の、普天間問題に絡む言説は、日々、節操なく、移り変わっている。

 おそらく、鳩山総理の頭の中には、常に靄がかかっており、その靄の中で、ふと聞こえた直近の言葉を発しているだけに過ぎない。

 私は、鳩山総理の精神構造を考えるとき、いつも、宮崎勤の精神鑑定の内容を思い出す・・・。

   ◇

 ともあれ、鳩山総理の、国会答弁における<おうむ返し>は、今後、禁止にして欲しい。

                                     (2009/11/03)

   ♯   #   #

   [与党民主党考・13 「言葉に意味なし田中優子」] (2009/11/24)

☆前々から、この人物の語りが、何か胡散臭く、気になっていたのだが、

 私の母校の教授だし、女性なので、見逃していた。

 しかし、どうにも、その言葉の空虚さに腹が立ってきた。

 そんな無意味な言葉の羅列を、産経新聞が一面に載せているのもイラつく。

 こちらを読んでくれ。

     【ちょっと江戸まで】法政大学教授・田中優子 無駄とは何か (産経 2009.11.24 02:40)

 
 こんな書き出しだ。

<国の事業仕分けが始まった。際限なく富を求めるより、まずは節約、という考え方こそまっとうだ。「殿堂」を作ろうとしたり、国民全員に現金をばらまいたり、省庁のお金の使い方もチェックしないことに辟易(へきえき)していたから、民主党は地に足のついた党であることがわかってほっとした。>

 変でしょ?

「際限なく富を求めるより、まずは節約、という考え方こそまっとうだ。」

 「まずは節約」の箇所はいい。

 でも、国の事業に「際限なく富を求めるより」と偏見を冠しているのが、こりゃもう理屈が滅茶苦茶である。

 この田中優子も、「女の悪いパターン」であるな(もちろん、「女のいいパターン」もあるでよ^^;)。

 物腰は穏やかだが、そこには、凝り固まった明後日(あさって)を向いた固定観念がある。

 私の穿った見方ではないよ。

 その証拠として、さらに「地に足のついた党であることがわかってほっとした」と言う表現も、いかにも、田中優子の心には用意されていたのだろうが、多少は文章を書いている者ならば「???」と、唐突に感じられる表現であり、文脈である。

 これは、田中優子が民主党に対して褒めて言っているから、私が気に喰わないわけではなく(それもあるが^^;)、文脈的に通らない表現だから、気に喰わないのである。

 更に、

<事業仕分けという手法は、非営利団体の構想日本(代表・加藤秀樹氏)が、すでに7年にわたって地方自治体で行ってきた活動である。その積み重ねがあるからこそ国の仕分けにすぐ着手できた。非営利団体の地道な活動が政府の重要な仕事を担い協力できる時代が、やっと来たのだ。政権交代がなければこのように迅速な実施や全面公開はあり得なかった。>

 と、続く。

 ・・・いや、テレビで、その公開された事業仕分けの査問みたいな風景を見れば、まともな神経を持つ人間の為せる会合でないのは見て取れたよ。

 「その積み重ねがあるからこそ国の仕分けにすぐ着手できた」とは、

 あの人民裁判のようなおぞましい風景のことなのか?

 あれで攻撃されている者の多くに、左翼がいる。

 左翼は、法律で保障されている権利を行使しまくっている。

 無駄(と民主党が言う)に作られた物理的・法的システムを、左翼は十全に利用している。

 民主党は、自分の党のような存在・左翼を切り捨てて、あたかも、それまでの「保守」を痛めつけているような幻想を、マスコミと組んで披瀝している。

 いや、仮に、攻撃されているのが左翼だとしても、あの「蓮舫」に代表できる攻撃側の有無を言わせぬ詰問調は、社民党の女性議員に対して感じるような、「人格嫌悪」を私に抱かせる。

 あの仕分け査問風景を見て、鳩山政権の支持率をアップさせるような人間は、自分の悪趣味を恥じよ!

    ◇

 ちょっと話を戻す。

 田中優子は、次の段落から、「・・・質素倹約は江戸時代の価値観の柱だ」と、自分の研究分野に話を我田引水していく。

 自分の得意分野にあった理屈を語りがたいが為に、こいつは、その前段・前々段で、おかしい言葉使いをしたのである。

 その後も、浅はかな理屈を展開させるのだが、私のほうこそ、「辟易(へきえき)」し、反吐が出る。

   ◇

 結果的に、民主党の仕分けが機能するのは、無駄を享受している左翼だけなのである。

 一例を挙げると、左翼な人々は、異常な頻度で地域や国の公共施設を使用しているので分かろう。

 つまり、民主党は、自分の身内を切り、あたかも、悪を放逐しているかのような幻想を国民に植え付けている。

 何やら、昨日のニュースによると、「次世代スーパーコンピューターに代表される先端科学予算」の凍結判定も見直されるとのこと。

 当たり前である。

 お子様軍団の民主党の目から見れば、一見、スパコン費用などは無駄なようなものに見えよう。

 でも、国が為すべき仕事と言うのは、無駄であり、無駄に見えるものであり、無駄であるにこした事のないことが多いのである。
 
 そんなものに金を使えるのは、国という、国民個人でありつつも、国民個人でない存在でしか出来得ないのである。

 国政が、個人が推し量れる是非にないことを、民主党及び、バカ国民は認識すべきだ。

 もし、個人が理解し得たとき、それは国政で論ずべき問題ではなくなるんだよ。


   ◇

 それよりも、もっともっと、自分の「一票」を大事にして欲しい。

 その一票こそが、あなたの理解し得ない「国政」レベルを、良き方向に導ける「武器」なのですよ・・・。

                                     (2009/11/24)

   #   #   #

 う~、「事業仕分け」の模様を思い出したら、むかっ腹が立つ!!!

 あのね、あの状況ののニュースを見て、なんか愉悦を感じた人間は、精神的に欠如した部分があると考えたほうがいい・・・。

                                          (2012/12/13)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[投票すべきは自民党のみ!!(前編)]

2012-12-12 23:56:43 | 保守の一考
☆・・・すまん、未完成の文章だ。眠たいので、今夜は寝る^^・・・。

   ◇

 大量の死者を生む行いに、戦争・テロ・虐殺がある。

 どれもが嫌だが、そこで思考停止してはいけない。

 そういったおバカさんが、条件反射で、憲法9条を守り続け、更なる死体を積み上げる。

 どれもが悪である訳ではなく、そこには色んな状況がある。

 苦もなく、順位が付けられよう。

 マシな順番だ。

   1・戦争 2・テロ 3・虐殺 ・・・だ。

 戦争は、外交手段の一つとも言われ、当事者双方の国に、それなりの心構えを促せる。

 テロは、戦争よりも卑劣だが、弱小の組織の、最後に残った反意の意思でもある。

 虐殺・・・、これは、どうあっても悪である。

 私がけして許すことはない行為である。

 私は、カンボジアに10回行っており、そこで、カンボジア虐殺の現場をつぶさに見て回っている。

 カンボジア虐殺は、カンボジア共産党によって行なわれた。

 さて、戦争・テロ・虐殺を、仮に、その形質で、三つの国家体制に当て嵌めてみる。

     戦争・・・アメリカ

     テロ・・・中東

     虐殺・・・中国

 異論はなかろう。

 中国では、古来から虐殺文化が華やかだ^^;

 毛沢東時代(中国共産党)の虐殺などは「億」単位である。

 戦争被害者の比ではない。

 現在でも、「毎日」、中国各地で数百単位の一揆が起こり、虐殺によって鎮圧されている。

   ◇

 ・・・アメリカは、日本と言う国が、理不尽に対し怒って戦争を起こすと、とてつもない強さを発揮することを知り、戦後、「戦争の出来ない憲法」を授けた。

 そして、日本を席巻したのが、アメリカ的な左翼思想、ソビエト・中国的な極左思想であった。

 教育界に顕著だが、それは日教組が代行している。

 左翼思想には、個人の人権を全く無視した全体主義がつきものである。

 その弊害は、現在の日本の、「緩やかな虐殺」状況を示している。

 日本人の国民意識は、戦争と言う外交手腕を放棄せしめられ、テロや虐殺に為すがままの状況となる。

 北朝鮮からミサイルを発射されても、静観するだけである。

 憲法9条を守るということは、そう言うことである。

   ◇

 ・・・すいません、眠いので寝ます。

 続きは明日にでも書きます^^

                                             (2012/12/12)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[祝! 原発は再稼動されるでしょう!!^^v]

2012-12-11 22:32:57 | 保守の一考
☆全ての新聞が、この内容の記事を一面にしている。

   《敦賀原発「廃炉」浮上 関電に衝撃 (産経 2012/12/10)》

 <日本原子力発電敦賀原発(福井県)直下の破砕帯が活断層とほぼ断定され、同原発の廃炉の公算が高まったことは、関西電力など電力各社に強い衝撃を与えた。関電などは敦賀原発を電力の供給元としてきたほか、敦賀原発の維持・管理などのために膨大な額の費用を支払ってきたからだ。また、関電の大飯、美浜両原発(同県)や北陸電力志賀原発(石川県)などの敷地内の破砕帯についても活断層の可能性が指摘されており、規制委の今後の判断次第では廃炉になる可能性が否定できない。
 原電が電力各社から得る電力料収入は、原発の維持・管理費用としての「基本料金」と、発電量によって変動する「従量料金」で構成されている。平成22年度の関電からの電力料収入は425億円。23年度は敦賀原発1、2号機とも停止していたが、電力料収入は340億円に上り、同年度の関電の購入電力料の8・4%を占めていた。
 関電は敦賀原発からの将来的な受電を見込んでいただけに、森詳介会長は10日の関西経済連合会の会見で「関電は固定費をそれなりに支払っており、見合うだけの電力をいただきたい」と、再稼働を求めた。
 一方、敦賀原発の破砕帯がほぼ活断層とされたことで、原発敷地内で活断層の可能性が指摘されている電力各社は、今後の調査に戦々恐々としている。
 現地調査は今月13、14日の東北電力東通原発(青森県)なども含め、5原発で予定されている。東通原発では敷地内の断層について、東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)が「常識的には活断層とみている」と指摘。関西電力美浜原発、高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)では、敷地周辺の活断層と敷地内の断層が連動してずれる危険性が指摘されている。
 また、3、4号機が運転中の関電大飯原発敷地内の破砕帯については、規制委の専門家調査団が今月28~29日に追加調査を実施する見込み。関電は「活断層ではないことを説明していきたい」としているが、活断層判定となれば3、4号機も運転停止の可能性が高い。>


 ヒステリックな反原発派は大喜びだ。

 そして、原発完全肯定派の私も、大喜びだ。

 ここでは、その調査の信憑性については言及しない。

「ならば、活断層対応の原発の開発に着手しろ!(私の考えるは「フロート」式!!)」とも、ここでは言わない。

 いちお、現行のルールではアウトなんでしょう。

 それはしゃーない。

 私が喜んだのは、規制委の判断に、放射能ヒステリーの反原発の方々の判断が左右されることに「決定」したこと…、だ。

 ハハハ! ならば、これは、規制委が「是」とした原発は稼動が「OK!」となる訳ですな!

 さっそく、左翼的なマスコミの方々は、この結果に乗じて、「原発ゼロ」になるかのようなキャンペーンを貼りはじめたが、

 自分等が、「規制委の判断」を「基準」としてしまったことに気づいていない!!


 左翼マスコミは、今回の「活断層の存在」という結果が、既に30年前の調査で分かっていたことについて、政府や東電に「おぞましい偽り」とか「身の毛のよだつ嘘つき」とか、相変わらず口汚く言っているが、それこそが、最近、左翼マスコミが、自分等が持て囃した民主党の批判をする側に投げつける「誹謗中傷」レッテルみたいじゃあないですか^^;

 そんなこと、公共の電波で言っていいのか?

 あのね、その、他者を批判する境界線が、左翼マスコミはズレているんですよ。

 先ず、「おぞましい偽り」とか「身の毛のよだつ嘘」は、何のためについたのか?

 答えは簡単・・・、国民への電力安定供給のためなんだよ。

 会社は、社の益を考える、でも、それに匹敵して、社会を喜ばす、社会への貢献も同等に考えているんだよね。

 その貢献に甘えつつ、また、政府の政策にも甘えつつ、電気を湯水の如く使い、左翼は常に、不満を言い続ける。

 その不満の具現化が民主党で、それは完全に失敗だったのに、いまだに御託(屁理屈)を並べ続けるのが左翼・・・。

 そもそも、今回の福島第一原発の被害範囲は、最終的に人災である。

 原発は、大規模な汚染範囲を引き起こすに際し、地震にも耐えた、津波にもどうにか耐えた。

 ただ、その後に現われた、反原発派とかなりのパーセンテージで重なる民主党支持派・・・、

 それが支持した管直人首相が、その人格の欠損で、この事故を更に大きくしたのだ・・・。

 多くの資料で、管直人の、現場での「キチガイ独裁者」の姿が見て取れる・・・。

 その地獄の推移・・・、いわゆる「B層」の自作自演の様相までも呈している。

 そもそも、放射能の値も、福島原発の局所を除き、普通に生活が出来る範囲内でしかない(人が、自分の責任を回避するための根拠なき基準でしかない)。

 今後、死者が出ることも、先ずないだろう。

 それは、科学で証明できる。

 私は私の出来る限りのこと・・・、避難地域の関所ギリギリまでも訪れたりしている(2011/05)。

 だが、そんな無害レベルの放射能を、恐怖感のヒステリーで大問題にし、福島の方々を故郷から遠ざけたのが、今の左翼マスコミである・・・。

 私は、福島の国民から故郷を遠ざけたのは、左翼マスコミと、「B層」国民以外にはない、と思っている。

 奴らが、ただ、無責任に騒いだからである。

 他人の不幸が楽しくてしょうがないのである。

 不幸でないことを不幸と言い、騒ぐのが楽しいのだろう・・・。

 そのことに、左翼マスコミも「B層」も気づく術もない。

 自分らの体たらくが招いた民主党の不手際を、自分らの責任とは思わないのである。

 自分等が、散々、原発電力を、民主主義選挙の結果でもって享受し、それが自分らの選択であったこと(自分たちが原因・自分達の責任)にも思考が行き届かないわけだ。

 ・・・でも良かったよ、規制委の判断が原発「再稼動」に傾けば、左翼マスコミも「B層」も賛成してくれることがわかってさ!!

 私は、死者の出ていない福島第一原発よりも、年間に一万人もの死者を出す車社会のほうが問題だと思いますよ!

 (参考)…[子供たちをトンネルから守れ!(反トンネル・脱トンネル・卒トンネル!!!)]

 この私の唱える(^^;)「脱トンネル」は、「産経抄」でも語られましたよ^^

 ≪71年前のきょう、日本軍はハワイの真珠湾を奇襲攻撃した。当時を皮膚感覚で覚えている世代は数少なくなり、その証言はますます貴重になっている、と書いたところでグラッときた。震源から離れている東京・大手町もかなり長い間揺れ、たちまち昨年の3・11の記憶が蘇(よみがえ)った。
 ▼ほどなく東北沿岸の一部に津波警報が出た。3・11の反省から改正されたマニュアル通りではあろうが、NHKのアナウンサーが強い調子で「東日本大震災を思い出してください!」と連呼して避難を呼びかけたのは適切だった。
 ▼肝を冷やされた被災者の方々にお見舞い申し上げるが、71年前どころか去年の大震災ですらあまり話題にしなくなっていた都会人には頂門の一針になったはずだ。いまなお2700人以上が行方不明のままで、多くの被災者が仮設住宅で2度目の年越しをせざるを得ない現実から目をそむけてはいまいか。
 ▼福島第1原発事故の処理もいまだゴールが見えない。事故直後に当時の菅直人首相がとった処置が適切だったか、復興対策が十分かどうかも今回の総選挙で厳しく問われねばならないのに、それらの争点がぼやけている。
 ▼原発論議もまたぼやけている。各党や候補者の訴えが情緒的に流れすぎているからだ。ならばいっそのこと「脱原発」を唱えている人々は、中央道のトンネル事故で9人もの命が失われているのだから「脱トンネル」も唱えてはどうか。
 ▼もちろん、景気対策や社会保障、国のあり方を問う憲法改正や中国の脅威にどう対応するのかといった問題も重要だ。有権者のみなさんにはそういった重要課題への各党の対応を吟味しつつ、「大震災を思い出してください!」と訴えたい。≫

 ・・・「脱トンネル」は、ミッドナイト・蘭の登録商票です^^;

                                            (2012/12/11)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[映画『今日、恋をはじめます』を観た(寸評)]

2012-12-09 23:20:35 | 物語の感想

☆小6の姪っ子と見てきました。

 いや、面白かったですよ。

 ただ、ヒロインを演じる武井咲が、確かに生真面目が過ぎる何事もマジな役柄ながらも、序盤、目の下にクマを作り、瞳が血走っていたので、なんか、その役作り・演出はちょっと筋が違うだろう…、などと思っていたら、最後までそのままだった。

 つまり、彼女は、超売れっ子のハードスケジュールで、疲れが取れていない中での撮影の連続だっただけのようだ^^;

 この作品、わりと画面を加工する特殊効果を多用していたので、武井咲の目だけは画面処理で直せなかったのだろうか。

 だから、クライマックスで、いつしか恋に落ちた彼氏と一夜を過ごしたの時の表情だけが妙に、つかの間 癒された顔になっていた。

 だが、また、次の映画かドラマの撮影がはじまるのだろう。

 しかし、なんで、こうも、武井咲は売れているのだろうか?

 映画の観客動員もドラマの視聴率もけして良いわけじゃないよね。

 顔は正統派だが、なーんか、若い人向けの今風の顔とは言い難い。

 たかもちげんの描くキャラクターのような「線の太さ」がある。

 何よりも、声の質が、市原悦子っぽい。

 そもそも、この少女マンガの映画化作品は、京汰(松坂桃李クン)と言う「イケメン」のクラスメイトが、

 堅物のつばき(武井咲)に、からかい半分で手を出すことにはじまる(そもそも、「京汰」という名の「汰」のサンズイが気になってしょうがない^^;)。

 乱れず崩さない制服姿、おさげ髪のつばきは、京汰に「昭和の女」とからかわれるのだが、武井咲と言うタレント自体が、「昭和の女」なんだよなぁ。

 それがいつしか、京汰が、つばきの頑張り屋な姿に心を引かれ、つばきもまた、手当たり次第に女に手をつける京汰の「孤独」への放っておけない気持ち・興味が恋に変わっていく訳だ。

 しかし、テンポ良く進む高校生活の中で、どうしても、ナンパ男に堕していた京汰が、つばきに真剣な気持ちを抱くに至ったかの、気持ちの変化が分からない・・・。

 その転換点が、描かれていない。

 物語の後半でセリフで語られるが、あまり説得力はない。

 京汰は、色んな女と、かなりいい加減に経験しているわけだ。

 その中で、なんで、つばきはスペシャルになり得たのか?

 まあ、いいや・・・(いいんかいっ!^^;)。

 もっと、私が気になるのは、この間の少女マンガの映画化『僕等がいた』二部作と言い、

 最近の若い女の子は、自分が「恋をしたことのない処女(おとめ)」なのに、好きになる男が、過去に、自分の知らない女たちと経験しまくっていることにこだわりはないのかな・・・、などと考えてしまうのだ。

 私は、「ヴァージン・キラー」だが、つきあった女の子は、かなり、私の過去を気にしたものだ。

 男が「経験が初めての女の子」であって欲しいと考えるように、女も彼氏が「幸い、深く異性とつきあうのは初めての掘り出し物の男」であって欲しいと考えているのではないのか?

 ただ、私の場合はいい歳なので、私に対し、そんなことを考えている女はいないだろうが(私の歳で誰ともつきあったことない人がいたら、ちょいと悲しいだろう…)、交際した娘たちは、その過去は気になるようだ。

 追求された時、私は、

「この歳で、過去に真剣なつきあいをしたことのない男はいないよ。過去には君がいなかったしね。だが、今はいる。僕等がいた。今日、恋をはじめます」

 みたいなことを言うことにしている^^;

 で、話を戻すけど、保守派の私としては、少女マンガに夢中になるような娘さんたちが、この作品や『僕等がいた』などを読んだり観たりして、京汰のようなナンパ男とつきあうのが普通だと考えるのは、あまりよろしくないと思うのだ。

 作中、京汰は、いい面も見せていくのだが、そもそもはいい加減である。

 ハッピーエンド良ければ、全て良し、って訳にもいくまいぞ。

 高校生の恋なのに、あまりにも「ヤクザの情婦」のような達観に至り過ぎやしないかね?

 話が濃厚過ぎる・・・^^;

 てゆーか、オヤジ(私)の、こんな話はウザいですね、失ッ礼しやした~!!

                                          (2012/12/09)

コメント (23)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[「第34回・羽村ゆとろぎ寄席」に行った]

2012-12-09 12:16:10 | 物語の感想
☆寝るくせに、スッカリ落語好きの母親がチケットを手配してくれ、母親の友人を伴ない、羽村の多目的文化会館「ゆとろぎホール」に寄席を聴きに行った。

 礼儀正しい係員さんにチケットをもぎってもらい、通路を進むと、何枚かチラシが置かれていて、なんか懐かしい感じがする顔が目についたと思ったら、鬼丸師匠じゃあないですか! 青梅の寄席に来るそうだ^^

 ババァと予約する。

 落語と言うのは、老若男女楽しめるのがいいね。

 私は、自分が楽しむのと、ババァ孝行と「一石(一席)二鳥」だ^^

   ◇

 会場の入りは七割から八割くらい、盛況だ^^

 先ずは、前座の雷門音助さんの「子ほめ」だ。

 この人、威勢のいい名前だが、なんか優しそうな優男だ。

 でも、噺はうまかった。

 楽しんだ^^

 とは言え、私が思うに、前座さんには、なんか苦言を語ったほうがよろしいんですよね。

 では。

 この「子ほめ」という噺は、口の悪いおっちょこちょいの男が、ご隠居さんに、人にお世辞を言うことを習って町で実践しようとして起こるドタバタ物語だ。

 この噺のキモは、私は前半にあると考える。

 前半のご隠居さんの語る、長い「お世辞の模範例」、それがはっきりと記憶に残ることが、後半の「お世辞の模範例」の変格での連続する笑いを生むと思う。

 その、前半の、こちらへの語りによる記憶付けが、いまいちだったかも知れない。

 だから、後半で、どこが面白いのかを簡単に説明しなくちゃいけない状況があるように思う・・・。

 続いて、三笑亭可龍さん。

 この方、母親の知り合いの息子さんなのだそうだ。

 まくらが、現代っ子の落語の聴き方を語ったのだが、その今風な語りが、面白いけど、私の好みではなかった。

 それは、私が桂春蝶さんの「地獄八景亡者戯」を聴いたときの、その、あまりにも現代的な味つけに鼻白んだのと似ているかも。

 時事問題を絡めたり、流行の口調を真似たりするのは、時に「やり過ぎ」の時がある。

 スパイス程度がよろしいかと。

 さて、演目は『七段目』と言う、おそらく、なかなか難しい噺だと思う。

 芝居好きの男が、実生活の節々に芝居のセリフを織り交ぜていく物語。

 瞬間瞬間に、色んな芝居パターンを披露する可龍さんの見せ所の実力^^

 とても面白い。

 が、私自身に芝居の知識がないので、充分に楽しめなかったのが残念でした。

 ・・・中入り。

 <コント D51>の二人の出番だ。

 これはもう、年配の二人の、何千回と演じられているだろう、老婆と先生のコント。

 おそらく、私も、テレビで何度も見たことあるのだろうが、はっきりと記憶にはない。

 あって当然のものとして見ていたと思う。

 しかし、ライブは、こちらが能動的に参加する。

 メチャクチャ面白くて、メチャクチャ笑わせられた^^

 母親も、母親の友人も、私の隣りの、コント上の「客いじり」の刑に処せられたおじさんもギャハギャハ笑った^^

 コントの作中舞台の場所は、営業の地名でちょくちょく変わるのだろう。

 羽村を「サクラ」とトチって言った箇所もあり、おそらく、最近、「佐倉」で公演したのかも。

 そんな好意的な解釈をしてしまうほどの空気感を一気に形成してしまう「いぶし銀」のコントだ。

 どちらがけんじさんで、どちらがまさしさんか分からないんだけど、コントをリードする老婆役の方が、ときおり、わざとに客席の一人一人を凝視するのだが、それがなかなかたまらない。

 落語家というのは、その辺をさりげなくしかしないのだが、コント屋の老婆は、ねめるように視る!

 それが、たまらない、ゾクゾクと興奮させられる^^

 年配なので、十年一日のマンネリ芸と思えて、そのマンネリが、かなり鋭くて、面白いのだ。

 必ずあるのが「老婆の千鳥足」なのだろうが、これは、何度見ても面白いだろうアクション芸で、見ていて安心して爆笑できる^^

 名人芸を楽しみました^^

 さて、トリは、桂南なんさんだ。

 爆笑芸の後に、さて・・・、と思ったが、そのゆっくりとした語り口で、一気に、客席を落語体勢に引き戻した。

 爆笑から、クスクス笑いへ・・・。

 この方、顔が曲がっている^^

 また、禿げ上がった頭の奥の分け具合も、その曲がりに沿っているので、丸顔なのに、客には「くの字」に見えるという不思議な「トリックアート」のような容貌だった。

 ゆっくりとした語り口と、「騙し絵」幻惑効果が、私を噺に誘った。

 演目は、「阿武松」だ。

 名横綱の、若き日の挫折と、才能を見出されるに至る物語・・・、っちゅうても、この話の時点では、ただの常軌を逸した食いしん坊でしかない^^;

 かような実在の人物の、なんちゅうか伝記的な噺は、先代の三遊亭圓楽の『助六伝』や、歌丸さんの『ねずみ』での左甚五郎が、私の浅い落語拝聴経験では記憶に残っているのだが、

 こういった噺は、思わず、聞き込んでしまう。

 南なんさんの演じ分けは、かなり自然で、トリックアートで引き込まれ、それがいつしか本題で引き込まれるという面白さがあった^^

                                              (2012/12/09)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[映画『砂漠でサーモン・フィッシング』を観た(寸評)]

2012-12-08 23:10:36 | 物語の感想
☆ちょいと忙しくて、長く書けないのだけど、これは良作でしたよ。

 基本的には、それぞれ、妻がおり・恋人のいる大人の男女がいつしか魅かれあうという王道の恋愛物語である。

 だが、そこに、イエメンの大富豪の、国の民を思った純粋な気持ちからくる、実現不可能と思われる、イエメンの砂漠でのサーモン・フィッシング・・・、と言う大事業が大きく関係してくる。

 また、その事業は、アフガン戦争で、アラブ世界とのイメージを悪くした英国の、英国と中東の関係を良くしたいとする政府補佐官の活動も絡んでくる。

 主人公の、生真面目な水産学者・ジョーンズをユアン・マクレガーがさっぱりと演じていて、とても好感だ。

 生真面目だが、自分の心を吐露するに対しては正直な点もあり、恋し始めた、イエメンの王の投資コンサルタントをしているハリエットに、自分の気持ちを正直に伝えるし、

 やや、身を固めることに急いでいるハリエットの知り合って間もない恋人が、戦場で死んだと思われつつ、実は生きていた事実に対しては、礼儀はわきまえているが、不満を隠さない。

 私、ちょっとジョーンズの性格に似ていると思った^^

 ハリエット(エミリー・ブラント)の方も、ジョーンズ博士の優しさに好意を持っているのだけど、恋人の帰還に苦悩するのだ。

 美人の苦悩する姿というのは、なかなか良いものである・・・。

 さて、しかし、私は何度も語っているが、

 欧米作品に、アラブ人やペルシャ人が重要な役で出てくると、必ず、作品を食っちゃう、と思うのだが、大富豪シャイフを演じたアムール・ワケドも、実に深みのある濃い顔をしていた。

 なんか、言葉の一つ一つにも味わいがある。

 表情に可愛さもある。

 彼の存在は、この作品の説得力となっている・・・。

 

 さて、では、私がこの作品の中で気に入ったセリフです。

 ジョーンズが奥さんに、「その女(ハリエット)が好きなの?」と聞かれ、

「なにもしていないし、期待もしていない・・・、・・・(だが、好きだ)」

 と言うのが、今の私の心にはグッときた・・・^^

 PS.ちなみに、監督のラッセ・ハルストレムは、私の短髪少女好きを決定づけた『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』の監督なんですね^^

マイライフ・アズ・ア・ドッグ 【HDマスター】 [Blu-ray]
クリエーター情報なし
IVC,Ltd.(VC)(D)


                                           (2012/12/08)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[ここ、ニ,三日中に買ったマンガ]

2012-12-08 19:18:31 | 物語の感想
☆月の初めはマンガの新刊が多く出る。

 先ずはこちら、チャンピオンをパラ見していたら、私好みの短髪スレンダーガールが活躍していたので気になっていたのだ。

名探偵マーニー 1 (少年チャンピオン・コミックス)
木々津 克久
秋田書店


 「ブラック・ジャック」から連なるチャンピオン一話完結の系譜を感じさせてくれます。

 派手な事件はないけど、堅実な展開と、惜しげない展開の省略、魅力的な絵と、長く続いて欲しい作品です。

 そして、こちら^^

進撃の巨人(9) (講談社コミックス)
クリエーター情報なし
講談社


 謎は深まるばかり。

 私としては、もう少し、戦略的な対巨人戦の連なりで良いと思っているのだけど、作者自身が、ゆっくりと話の先を急いでますな^^

 では、ジャンプコミック4連弾です!

めだかボックス 18 (ジャンプコミックス)
暁月 あきら
集英社


 ちょっと地味だったシリーズの完結編。

 さすがの西尾維新も、変態たちのインフレに疲れてきたかなと思いきや、今のシリーズで、またも強烈な異常者が現われてきてるね^^;

SKET DANCE 28 (ジャンプコミックス)
篠原 健太
集英社


 スイッチの復活は、もっと泣かせの展開になると考えていたのだが、わりとサッパリしているのが、「スケダン」風かな。

HUNTER×HUNTER 31 (ジャンプコミックス)
冨樫 義博
集英社


 これはまだ読まない。

 前巻(30巻)と、今月末に出る後の巻(32巻)を合わせて読むと、「ハンターxハンター」の異色シリーズが一気に楽しめる。

 でも、作者の冨樫義博は、なんだかんだと着実に話を進めていて偉い!!

斉木楠雄のサイ難 2 (ジャンプコミックス)
麻生 周一
集英社


この作者は、はみ出し者を鋭くバカにしつつ、でも、同時に優しさも向けるので好きだ。

 この2巻の表紙の男・燃堂こそが、この作者の持ち味を如実に表わすキャラクターである。

 ・・・以上!

 ちょっと出かけてきます!!!

                                              (2012/12/08)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[3年間の浮気(与党民主党考・129 「もうすぐサヨナラ再掲・3」]

2012-12-08 11:53:13 | 保守の一考
☆この再掲シリーズ、かなりの高アクセスです。

 内容が、三年前なのに、「現在(いま)」と見事に重なる点が好評なのだろう^^

 三年前の時点で、私が既に、鳩山を評し、

   《まあ、鳩山ってのは、「ブレる」「ブレない」以前の問題で、
                  「行動矛盾」が常態の男のようである。
    直前に聞いた話を、その更に直近の自分の主張と正反対でも、
            真顔で、あたかも信念に沿った表情で語る人物だと言う。
    それは、まさに、民主党のあり方と同じだ。
    美辞麗句を駆使して、それと正反対のことを慇懃無礼に行なうのである。》


 と、語っているのが面白い^^

 でも、鳩山のキチガイ真骨頂はこの後にきたんだよね・・・。

 これも面白い。

   《自民党へのアンチテーゼで躍進した民主党の指向は、
       「マイノリティーへの過剰な同調によるマジョリティーからの賞賛」にある》


   《インフラ整備と言うものは、その恩恵に全く与からない人々もいる。
    しかし、公的な可能性の問題で必要とされる。
    それは無駄なことではない。
    その、「無駄」と思われることを堂々と出来るのが税金による公共事業なんだよね。
    誰も、個人的には、自分に直接に利益のない事には金は出さない。
    その代わりをしてくれるのが、税金の使い道なんだよ。
    これ、社会の常識だよ。
    その、「税金」活用の第一義を蔑ろにして、
    自分に直に金が流れてくるやり方に安易に同調した時、
    社会は崩壊をはじめる・・・。     》


 まあ、民主党に任せていたら、原発事故の無意味に被害は広がるし、第2第3の笹子トンネルが無数に出現する・・・。

   ◇

   [与党民主党考・8 「迷走・うつろう発言・エコバブル詐欺」] (2009/10/13)

 <☆笑ったのが、10/7の産経新聞の一面だ。

 東谷暁氏が、基本状況として、こう書いている。

   『民主党政権が成立してから、わずか20日しかたっていないのに、
                     すでに政治は迷走を始めている。』


 前提条件として、それがあるのが笑える^^

 確かに、グダグダである。

 東谷氏による、藤井裕久財務相のアメリカに阿った発言をしたばかりに、急激な円高を引き起こし、それにうろたえて、すぐに、その発言を翻し、周囲を呆れさせた話が記される。

 しかし、それは、あくまでも「周囲を呆れさせ」るに留まる。

 国民は詳細をよく知らない。

 なにやら、米のガイトナー財務長官と対等に会談している鳩山政権の一員の姿を見て、ちゃんと政治をしているんだなあと言うイメージを受けて安心させられるだけである^^;

 ほとんどのマスコミは、その顛末を報道しない。

 もうほとんどが、「こいつら(民主党)、ヤバイ・・・」と思っているにも拘らず、だ。

 でも、マスコミによる民主党攻撃は、まだまだ始まらないだろう。

 それは、民主党を持ち上げた自分らの責任でもあるからだ。

   ◇

 東谷氏の主張は、続いて、沖縄米軍普天間基地移転問題で、北沢俊美防衛相は、「売り」であった県外移設の公約を覆す発言をし始めた。

 沖縄での民主党の選挙勝利は、「県外移設」の「なんだか安心のイメージ」によるものが大であることは誰もが疑う余地はなく、まさに投票したものにとっては、北沢防衛相の発言は「基地外」発言と言えよう。

   ◇

 話は、鳩山首相の「温室効果ガス排出25%削減」国際公約に続く。

 首相は、発言当時は、世界に「そりゃ、いい心がけだ!」と拍手喝采されたが、今になって、経済的な問題でかなりビビっているようで、ガス削減による影響試算のやり直しを命じている。

 かつて、私が借金を返していたとき(今もあるが^^;)、どうあっても赤字となる給料を、「どうか、黒字でなくとも、トントンであれ!」と、何度も何度も繰り返し計算していた時の気持ちを思い出させる。

 それを、民主党は、国政でやっているのだ!

 なにぶん、国民への経済的負担が冗談ではすまない額である。

 これは、選挙前から…、と言うか、京都議定書が話題になっていた頃から言われていたことだが、

 日本は目標を掲げても、それを絶対に可能にさせられないのである。

 では、どうしていたか?

 他国の削減持分を「買う」・・・、それでお茶を濁していたのである。

 それを、「排出権取引」と言う。

 つまり、鳩山首相は、「温室効果ガス25%削減」と、自分の「地球に優しい」上っ面の気持ちを世界公約としたが、

 その実体は、自分(だけならばいいが、自国民全員)に、勝手に意味のない規制事項を設け、常識的な規制事項しか持たない他国に、日本国民の血税をバラ撒き捨てる…、と言うことなのである。

 ここで動くのは、お金だけである。

 しかも、我々がお金を出すだけの一方通行である。

 私はこれを、民主党による「エコバブル詐欺」と呼びたい。

 私が言いたいのは、ここには、「温室効果ガス」の実質的削減などは全くないのである。

 地球のオゾン層は、鳩山首相の恣意的な人格の帰結としての主張を全く受け入れていないのである。

 こういった恐ろしい現実を、マスコミは国民に教えちゃくれない。

 民主党に投票した皆さん!

 あんたらのせいで、俺の金までドブに捨てられるんだぞ!

   ◇

 長くなったが、もう一つ、記事を転載させて頂く。

   《「母子加算」復活、年内も微妙…政府内に異論(読売 2009年10月12日 09:54)》

 <生活保護を受けている一人親の世帯に支給されてきた「母子加算」の復活協議が難航している。
 今年3月末に廃止された母子加算に代わる形で導入した「新制度」の扱いに、政府内で意見の隔たりがあるためだ。当初は10月に母子加算を復活させる方針だったが、年内復活も微妙な情勢だ。
 母子加算を復活した場合、必要となる年間約180億円の財源は、「予備費で対応が可能」(藤井財務相)という。長妻厚生労働相ら厚労省の政務三役は新制度の存続と母子加算復活の両方を狙っているが、政府内には異論も多い。
 母子加算は都市部では月額約2万3000円が支給された。代わって導入された「新制度」は、子どもの年齢や仕事の有無などに合わせて支給額が変わる仕組みだ。具体的には、子どもの授業料などを対象とした「高等学校等就学費」(1人あたり月約1万5000円)、親が働いている場合は最大月1万円、職業訓練をしている場合は月5000円を支給されている。
 新制度では病気で働けない場合などには、支給総額が母子加算を下回ってしまう。与党内には、「景気は低迷しており、母子加算と新制度の両立が必要だ」との意見が根強い。一方、財務官僚は、「母子加算に代わる制度を、母子加算復活後も続けるなど、予算編成の常識が分かっていない」と反発する。
 与党は予備費の活用による年内の母子加算復活を目指す姿勢を変えていない。だが、復活法案と合わせ09年度第2次補正予算案を年明けの通常国会に提出することも視野に入れ始めており、復活時期は見通せない状況だ。>

 全国のシングルマザーが、待ち焦がれているよ~!

 でも、無理矢理に、それを復活させようとすると、あらゆる関係各所に歪を生む。

 世の中の事象は、全て、<シナプス>的な繋がりを持っている。

 部分だけで変えようとすると、善きこと(と民主党が思っている)の実行は、他肢に影響を与え、悪しきことの推進へとがらりと変貌する。

   ◇

 民主党の主張していた「最後の楽園」への航海の正体は、泥舟によるものだと誰もが認識すべきだ。

 これだけツッコミどころの多い政治をしてくれると、私は書くネタに困らない。

 岡田外相の外交や、西松建設献金問題についてもすぐに書きたい。

 ・・・民主党には、愚かであれ、狡猾であれ、常にお金の問題が絡んでくる。

                                     (2009/10/13)>

   #   #   #

   [与党民主党考・9 「派遣村主催・マッチポンプ・湯浅誠」] (2009/10/14)

 <☆帰宅時のラジオで聞いて、呆れた・・・。

   《政府、国家戦略室参与に「年越し派遣村」村長・湯浅誠さんを起用する方針固める(FNN 10/14 13:12)》

 <政府は国家戦略室の参与に、2008年暮れ、東京・日比谷公園に設営された「年越し派遣村」で村長を務めた湯浅誠さんを起用する方針を固めた。
菅国家戦略担当相は、政府の緊急雇用対策本部の初会合を16日に開き、10月下旬に召集される予定の臨時国会前に緊急雇用対策をまとめる方針を示している。
このため、湯浅さんの経験を、失業者に住居をあっせんし、同時に生活保護申請も受け付ける「ワンストップサービス」などの対策に生かしたい意向とみられ、近く菅国家戦略担当相が正式に発表する見通し。>

   ◇

 いちお、言っておくと、鳩山がイメージしている「年越し派遣村」と、実際の派遣村は違うぞ。

 何度も繰り返し語っているが、私は、派遣会社の現場社員として数年働き、最終的に「派遣制度」が生み出す人格のおぞましさに堪忍袋の緒が切れて、ネットを中心に『敗北者』と言うタイトルで糾弾文章を書き続けたことがある。

 それらの文章は近々復活させたいと思っているが、

 最終的には、その派遣会社の営業所の支店長は二度変わり、直接の営業社員は退社、現場で勝手気ままに振舞っていた派遣社員は廃人になった。

 その営業所の取引先は、ほとんどが斜陽になり、営業所(支店)自体も採用センターへと規模収縮した。

 また、その派遣会社が提携して作っていたクレジットカードは、この度、廃止となるそうだ・・・。

 そんな『敗北者』シリーズでは、今年の元日に、「年越し派遣村」にまでも足を運んでいた。

 正直、この「年越し派遣村」は、胡散臭い左翼運動家・湯浅誠の売名行為のフィールドでしかなかった。

 以下、再掲!

   ◇

   [『敗北者』 その434・日比谷公園/派遣村](2009/01/01)

 ☆明けまして、何はともあれ、おめでとう御座います^^

 今年もよろしくお願いします。

   ◇   ◇

 あきる野市で長年、共産党の市議会議員をやっていたK氏が引退するそうで、その方が、私の母親に、

   「中村さんの息子さんが代わりに出てくれるのがベストなのだが・・・」

 と、言ったそうだ。

 私の親父は、一昨年の大晦日(ちょうど一年前)に死去した。

 親父は、地方行政をよくしたいと異常に勉強していた。

 その帰結で、共産党と仲良くしていて、その議員の後援会長などもやらされていた。

 しかし! 共産党員ではなかった・・・、親父にとっての、そこが境界線だったのだろう。

 私の母親は、「ああ、私の息子は右翼なので無理無理^^;」と答えたそうだ。

 が、私の心は揺れ動いてた。

 ・・・私は、このままでは、「無冠の帝王」である。

 何らかの「肩書き」や、かたちのある「実績」が欲しいのである。

   ◇   ◇

     《日比谷公園に「派遣村」、温かい年越し求め140人(2009年1月1日00時41分 読売新聞)》(リンク切れ)

 さて、本日は、姪っ子と靖国神社に初詣に行き、そこから日比谷に足を伸ばした。

 日比谷駅の、メッセージボードには、こうあった。

   

 私と姪は、地下鉄構内から外界に出る。

 本日は暖かい日であったが、日比谷はビル風で凍えた。

 日比谷公園に入って行った。

 私と姪は、少々、楽しみにして行ったのだが、一周したら、心がブルーになった。

 年配のボランティアが、餅つきしている姿も、何か寂しかった。

 「若者の雇用崩壊」と言うのは、幻想のような気がした。

 なぜなら、そこには、若者の姿などは全くなかったからだ。

 若者は、若者であるが故に、選ばなければ、職は得られるのであろう(特に年末年始の特需がある)。

 昔からの、年配の労務者がドカジャンみたいな藍色や茶系色の衣類を重ね着しているだけだった。

 テレビ局が、ホームレスの一人にインタビューをしていたのが、ささやかな社会とのつながりに見えた。

 ・・・ちょっと、ここで更なるコメントをすると、堰を切ったかのように、私のいつもの毒舌が始まってしまうので、これ以上に語るのはやめる。

   

 無口になってしまった姪に、私は、「さあ、帰ろう^^;」と言い、その場を去った。

                                     (2009/01/01)

   ◇

   [『敗北者』 その436・「結石赤ちゃんと派遣村」](2009/01/03)

 ☆元日は靖国神社にお参りに行ったのだが、いつも、九段下の駅から地上に上がると、<大紀元時報>(クリック!)と言う、共産党独裁政権下の中国では報道されないニュースがいっぱい掲載されている新聞を配っている人がいる。

 その方に、一部頂いていた。

 こんな記事があった。

   《有毒粉ミルク被害者家族らがHP立ち上げ、提訴する構え崩さず》
  
 【大紀元日本12月21日】中国有毒粉ミルクの被害者によると、浙江省衢州医院で手術を受けた腎臓結石の乳幼児だけでもすでに千人を超え、被害を受けた乳幼児の多くは病状が改善していないことが明らかになった。病院は無情にも無料治療のサービスを中止したため、高額な借金を負った親もいるという。こうした事態に対し、被害者の親たちは訴訟を起こす考えだ。当局からの圧力は、被害者の親たちが立ち上げたホームページ「結石赤ちゃんの家」にも及び、3日連続で外部からの妨害を受け続けたという。有毒粉ミルク事件はまだ終わっていない。ラジオ自由アジア(RFA)放送局が伝えた。
 今年9月に有毒粉ミルク事件が発覚してから、被害者は中国全土に波及し、企業や政府の責任問題についての進展はなく、事件の処置を巡って紛糾は続いている。当局が提出した賠償計画は掛け声ばかりという被害者たちの不満の声が上がっている一方で、当局は被害者たちが法律に則り訴訟を起こすことを懸念し、妨害し続けている。
 そのほか、被害者たちが立ち上げたHP「結石赤ちゃんの家」のサーバーは、最初は国内のものだったが、妨害を受け、十数回にわたり強制的に閉鎖され、サーバーを3度も変えた。関係者によると、最終的にサーバーを海外へ移したが、妨害が絶えることはなかったという。HPの発起人の1人である趙連海さんは12月14日、「われわれのホームページに3日連続で大量の迷惑メールが来ているため、このホームページに入るのは非常に困難になる」と訴えた。
 趙さんによると現在、中国大陸の大部分の地区の病院で、腎臓結石に罹った乳幼児への無料治療範囲を狭めたため、腎臓結石により腎臓に水がたまる症状や、血尿などの疾患についてはすべて有料になったという。
 浙江省に在住する楊歓ちゃんの病状は深刻で、親の楊勇さんは、全身が管だらけで見るに堪えないと訴え、楊ちゃんの治療中の写真を提供した。楊さんは「子供は9月18日に入院し、27日間病院にいた。しかし、結石が取れたらすぐに退院させられたにもかかわらず、カルテには両腎臓に水がたまり、尿管両方が拡張していると記されている。しかも、次回からの診察は実費になると言われた」と嘆いた。
 楊さんによると、病院側としては結石が見つからないから規定の無料治療から外れるとしているが、ある医師によると、実際には、これらの病状の80%は腎臓結石がもたらしたものであることを明らかにした。しかし、病院側として、これらのことは公にすることはできないという。
 病院側は、患者は有毒粉ミルクとは無関係だという見解を示しており、さらに病院と衛生局の間で医療費負担について責任の擦り合いをしていることに、楊さんは、強い憤りを感じたことを明らかにした。中国衛生部は9月中旬にすべての腎臓結石に罹った乳幼児患者に対して当局が無料治療を行なうと発表したが、実際は、医療費を負担している病院もあれば、薬を患者に与えたのち政府に請求する病院もある。
 実例として、南寧市のある双子の乳児の腎臓結石は6ミリと7ミリの大きさだったが、どこの病院も受け入れなかった。ようやくある婦人保健病院が診察したが、最初は1日400~500元(約5600~7000円)だったが、のち、1日千元(約1万4千円)の治療費が請求された。病院側は結局、国に請求できるにもかかわらず、親たちに請求しているのは、不正請求に等しいという批判が親たちから上がっている。
 有毒粉ミルク事件は発覚してからすでに3カ月が経っている。病院側の不正、患者の病状の隠蔽などで、多くの親は政府当局に失望し、訴える気力もなくなったという。前出の趙連海さんは12月21日に被害者の家族を集め、国に対して法律に則る訴訟を起こすことを継続することを含み、今後の実務の打ち合わせを行なうと明らかにした。趙さんは、手術が必要としている多くの子供は貧困な家庭が多いと示し、「国は腎臓結石患者のための基金会を作ろうとしていないので、わたしたちは自分たちで基金会を設立する」ことを明らかにした。
 趙さんは今後も「三鹿粉ミルク」に対する訴訟は続けるとし、「聖元粉ミルク」社に対しても訴訟を起こす考えを示した。
                                             (翻訳編集・余靜)

   ◇   ◇

 私が一番好きなものは、赤ちゃんである。

 丸くて、小さくて、柔らかくて、真っ白な心であるからである。

 そして、今、一番嫌いなものは、「結石」である。

 痛いからである。

 一番好きなものが、一番嫌いなものに苦しめられるのである。

 こんな歯軋りものの事例は少ないだろう。

 中国が仮想敵国の保守派でも、ブログ<もののふのこころ>のkousotsuderさんや、人伝に聞いた話だと、産経新聞のW記者も結石持ちだそうだし、《反中国結石保守の会》でも結成しようかなあ・・・。

 ・・・この一言が、その後の大ムーブメントを形成することになるとは、この時のミッドナイト・蘭には知る由もなかったのである。

   ◇   ◇

 で、何も出来ない赤ちゃん達が、言い知れぬ痛みに苦しんでいるときに、成人は、行政に甘えているのである・・・。

   《「派遣村」、寝場所を厚労省に再要請 講堂5日で期限 (朝日 2009年1月3日21時35分)》(リンク切れ)

 「派遣切り」などで仕事と住居を失った人に寝場所と食事を提供する東京・日比谷公園の「年越し派遣村」をめぐり、労働組合や市民団体でつくる実行委員会は3日、厚生労働省に、同省が緊急開放した講堂の使用期限となる5日朝以降の寝場所や食事の確保などを要請した。
 厚労省が2日に開放した講堂で一夜を明かしたのは約250人。元派遣社員の男性(39)は「足をのばせて寝られてよかった」と、ほっとした表情を見せた。だが、先月半ばで派遣契約を打ち切られ、所持金は1千円程度。「5日以降のことは考えていない。頭が真っ白の状態で、今は不安しかない」と話した。
 厚労省の講堂は2日夜時点でほぼ満員。3日に入村した80人以上の人たちは公園内のテントに入っているが、4日も村民が増えれば、収容しきれなくなるおそれがある。
 また、講堂は5日朝までしか使えず、その後の寝場所は決まっていない。実行委の関根秀一郎・派遣ユニオン書記長は「村民の間では5日以降どうなっちゃうのかという不安が広がっている」と話す。
 5日以降については、東京都中央区が廃校となった小学校2カ所で計160人を1週間程度受け入れる意向だ。だが、調理施設がなく、食事の確保のめどはたっていない。都は2施設に収容しきれない場合に備えて別の施設の提供も検討しており、厚労省も財政的に支援する考えだ。
 派遣村実行委によると、31日の開村から3日夜までの入村者は400人を超えた。2日時点で千代田区などにFAXで生活保護を申請した人は112人で、5日に一斉に同区の福祉事務所を訪れて手続きをする予定。

   ◇   ◇

 ・・・「派遣村」は、私、元日に、靖国神社に初詣に行った後に覗いたんだよね。

 そこにいたのは、不当な首切りにあった非正規社員などではなく、ほとんどが十年一日のホームレスの姿だった。

 それが悪いと言ってるのではない、でも、「あんたら、しょうがないじゃん」とは思っている・・・。

 私は、あんたらよりも、結石で苦しむ赤ちゃんのために戦いたいよ・・・。

   ◇   ◇

 私は、十数年ほど前、新宿の西口の某有名ホテルで働いていたことがある。

 新宿駅を降りて、地下道を歩いていると、その横に、ホームレスの段ボールハウスが犇いていた・・・(この話、次回『ホームレス』に続く)。

                                     (2009/01/03)

   ◇

   [『敗北者』 その437・ホームレス](2009/01/04)

 ☆私が子供の頃かな、戦争が終わって四半世紀を経ていたが、おそらく戦争で体が不自由になった方が、立川の街角で乞食をしていた。

 私は、子供心に、非常に新鮮なショックを受けた。

 全くもって、この方たちと、その具体例の構成因子が異なるのだが、それから、更に四半世紀を経た、約15年ほど前から、東京には「ホームレス」が目立ち始めた。

   ◇   ◇

     今エントリーの主題歌「DAN BALL ~あびベンチャー~ 」(クリック!)

 私は、その頃、新宿で働いていた。

 西口を降りると、そのまま、新宿副都心ビル街への長い地下道を通っていく。

 ここは、幾何学模様に支配された未来的な空間である。

 歩道の半分は、床が自動で流れて行く通路になっていた。

 その一角に、場違いにも雑然とした段ボールの家があった。

 当初、私は、自分達が子供の頃に造った「秘密基地」みたいだなと思った。

 段ボールの家には、いわゆる「日雇い労働者」崩れみたいな年配の方々が住んでいた。

 覗かなくても、その中は見える。

 何やら、コンロやら布団、マンガ雑誌が見えた。

 快適に過ごしているようだ^^;

 夏は暑く、冬は寒いが、地下ゆえに、雨露がしのげるのは好立地条件であっただろう。

 段ボールハウスは、日ごとに増えて行った。

 その「造り」も、テープやヒモ、あるいは、針金で補強すると言う強固なものに変わっていた。

 出入り口に表札まで掲げている「ホームレス」もいた。

 段ボールハウスが増えていくに従い、地下道と言う密閉空間に異臭が漂った。

 奴ら、トイレまで行くのが面倒で、そこらで粗相を済ますのだ。

 垂れ流した小便は、壁から床へ、そして、床はタイルを敷き詰めているので、その隙間を侵食する。

 そして、気化!

 あたりには、ムアッと異臭が漂うのである。

   ◇   ◇

 ある日、段ボールハウスの一つがあった区画に、ただ焼け跡だけが残っていて、警察による立ち入り禁止のテーピング囲いがされていた。

 住人が寝タバコでもして、段ボールに引火、全焼したのだろう。

 さすがに、この頃から、警察の監視も強化され始めたようだ。

 そもそも、銀行などは、その前からガードマンを店先に配置していた。

 だが、それから、日を置かずに、また、段ボールハウスが焼けた。

 いよいよ、警察も本腰を入れたようで、強制的な立ち退きの予告が為された。

 ホームレス達は、どこぞの人権団体に徒党を唆され、地域住民運動のように抗議を行なっていた。

 地下道の広いところに集まって、「立ち退き反対!」「強制代執行お断り!」とか書かれていた。

 いよいよ、多くのホームレスが集まっていたが、寝ているだけの奴もいる。

 ある朝、(昨夜やっていた)ドラマ映画『HERO』でキムタクが着ていたようなダウンジャケットみたいなのを上下着込んでいたホームレスが、地下道の真ん中に寝転がっていた。

 もう、何をするのも嫌だ、てな態で、仰向けに寝ていた。

 多くの通行者は、その汚いホームレスを迂回していた。

 私は、踏み越えた。

 つまり、跨いだのだ。

 ・・・さて、それはさておき、その日の私の退勤時、そのホームレスは同じところに同じ姿勢で寝転がっていた。

 一箇所だけ違った。

 股間に、萎びたチンポが見えていたのだ。

「うへっ!」

 と、思いつつ、流石の私も迂回しかけた。

 その時!

 チンポの先から、小便を迸らせたのだ。

 仰向けの格好でしているので、小便は、噴水のように、そのホームレスに降り注いだ。

「あああ!」と思った。「こいつ、《人間失格》だ・・・^^;」

 せめて、せめて、ちょいと体を傾ければ、おしっこも自分に掛からないだろうに、それさえも億劫になっているのだ・・・。

 荒んだ状況であったが、ただ一つ、素晴らしいことがあった。

 ・・・それは、美人OLが、その横を通っていたことだ。

 そんな状景を見てしまい、顔をしかめて、足早に立ち去る美人OLたちの心中を察すると、ちょっと、「いいもの見たな」感が起こるものである^^;

   ◇   ◇

 ある日、全ての段ボールハウスがなくなっていた・・・。

 私の知らない時に、強制的に撤去させられたのであろう。

 私の心に、スローモションで、公権力によって強制的に退去させられるホームレスの姿が想像されるのだった。

 ・・・倒されるホームレス。

 ・・・グシャリと潰される段ボール。

 ・・・通路に放り出される布団。

 ・・・泣き叫ぶホームレス。

 ・・・噴水小便の止まらない寝小便オヤジホームレス。

     エンディングテーマ 『世情(中島みゆき)』・・・「金八先生」より

                                     (2009/01/04)

   ◇

 なんか、文章中に「・・・私は、このままでは、「無冠の帝王」である。何らかの「肩書き」や、かたちのある「実績」が欲しいのである。」などと書いているので、私が湯浅誠に嫉妬しているみたいですね^^;

 ただ、私は、派遣制度に、破壊しつくしたいほどの怒りは持っているが、ずーっと、派遣制度自体は必要だと考えている。

 うん、「必要悪」だと思っている。

 1エントリーが一万字までなので詳しくは書いておれないが、最後にこんなニュースがあることを記しておく。

   《「派遣禁止」による失業率10%:池田信夫(上武大学大学院教授)
                      2009年10月13日(火)08:00(『VOICE』誌)》

 (字数制限で、一部分しか載せられないが、リンクを飛んで読んでくれ!)

 <若者の所得を激減させる政策
 民主党と社民党・国民新党は、連立政権の合意文書に「日雇い派遣、スポット派遣の禁止のみならず、登録型派遣、製造業派遣も原則的に禁止する」と明記した。この労働者派遣法の改正案は、前の通常国会で民主党と社民党が共同提案しており、社民党の福島瑞穂党首は「臨時国会で改正したい」といっているので、早ければ10月にも製造業の派遣労働は(一部の専門職を除いて)禁止される可能性がある。
 民主党や社民党は、派遣労働が禁止されたら、企業はすべての労働者を正社員として雇うと想定しているのだろうが、そういうことは起こらない。
 業界の調査では、派遣労働を打ち切った場合、正社員に雇用されるのは5%程度という結果が出ている。つまり派遣労働が禁止されたら、企業は派遣の大部分をパートや請負に切り替え、残業を増やすのだ。事実、かつて「偽装請負」騒ぎで激減した請負契約が最近、また増えている。
 さらに最近では、派遣も請負も規制がうるさいので、「研修生」という名目で外国人の低賃金労働者が大量に流入している。財団法人国際研修協力機構(JITCO)の受け入れている支援研修生と技能実習移行申請者は合わせて13万2000人、全体では約20万人の研修生が国内にいると推定され、その8割以上が中国人である。彼らには労働基準法も適用されないので、過酷な労働条件を強いられ、年間2000人以上が失踪している。要するに、国内の「格差解消」と称して規制が強化された結果、国際格差が拡大しただけなのだ。
 そして国内の規制が強まると、雇用は海外に流出して「空洞化」が起こる。中国の大連には、日本企業のサポートセンターがたくさんでき、最近は日本人スタッフを積極的に募集している。その求人広告を見ると、「年俸制5万元~」。5元=約15円だから、年収75万円だ。物価も日本の10分の1ぐらいなので、購買力平価でみると平均的な日本の社員とあまり変わらないが、現地でいくら元で貯金しても、日本へ帰ってきたら10分の1になる。
 民主党の政策は、結果的には若者の所得を激減させ、日本にいられなくしているのだ。・・・>

   ◇

 まあ、媚中国の民主党としては、万々歳なのだろうが・・・。

                                     (2009/10/14)>

   #   #   #

   [与党民主党考・10 「かくして、中国人凶悪犯罪激増へ」] (2009/10/19)

 <☆・・・短信ですいません。

     《日本への中国人の個人旅行緩和へ 年収要件引き下げ検討(2009年10月18日(日)20:50)》

 <前原国交相は18日、中国の邵国家観光局長と名古屋で会談し、現在は富裕層に限定している中国から日本への個人旅行について、年収要件などの緩和を検討する方針を表明した。これに対し邵局長は、日本の旅行会社の現地法人を通じた日本への観光旅行を試験的に解禁する考えを示した。昨年、観光などで日本を訪れた中国人旅行者は初めて100万人を突破。日本側は受け入れを大幅に拡大し、消費拡大につなげたい意向だ。>

   ◇

 ただでさえ、規制の網をくぐって来日、日本に潜伏し、犯罪を繰り返している中国人に、「どうぞ、いらっしゃい♪」と門戸を開いてしまうわけだ。

 民主党は、いつもは、「国民一人一人のために」「生活第一」を掲げながら、犯罪者予備軍の輸入をはじめてしまう。

 女子供が続々と殺されるぞ。

 死者が30人弱の新型インフルエンザに、あれだけの(莫大な費用を含む)対策を講じつつも、おそらく、数万人単位に膨れ上がる中国人犯罪者の被害者には頓着がないのだ。

 民主党には、世の「優先順位」のバランスが備わっていない・・・、と言うか、実質「新型社会党」なので、共産党的害悪は「ウェルカム」なのだろう。

 ・・・前原って、もっともっとマシな政治家だと思っていたのだが・・・。

 若くしてひん曲がった口元と、顔面のテカリが、中国共産党に憑かれたかのような印象を感じる・・・。

                                     (2009/10/19)>

   #   #   #

   [与党民主党考・11 「脱々官僚」] (2009/10/27)

 <☆保守派の中にも、民主党を支持していた方が多数いて、その一番の理由に「脱官僚」があった。

 もちろん、卑劣なエリートは多数いる。

 ただ、私は、その「脱官僚」、官僚=悪の図式の60%は、左翼マスコミによる煽動の影響だと思っている(特に『報道ステーション』などの「編集」は凄かった。見ていて私も、官僚に嫌悪が湧いたものだ^^;)。

 そんな、「脱官僚」を理由にして民主党を支持した方たちも、日本郵政の西川善文社長の後任に、小沢一郎の肝いりで決まった人物・斉藤次郎氏(元大蔵次官)が就任することになったことについては暗澹たる思いにかられたことだろう。

 私は、落胆している保守派に言いたい。

   『愚か者め・・』

   ◇

 そもそも、産経新聞の10/12付けの記事によると、鳩山政権の各府省の大臣・副大臣・政務官の政務三役、その約20%が官僚OBだとさ。

 有名どころでは、先ごろ、天皇陛下の『お言葉』を強制変更させようとした岡田外務大臣(旧通産)。

 民主党お得意の日和見発言の結果、急激な円高を招いた藤井財務大臣(旧大蔵)。

 西松建設から献金をちゃんと頂いていた亀井金融大臣(警察庁)。

 行政刷新会議にも、鳩山クンは、ちゃんと元官僚を仕込んでいます。

 退陣直前の麻生内閣においては、政府入りした官僚OBは、13・4%でしかなかったそうだ。

   ◇

 私は、ややえげつないが、大臣VS官僚の不協和音で、民主党政権は機能不全に陥り、瓦解していくのだと思っていたが、

 おそらく、民主党自らの未熟で終幕を迎えるのだと思う。

   《ジワリ「民主離れ」? 出口調査や地方選に変化の兆し(産経 2009.10.27 00:04)》

                                     (2009/10/27)>

   #   #   #

 再掲で、なかなか読み応えのある更新が出来るのは嬉しいね^^

 それだけ、過去の私の怒りが大きいのだ・・・。

 震災前にして、これだけの絶望を、民主党は与えてくれている。

                                             (2012/12/08)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[久々の採用! 「GOGOMONZ」投稿(6)]

2012-12-08 10:45:14 | GOGOMONZ(ゴゴモンズ)

☆いやいやぁ~、FM NACK5の『GOGOMONZ』に投稿するも、全く読まれない日々が続いて、一昨日、久し振りに読まれたですよ!

 この週は、遅過ぎる夏休みの鬼丸師匠に代わって立川談慶さんがパーソナリティーを務めていた。

 読まれるとしたら、午後一時から二時の間が多いようなので、期待して、聴いていた。

 私のラジオネームは「毎日ミドラン」である。

 談慶さんが、「えーっ、次は、ラジオネーム、マ…」と言うので、ラジオに向かい前のめりになると、「…マリアさん^^」とかフェイント!

 この「マ」の字フェイントが三回くらい続けられて、私の心は「ズコーッ!」とこけた。

 ところで、「マリアさん」は男のリスナーらしい、何で女名前なんだろう…、と、蘭さんは思いましたよ^^;

「チッ! 今日も読まれないのかよ」と思った後半・・・。

 私が投稿したのではない、豆腐「波乗りジョニー」で有名な<三和豆水庵>のコーナーをやっていた。

 このコーナーの投稿者には、横田かおり嬢(カオリン)が、いつもの投稿者への「ありがとっ!^^」ではなく、「ありがとーふ^^」と言う。

 そして、一通りの投稿を読み終え、番組にまだまだ慣れていない談慶さんが「続いて、ラジオネーム、毎日ミドランさん・・・」と読み始めた。

 かおりん 「ありがとーふ^^」

 私は「やった!」と思うも、でも「あれっ? このコーナーに投稿してないぞ」!!!

 どうやら、談慶さん、用意されていた採用投稿の順番を間違えたらしい。

 すぐに、その場はなかったことにされた^^

 私は、でも、読まれるのが確定したので、嬉しくて、しかも、かおりんの「ありがとーふ^^」も頂戴できた^^v

 しかし、豆腐のコーナーの次には「ドライブ」のコーナーや、交通情報のコーナーなど、なかなか、私の投稿したメインテーマのコーナーにならない。

 私はヤキモキした。

 が、遂に読まれましたよ。

 鬼丸師匠ではなく、ピンチヒッターの談慶さんに読まれたのが、また、レアであり、ミディアムである。

「アリガトオゥ!」の、妙に元気のいいカオリンの声もウェルダンだ。

 では、採用された投稿です。

 数年前に関係した人物ではありますが、名前は更にもじっておきます^^

 その人は、「GOGOMONZ」の時間帯は、いつも、営業途中の車内で、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」と「玉川美沙 たまなび(当時)」を聴いていました^^;

 ≪談慶師匠、カオリン、グッドアフタヌ〜ン!
  私の『この人と居ると駄目になりそう・・・と、思うのはこんな人?』です。
  営業職をしていた時代に、私の教育係だったヨシハルさんです。
  この人、凄まじいヘビースモーカーでした。
  新人の私は定時よりもはるかに早く出勤していたのですが、
  いつも、すでに職場にいてタバコを吸っていました。
  一緒に外回りに出ると、社用車での喫煙は禁止されていたので、会社を出ると同時に、
  「ちょ、ちょっと」と一番最寄のコンビニに寄らされ、ヨシハルさんはスパスパとはじめます。
  その後も、営業回りの1アクション毎にスパスパ。
  訪問する会社の喫煙室には必ず寄って、
  私が、「さあ、一服したみたいだし、次かな」と様子をうかがうも、
  「もう一本吸ってから・・・」と腰が重い。
  私も最初は、楽でいいわコレ、などと思っていたのですが、
  僅か三日ほどで、「これでいいのか?」と、自分の営業人生の先行きが不安になりだしました。
  ヨシハルさんは、生活のストレスも溜まっていたのだと思いますが、
  なんかもう、「生活の句読点」みたいにタバコを吸いまくっていました。
  営業がなく、内勤の仕事を手伝う時も、15分と作業に集中出来ず、作業場を抜けてしまいます。
  そういう時は、バツが悪いのか、あたかも私に何か教えることでもあるかのように、
  「あっ、そうそう、あれについて説明しなきゃ!」と、私を巻き込み、
  タバコを吸える場所まで連れて行き、そして、別に大事なことを教えてくれるわけでもありません。
  こんな教育係に習っていたら、私ゃ、ダメになる! と、
  新人でやる気満々だった私ですが、そのやる気さえも3割ほどそぎ落とされつつ、
  危機感だけは募りました・・・。          ≫


 実は、この後も文章は続くのですが、省略されました。

 でも、読まれた部分だけでも、かなり長いっスね^^

 正直、長過ぎて、談慶さん、メリハリがつけ難かったらしく、聴いてて、書いた本人の私も、あまり面白くない。

 まあ、私の投稿が悪いのだが、・・・だから、あまり読まれないのかなぁ・・・。

 と、反省の募る投稿者ミドランでした。

 おっと、ちなみに、私、タバコを吸わなくて、吸っていた時期もありません。

 父親が、非常にヘビースモーカーだったので、その反動で、私の心が「もうタバコは充分」てな気分になっているらしいです。

 彼女で吸う女もいなかったなぁ。

 噂によると、皆藤愛子さんはヘビースモーカーらしいですな^^;

 私が皆藤愛子さんとつきあったら、私にとって初めての喫煙者の彼女だなぁ・・・(ネバー!!)。

 今、あの可愛い顔を想像すると、かなりのショックです^^;

 伏目がちにタバコを吸う愛子・・・、下あごを突き出してケムリを吐く愛子・・・。

                                             (2012/12/08)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[「ヱヴァンゲリヲン:Q」覚え書き(3:「破」と「Q」・その1 サントラ)]

2012-12-08 08:51:52 | 物語の感想
☆昨日で、近所のワーナーマイカル系(日の出・武蔵村山)の『新劇場版 ヱヴァンゲリヲン:Q』の公開が終わってしまった。

 何でだろ? まだまだ稼げるだろうに。

 さて、『ヱヴァ:Q』のサントラ、段々と聞き込んで味わいが感じられてきた^^

Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0
サントラ
キングレコード


 昨日のFM NACK5『ファンキー・フライデー』のアルバムTOP20で、このサントラがランクインしてて、あの渚クンのピアノ曲が掛けられたのだが、バイト作業しながら、町の空を見上げながら聞く『Quatre Mains (a quatre mains) =3EM16=』は、なんか青い空の雲の中からシトが荘厳に降りて来そうでなんとも鳥肌が立った。

 さて、『ヱヴァ:破』と、『ヱヴァ:Q』のサウンドトラックの、それぞれの「ディスク1」と「ディスク2」の関係性についてだが、もう少し書いておく。

 以下のようだ。

 どちらも、基本、物語に沿った曲順である。

     

     

 私が何をいいたいかと言いますと、『ヱヴァ:破』のほうは、「ディスク2」のほうで、物語の、更なるもう一つの新たな可能性を示していた。

 つまり、「パラレルワールド」でも良いし、「時間ループ」でも良し。

「ああ、ここで宗教色を出す手もあったのか」とか「おお、ここに叙情性を高める曲を入れる作りも構想されていたのね」とか、私に想像させるのである。

 それが、このサントラの構成に表われている。

 しかし、『ヱヴァ:Q』のほうでは、それがされてはいない。

 私、そこまで聴き込んでいないし、映画館にも『破』ほどは行ってないので断言できないが、『Q』のほうは、ディスク1も2も、一部を除いて作中で使われている。

 どうやら、これも厳密ではないが、既存曲のアレンジがディスク2に収められている傾向がある。

 私は、そもそもが、作り手は、「パラレルワールド」「時間ループ」ネタで、今回の「新劇場版」にオチをつけようと思っていたのでは、と思うのだ。

 だが、それは、この『Q』の製作途中で断念された。

 何故か?

 私は、昨年の3月、震災の間にテレビ放送されていた、極限の「パラレルワールド」「時間ループ」を描いた『魔法少女まどか☆マギカ』の影響があるのだと思う。

 あの作品は、その「時間」の重みを、一人の女の子(ほむら)に一任したことが大きくて、そのインパクトは凄まじかった。

 『ヱヴァ』においては、ほむらの役を渚クンに割り振っていたのだね。

 でも、結果的に、例えば、ミサトさんの豹変なんかにも転用されている。

 あちらもメガヒットしたし、

 テレビシリーズと映画版で、ああまで内容をさき越されたら、『ヱヴァ』としても、方向転換せざるを得なかっただろう。

 そういった曲折が、『Q』のサウンドトラックの構成に感じられる。

 ・・・しかし、「パラレルワールド」「時間ループ」ネタが大オチに使えないとなると・・・、

 ヤツは、また、やるぞ、『まごころを、君に』の後半展開!!!^^;

                                            (2012/12/08)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[3年間の柔らかな地獄(与党民主党考・128 「もうすぐサヨナラ再掲・2」]

2012-12-07 01:04:08 | 保守の一考
☆続けます^^

 民主党政権を誕生させてしまったことについては、私、こうして、ある一定数の閲覧者を擁している訳ですので、とても責任を感じています。

 「民主党に投票していたヤツ」も責めていますが、「民主党政権を誕生させてしまった世界(自分を含む)」の一人として自分も責めています。

   #   #   #

   [与党民主党考・4 「臭いものに蓋」] (2009/09/18)

 ≪☆明日が早いので短信ですまん。

 ・・・恐ろしい時代だ。

 民主党のメディア対策は徹底していると思う。

 それは、自民党のおおらかさ(お愚かさ)と比して明らかに戦略性が見られる。

 誰の入れ知恵だろう・・・。

 選挙戦の終盤の鳩山氏の、迂闊な発言がクローズアップされることを防ぐためのぶら下がり取材の中止など、なかなかだと思う。

 ・・・そして、政権奪取後、こんなことをやらかした。

   ◇

   《官僚の記者会見、原則禁止…官邸が省庁に通知(9月17日3時9分配信 読売新聞)》

  鳩山新政権の発足を受け首相官邸は16日、報道機関への対応について、〈1〉各省庁の見解を表明する記者会見は、閣僚など政治家が行い、官僚は行わない〈2〉次官らの定例記者会見は行わない――との内容の指針をまとめ、各省庁に通知した。
 指針は、閣僚が適切と判断した場合には、官僚による記者会見もあり得るとしているが、「国民の知る権利」を制限するものとして論議を呼びそうだ。
 指針は「政・官のあり方」と題され、各省庁に対し、同日、取扱注意の資料として配られた。「府省の見解を表明する記者会見は大臣等の『政』が行い、事務次官等の記者会見は行わない。ただし、専門性その他の状況に応じ、大臣等が適切とした場合には『官』が行う」としている。鳩山内閣は16日夜の閣僚懇談会で、この指針を申し合わせた。
 これについて、平野官房長官は16日夜、初閣議後の記者会見で、「(事実関係の)ブリーフは記者会見ではない」と述べ、事実関係の説明は除くとの見方を示した。 (最終更新:9月17日3時9分)

   ◇

 これまで、ささやかなる官僚の記者会見で、メディアは真実の片鱗を見た。

 しかし、これまで、「真実」、つまり、与党自民党追求のネタを見つける手立ての作業が、与党民主党では消去された。

 民主党は、脱官僚政治を標榜している。

 だが、その実体は、完全なる「政官癒着」、と言うか、民主党の官僚取り込みである・・・。

 憂鬱である。

 これが、私の最も嫌悪する「言論統制」の一つである・・・。

                                      (2009/09/18)≫

   #   #   #

   [与党民主党考・5 「溢れ出す問題群」] (2009/10/03)

 ≪☆ちょいと忙しく、でも、多くの<民主党問題>が噴出しているので、それを羅列し、一言コメントしておく。

   ◇

   ・外国人参政権

 これが一番恐ろしい。

 実質的に日本が、他民族に乗っ取られる端緒となる。

 日本の一部分の、「三国人」が密集して生活している場所から、「三国人」利益誘導型の政治家が生まれるのである。

 やつらは、イナゴのように、日本の国土を蹂躙していくだろう。

 これについては、そのうち詳しく書くが、早速、公明党が民主党と連携を模索し始めているのが、分かっていただけに呆れる。

 公明党が、何で、外国人参政権導入に積極的かと言うと、半島、ひいては大陸での創価学会の布教とバーターだからである。

   ◇

   ・夫婦別制導入
 
 「個々の自由」と言う表面上の理由でなく(それだとイメージで悪くなく思えてもくる)、また、システム上の不便の問題でなく、生活上の心情の問題として考えると、これが、日本人の生活の根幹を破壊する制度だと分かる人もいよう。

 「分かる人もいよう」と書いたのは、私は、今回の民主党政権の誕生で、世の中にはバカばかりだと認識したからだ。

 「民意」とは「衆愚政治」と見つけたり。

 鳩山総理は、そんな「衆愚」に平身低頭し、自らの政権を維持するのだ。

 ただ、鳩山総理が、オリンピック開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)の最終総会の招致演説にコペンハーゲンまで出張ってくれたのには素直に感謝したい(残念な結果だったが)。

 話を戻す。

 私が言いたいのは、世の中には<例外>があるって言うこと、「夫婦別姓」が必要なほんの一部の人たちもいる。

 しかし、それを前提に社会制度を改革すると、他の大部分の国民の生活がグダグダに崩れていってしまうのである。

 <例外>には、それ相応の救済策が施されているし、それが不備ならば、そこでのシステム上の微調整を必要とはする。

 <例外>を通すには、どうあってもリスクが伴うのは、自分を含めた個々のアビリティーを考えても致し方ないことだ。

 ・・・と、こうして話しても理解できない人がいる。

 色んなバカがいる。

 私は、選挙を棄権するバカならばいいと考える。

 一番悪いバカが、「考えることのない素直なバカ」である。

 耳にした一言のイメージで、民主党に一票^^と、投票所に向かうのである・・・。

   ◇

   ・子供手当て

 長妻厚生労働大臣は、来年度から支給を行う「子供手当」法案について、法案の審議に時間がかかることが予想されることなどから、今季の臨時国会ではなく、来年の通常国会に提出するつもりなのだそうだ。

 正直、多くの一般家庭の親御さんは、これが目当てで投票した。

 この支給には、その財源確保をはじめ、多くの問題がある。

 結論から言うと、初年度は、「無駄」と民主党が強弁する大規模公共事業の中止などから財源をひねり出すだろう。

 しかし、最終的には、この「子供手当て」は、国民の・・・、つまり、多くの一般家庭の親御への税金徴収から賄われる。

 まあ、目の前の現金をよしとする家庭も多かろう。

 ならば、その、自分らに投票してくれた喫緊の法案の審議の先送りを何でしちゃっているのか?

 簡単である。

 国民に納得して説明できる「財源」がないのである。

   ◇

   ・八ツ場ダム建設中止

 それを掲げて投票してもらったんだから、中止もやむなしだろう。

 でも、紆余曲折あって賛成するに至った現地の住民にしてみたら、それは辛い結果で、

 また、自民党へのアンチテーゼで躍進した民主党の指向は、「マイノリティーへの過剰な同調によるマジョリティーからの賞賛」にあるが故に、現在の混乱は、苦しいだろう。

 でも、これも、中止により被害を蒙った住民への「ばら撒き」で解決するだろう。

   ◇

   ・西松建設ダム建設快調!

 民主党の小沢に多額の献金して見返りを億倍にして返してもらっている西松建設!

 そのダム建設はとても順調です^^

   ○西松建設受注・東北のダム(『どっと公務』サイトより転載)

       津軽ダム(工事中)
       森吉山ダム (工事中)
       鳥海ダム(調査中)
       胆沢ダム(工事中)
       長井ダム(工事中)
       田川ダム(調査中)

 だって、いきなり中止しちゃったら、西松より金を恵んでもらっている小沢総・・・、じゃなかった、建設に賛成している近隣の住民の生活に支障が出てしまうから^^;

                                     (続く 2009/10/03)≫

   #   #   #

   [与党民主党考・6 「台風18号」] (2009/10/07)

 ≪☆・・・台風18号 2年ぶり上陸も(産経新聞) - goo ニュース

 明日の午前中、首都圏直撃っぽいですな。

 私、明日は早番勤務で、5時に出勤です^^;

 私が偉いのは、仕事が始まるのは7時なのですが、6時には現場に出て準備するっちゅうことです。

 そして、タイムカードは、7時になってから押すのです。

 今の職場の同僚(バイト及び社員)には、そのような仕事に対しての思考回路がないので、おそらく、私が6時から働いているとは想像だにしないでしょう。

 その日の仕事がスムーズに進んでいる理由を疑問にも思わないのです^^;

   ◇

 それはさておき、誤解を恐れずに言えば、

 私は、今回の台風で「水害」が出たら、面白い、と思っています。

 ダムの必要性が分かるでしょうから。

 出来たら、日教組教育の結果生まれた凶悪犯罪者…、その迷宮入りしたケースの犯人が水害の被害者になって死んで、ダムの治水の必要性を世に知らしめてくれたらいいと思う^^v

   ◇

 昨夜の「報道ステーション」で、補正予算案の見直しで、多くの公共事業を凍結させた前原国土交通相が出演していた。

 その顔が、憑き物に取り付かれたかのように不気味になっていたので驚いたし、

 高速道路の無料化で売り出した民主党なのに、交通量が激しくなる高速の拡幅工事も執行停止になったようだ。

 そして、ダム建設の中止も話題になっていた。

   ◇

 インフラ整備と言うものは、その恩恵に全く与からない人々もいる。

 しかし、公的な可能性の問題で必要とされる。

 それは無駄なことではない。

 その、「無駄」と思われることを堂々と出来るのが税金による公共事業なんだよね。

 誰も、個人的には、自分に直接に利益のない事には金は出さない。

 その代わりをしてくれるのが、税金の使い道なんだよ。

 これ、社会の常識だよ。

 その、「税金」活用の第一義を蔑ろにして、自分に直に金が流れてくるやり方に安易に同調した時、

 社会は崩壊をはじめる・・・。

   ◇

 それから、私が11月に行なうビッグ企画は、「ダム」が関係しています^^

 早く予告編だけでも、皆さんにお伝えしたいのですがね・・・。

                                      (2009/10/07)≫

   #   #   #

   [与党民主党考・7 「外国人参政権・Ⅰ」] (2009/10/08)

 ≪☆ソースを示せなくて申し訳ないが(検索したが、見つからなかった^^;)、本日、会社からの帰宅中にラジオを聞いていたら、ニュースで、原口一博総務相が「外国人参政権に前向き発言」との事。

 なにやら、明日の日韓首脳会談でも、そのことが議題にあがるだろうとの事。

 李明博韓国大統領は、今までの歴代大統領とは一味違う人物のようだが、それでも、民主党のこしらえた据え膳はおいしく頂くことだろう・・・(いや、この人、在日だったそうだから、大喜びだろう)。

「いいかげんにしろよ!」

 と、私は車の中で叫んだ。

 民主党は、日本をどうしようとしているんだ!?

   ◇

 今、古本屋で100円で買った、以下の本を読んでいる。

     

 低価格で買った事が申し訳ないほど、面白く読んでいる。

 (引用)

 <・・・衰亡の原因を探求して行けば、われわれは成功の中に衰亡の種子があるということに気づく。多くの衰亡論の主題はそうしたものであった。たとえば、豊かになることが、人々を傲慢にし、かつ柔弱にするので文明を衰頽に向わせるということは、何回も何回も論じられて来た。『国富論』のアダム・スミスでさえ、「野蛮国民の民兵」が「文明国民の民兵」に対して「不可抗的な優越性」を持つと書いた。それは今日の人々の多くにとって意外であるだろう。しかし、富の衰頽効果はそれほど広く認められて来たことなのである。同様に、スミスのやや先輩のディヴィット・ヒュームは、芸術や科学について、それらは完成すれば衰頽に向うと論じた。・・・>

   ◇

 ハンチントンは、日本文明を、世界の八大文明の中の一つとした。

 フィリプ・バグビーやマシュー・メルコも、日本の文明を、世界の独自文明の一つとしている。

 トインビーやヤスパースも、中国文明の亜種的な見方ではあるが、語るべき独立した文明と見ているようだ。

 また、詳しくはここでは語らないが、多くの日本の学者も、「野蛮」な黒船や、その後の「野蛮」なGHQを経ずして、既に日本には完成された社会のシステム(別にそれを民主主義と言っておいてもいい^^;)が構築されていたことを示してくれている。

 どうにかこうにか、それこそ、黒船やGHQを、日本文明は凌いできた。

 しかし、中国大陸の「金魚の糞」である半島人(三国人)の<野蛮度>は、(現在の)欧米の比ではない。

 そんな野郎どもに、民主党は、日本の国政への門戸を、嬉々として開放しようとしている。

 それは、日本女性のモンコを、嬉々として三国人に開放しようとすることと同義である。

   ◇

 ・・・しかし、民主党(野蛮国民の民兵)…、党自体が目指すべき方向以上に、ヤバイ方面に突き進んで行ってる。

 日本に住んでいる以上は、客観的に楽しんでいられないのが腹が立つ。

                                     (2009/10/08)≫

   #   #   #

 すいません、明日は、本職ではなく、バイトで早いので、コメントなく終え、私、寝ます。

 おやすみなさい、永遠に、民主党・・・。

                                           (2012/12/07)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[詐欺り続けた3年間(与党民主党考・127 「もうすぐサヨナラ再掲・1」]

2012-12-05 23:57:05 | 保守の一考
☆なんだかんだで3年間、民主党政権は日本を沈降させ続けましたが、やっとこさ、底に至ったようですね・・・。

 なんか、私も、3年間(以上だが・・・)、その政党の人格から為される同じ形質(タイプ)の過ちの糾弾をさせられ続けてきたような気がします。

 今 読んでも、その糾弾されるメンタリティに違いのない民主党が面白いので、これから、民主党についての再掲をしていきます^^;


   #   #   #

   [与党民主党考・1「選挙詐欺」] (2009/09/03)

☆いつまでも、瀕死となった自民党を嘆いていてもしょうがない、現実を見つめよう・・・、と思った矢先!

 昨夜の『報道ステーション』で、出演していた民主党の馬淵澄夫議員がとんでもないことを言っていた。

 公約の一つ「高速道路無料化」について。

   (うろおぼえ)

「渋滞が起きる発生箇所においては有料だよ」

「選挙前に、無料になる高速道路と無料にならない高速道路を明確にさせてしまうのは党内で駄目が出た」

「地方の人に具体的に申し上げにくかった」

「ETC業者を潰してしまう訳にはいかないのら」

 ・・・唖然とした。

 私の認識としては、「首都高速と阪神高速以外は全部無料」であった。

 それにしても、私には、どう考えても不可能と思われ、だからこそ、冷笑していた。

 マニフェストにはどう書いてあるのか?

 <民主党の五つの約束>の四番目の項目「地域主権」の中にある。

 《・・・30.高速道路を原則無料化して、地域経済の活性化を図る
   【政策目的】
  ○流通コストの引き下げを通じて、生活コストを引き下げる。
  ○産地から消費地へ商品を運びやすいようにして、地域経済を活性化する。
  ○高速道路の出入り口を増設し、今ある社会資本を有効に使って、渋滞などの経済的損失を軽減する。
   【具体策】
  ○割引率の順次拡大などの社会実験を実施し、その影響を確認しながら、高速道路を無料化していく。
   【所要額】
  1.3兆円程度                                     》

 ・・・恐ろしいと思った・・・。

 なんら、それを行なうための具体的な方法が記されていなかった。

 『報道ステーション』のメインキャスター古館は、民主党に好意を持っていて、何とかして「いい風にいい風に見よう」と聞いている節があったが、馬淵議員の逮捕された詐欺師のような釈明に、さすがに開いた口が塞がらない、てな、ダボハゼのような表情をしていた。

   ◇

 だが、馬淵議員出演の前のニュース「ニューヨーク・タイムズ紙に寄稿した鳩山論文の波紋」(クリック!)では、

 古館は、「昔書いた論文の一部を抜粋されただけですし、書いた当時から、今は心境が変わっているでしょうし」などと擁護していやがった!

 いや、そもそも、多くの保守派政治家の「一部を抜粋」し、常に大バッシングを繰り広げてきたのは、古館! お前だぞッ!!

 それに、鳩山の「寄稿」での主張は、日頃の古館の所属する「朝日・左翼」界の主張と見事に合致すると思うのだが・・・、故に、日米同盟に媚びるように、現在の鳩山の言動を誘導する朝日系列の姿に、私は何とも薄ら寒いものを感じるのだ。

   ◇

 昨日の産経新聞「正論」欄は、遠藤浩一氏が、民主党を評し『政権奪取で求心力失う「悲劇」』(クリック!)と言う一文を書いていた。

 (蘭注:かつては、「遠藤先生」と呼んでいたが、
     一連の「つくる会」内紛問題で、
     どうしても西尾幹二を責めることの出来なかった「遠藤先生」を、私は許し難いので「遠藤氏」とする)

 正直、その内容は、今回の選挙の概観を語っただけなのだが、

『・・・しかし、マニフェスト、政策インデックス、党首以下幹部の言動などからは、民主党の理念も将来への展望もうかがえない。左右両派の対立を恐れて綱領さえ作ることのできない政党だから、「政権交代!」と、何とかの一つ覚えのように叫ぶほかないのである。・・・』

 …の部分などから、今回、初めて民主党のマニフェストを覗いた私の気持ちを代弁してくれているような気がした。

 「政権交代」・・・、それで終わりの党なのである。

 でも、後は、どうにかこうにか、流れるのだろう・・・。

   ◇

 私がちょくちょく批判する岡本行夫だが、9/1の産経一面の文章「鳩山さん、よく考えてください」(クリック!)は素直に読んだ。

 内容は、先の「ニューヨークタイムズ」ネタで、また、選挙の概観を語ったものだが、

 《・・・ この2週間、私も各地の選挙区を細かくまわって、多くの有権者と話をしてきた。明らかなのは、民主党が大勝利したというより、自民党が自壊して大敗したということだ。自民党に投票してきた人々の離反なのだ。だからこそ、民主党批判を繰り返す麻生さんへの不満が強かったのである。「オレたちはあんたと自民党がダメだと言ってるんだ、人を批判するより自民党がどう変わるか言え!」と。・・・》

 …の箇所に妙に納得した。

 民主党をあげつらうだけでは駄目だ! と、言う人は多かったんだけど、「ならばどうする」を誰も語っていなかったから、「オレたちはあんたと自民党がダメだと言ってるんだ、人を批判するより自民党がどう変わるか言え!」には素直に納得してしまうのだった。

   ◇

 言っておくと、私、「反米上等!」である^^

 けれど、それを主張する「準備」は万全なんだろうな、と言いたい。

 日本国民が、そう、今回、民主党に投票したクソどもが、ひたすらに反米の気概を持って鳩山外交につき従えるなら、それはそれで、凄いことなのである。

 でも、「徒手空拳」のアホ面下げて大行進しても、皆殺しに遭うだけだ。

 いや、お前らが死ぬのはいいんだよ。

 でも、左翼は、よく、デモに自分の小さな娘とか連れてくるじゃない?

 チンクシャの可愛い幼女^^

 そういうおチビちゃんが、不愉快な目に遭うような準備のなさだけは許せないのだよ。

                                        (2009/09/03)

   #   #   #

   [与党民主党考・2「家計直撃」] (2009/09/08)

☆多くの新聞で、昨日の鳩山発言がクローズアップされている。

     温暖化ガス、鳩山氏「90年比25%削減」 中期目標明言(日経)

 《民主党の鳩山由紀夫代表は7日、都内で開いたシンポジウムで講演し、日本の温暖化ガス削減の中期目標について「2020年までに1990年比25%削減を目指す」と表明した。6月に麻生太郎首相が表明した現政権の「05年比15%削減」を大きく上回る削減目標となる。22日にニューヨークで開く国連気候変動サミットに出席し、新たな中期目標を国際社会に打ち出す考えも示した。
 シンポジウムは朝日新聞社が主催した。鳩山氏は講演で25%減の目標について「マニフェスト(政権公約)に掲げており、あらゆる政策を総動員して実現を目指す決意だ」と語った。
 一方で中国やインドなど排出量が急増する新興国を念頭に「すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意が、我が国の約束の前提だ」とも指摘。米国や中国、インドも含めた主要国による国際合意が実行に欠かせないと強調し、日本だけが突出した削減目標を負わないよう予防線も張った。 (2009/09/07 13:04)》

 ・・・麻生政権が「2005年比、15%削減」を掲げ、それでも厳しいと非難轟々であったのは記憶に新しいだろう。

   ☆

 さて、先の選挙戦も最終盤に差し掛かった8月26日、保守サイドの産経新聞が「これなら、有権者も民主党のやり方が家計を直撃するのが分かるだろう」と、一面に載せた記事がある。

   【温室効果ガス 30%削減の衝撃】(1)民主案 36万円家計負担増 (2009.8.26 08:22)

 長いので、全ては転載しないぞ。

 詳しくは、リンク先の記事を読んでくれ。

 私が特筆したいのは、いかほどの家計負担が予想されるのか、だ。

 いや、読み返すと、やはり、全文が重要なので、完全転載する。

   ☆

 《   「光熱費払えない」悲鳴

   「こんな負担は納得できない」

 8月5日に東京・霞が関の経済産業省で開かれた総合資源エネルギー調査会需給部会。消費者団体の代表として参加した日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会の三村光代最高顧問は思わず声を上げた。政府が6月にまとめた二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出削減に伴う家計負担の増加額として「1世帯あたり年間7万7千円」との試算が示されたからだ。

 三村さんは「生活が苦しい家庭にとっては年間1千円、500円の負担増でも軽くはない」と光熱費に温室効果ガスの排出削減対策費用を安易に転嫁しないよう訴えた。

 しかし、この日の部会では、もう一つの参考試算も示された。「1世帯あたり年間36万円」。民主党の温室効果ガスの排出削減を実行した場合の家計負担の増加額だ。政府の目標は2020(平成32)年に05年比15%の温室効果ガスの排出削減を目指すものだが、民主党が今回の衆院選で掲げたマニフェスト(政権公約)では、20年に90年比で25%(05年比で30%)を削減するという厳しい目標を打ち出した。

 「そんな負担増は到底考えられない。これから景気が好転し、収入が増える確証があればある程度の負担増は許容はできるが、そのような時代でもない。結局は光熱費の不払いが増えるだけだ」と三村さんは首を横に振る。

 こうした家計負担の増加は、決して「将来」の数字ではない。

 政府は太陽光発電の導入促進に向け、家庭で生じた太陽光発電による余剰電力を電力会社が買い取る制度を年内に始める。現行の制度に比べて買い取り額を2倍に引き上げ、その負担を来年4月から電力料金に転嫁する仕組みだ。これによって平成23年度以降の電力料金は標準家庭で月額約30円、27年度以降には最大で月額100円程度の料金引き上げが見込まれている。

 しかし、民主党のマニフェストでは、太陽光だけでなく、風力などを含めた再生可能エネルギーをすべて電力会社が購入する仕組みを求めている。「民主党案では、標準家庭の料金上乗せ額は政府の新制度の2倍をはるかに上回る」(経済産業省幹部)という負担増が指摘されている。

 民主党では、こうした家計負担をめぐる政府の試算に対し、「脅しに近いと考えている。前提の数字によって負担額はいろいろと変わる」(岡田克也幹事長)と批判する。だが、民主党自身は温室効果ガスを2020年に05年比で30%削減した場合、具体的にどのような国民負担が生じるかを示していない。

 民主党は、今回の衆院選で中学生以下の子供1人当たり月額2万6千円を支給する子ども手当の創設や高速道路無料化など、家計を支援する公約を打ち出している。だが、同じマニフェストに盛り込んだ温室効果ガスの排出削減目標は、その個人消費を一気に冷やす恐れをはらんでいる。

          ◇

 6月3日の民主党「次の内閣」閣議に中間報告として提出された「農林漁業・農山漁村における環境ニューディール構想」。そこでは、すべての住宅を断熱性が高いエコハウス仕様とし、工事費込みで100万円前後のエコキュートなどの高効率給湯器を4400万台導入する目標が示された。これは全世帯の9割に相当する。

 しかし、「民主党としての数値目標というには早すぎる」(民主党関係者)として了承されず、概要を確認するのにとどまった。ただ、経産省では05年比30%削減という目標の達成には、すべての住宅に対する断熱化に加え、太陽光発電や高効率給湯器の導入義務付け、あるいは次世代自動車以外の購入禁止などが必要とみている。

 こうした省エネ費用は、年間36万円の家計負担とは別に強いられる重いものだ。その金額はわが国全体で190兆円にのぼると試算されている。これは政府目標の達成に必要な62兆円の約3倍にあたる。このため、政府部内では「民主党がどこまで党内的な議論を経て排出削減目標を決めたのかは疑問だ」(経産省幹部)とする声があがっている。

   政策の整合性に「?」

 政府の試算によると、2020年に二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを05年比で15%削減する政府目標を実現する場合、1世帯あたり年間7万7千円の家計負担が生じるが、これは企業の省エネ設備導入などで生産コストが上昇するのに伴い、20年段階で国内総生産(GDP)が0・6%押し下げられ、1世帯あたり年間4万4千円の可処分所得が減少するほか、光熱費が年間3万3千円増えるとの計算からだ。

 これに対し、民主党がマニフェスト(政権公約)で掲げる「20年に90年比で25%(05年比で30%)削減する」との目標を実行に移せば、20年段階のGDPは3・2%押し下げられる。これにより1世帯あたりの可処分所得は年間22万円減る一方、光熱費負担は同14万円増えるため、合計で年間36万円の家計負担の増加に結びつくと政府ではみている。

 CO2の排出削減が多くなればなるほど、高度な技術や設備を導入しなければならず、削減費用は高くなる。その費用をガソリン価格に上乗せした場合、政府目標では1リットルあたり30円の値上げにとどまるが、民主党の目標の実現には同170円の値上げが必要になり、現在のガソリン価格は2倍以上に跳ね上がる。

 家計負担はこれだけではない。民主党の目標を実現するには、新築だけでなく、既存住宅も断熱化してエネルギー効率を高める必要がある。だが、住宅生産団体連合会では「古い住宅の断熱化には天井や壁だけでなく、床やサッシなども取り換える必要があり、1軒あたり500万円以上の費用がかかるケースも出てくる」とみている。

 日本総合研究所の足達英一郎主席研究員は「温室効果ガスの大幅な削減を目指せば、国民負担も増える。05年比30%という削減は、可処分所得の増大による内需主導型の経済成長を目指す民主党の政策とはつじつまが合わない」と指摘。そのうえで「大幅削減には既存産業から血が流れることを覚悟して産業構造を転換しなければならないが、民主党のマニフェストにはそのビジョンがみえない」と批判する。

 また、第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストも「民主党はCO2の排出量を増やすような高速道路無料化や道路特定財源の暫定税率撤廃を打ち出しながら、高い排出削減目標を掲げること自体が矛盾している」と政策の整合性に疑問を投げかけている。

          ◇

 30日に投開票を迎える衆院選で、民主党が政権を奪取する可能性が高まる中、民主党の掲げる温室効果ガスの排出削減目標に対する不安が高まっている。民主党の公約が「政府目標」になった場合の影響などを検証する。   》


   ☆

 多少、煽っているが、その収支計算すると、ほぼ確実に、家計は大打撃を受けることだろう。

 有権者が望んだような完全無欠の「高速無料化」「子供手当て」が実現の怪しくなっている現在、無制限に<エゴなエコ>に邁進する鳩山民主党の恐ろしさ!

 「すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意が、我が国の約束の前提だ」と言う鳩山のセリフだが、

 何とも、「らしからぬ」駆け引きの言葉である^^;

 ならば、是非、「核廃絶」についても同じスタンスで挑んで頂きたい。

 以下のように、

 「すべての主要国の参加による意欲的な核廃絶の合意が、我が国の核武装放棄の約束の前提だ」^^;

 更に、鳩山のセリフには、国民の生命・生活が人質に取られたかのような意味合いが感じられる。

 「国民の生活第一」を形だけでも標榜していた民主党からは程遠いニュアンスだ。

   ☆

 まあ、鳩山ってのは、「ブレる」「ブレない」以前の問題で、「行動矛盾」が常態の男のようである。

 直前に聞いた話を、その更に直近の自分の主張と正反対でも、真顔で、あたかも信念に沿った表情で語る人物だと言う。

 それは、まさに、民主党のあり方と同じだ。

 美辞麗句を駆使して、それと正反対のことを慇懃無礼に行なうのである。


 親しくさせて頂いているサイトからの一言引用^^;

 《Re: 凶悪内閣 - 波浪規定 2009/09/06(Sun) 17:14 No.7841
  それにしても土建屋さんを寝返らせて、公共事業を削減するというのだから、どういうマジックを使うのだろう。》

   ☆

 しかし、みんな、なんと言う恐ろしい党に投票してしまったのか・・・。

                                    (2009/09/08)

   #   #   #

   [与党民主党考・3「日教組、不良教師を野放し」] (2009/09/13)

☆朝、産経新聞の一面を見て、暗澹たる気持ちになった。

   ◇

   《教員免許更新、廃止へ 民主・輿石氏 通常国会に法案も(9月13日7時56分配信 産経新聞)》

 < 民主党の輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長兼代表代行は12日、甲府市内で記者会見し、今年4月に導入された教員免許更新制度の廃止に向け、来年の通常国会にも教育職員免許法改正案を提出する考えを示した。更新制度は安倍晋三内閣が教育再生の目玉として導入を決めたが、民主党の有力支援団体である日本教職員組合(日教組)が強く廃止を求めてきた。政権交代で教育改革路線は一気に後退する公算が大きい。
 ■入閣「参院から2人以上」
 輿石氏は元山梨県教組委員長で、日教組の政治団体「日本民主教育政治連盟」会長を務める。小沢一郎代表代行と太いパイプを持ち、「参院民主党のドン」といわれる。
 輿石氏は「教員免許更新制は変えなければならない。できるだけ早くやる方向になる」と明言、来年の通常国会での改正案提出についても「あり得る」と述べた。平成23年度から免許更新制を廃止することにも「間に合えばそうする」と前向きな考えを示した。
 指導力不足の教員排除を可能とする改正教育職員免許法は19年6月に成立。教員は10年ごとに計30時間以上の講習を受け、認定試験で不合格となれば、2年以内に再試験で合格しない限り、教員免許が失効する。
 民主党は衆院選マニフェストに「教員の資質向上のため、教員免許制度を抜本的に見直す」と明記した。
 一方、輿石氏は、参院民主党からの入閣に関し、「1つでよいというわけにはいかない」と述べ、2人以上の入閣を求めた。また、来夏の参院選後の連立枠組みについて「単独過半数をとったら『もう結構です』なんて、人間の生き方として大変失礼だ」と述べ、社民、国民新両党との連立を維持すべきだとの考えを示した。>

   ◇

 民主党が政権を取ったら、この輿石東が文科省の大臣になるとは言われ続けているが、こうしてジャブを繰り出して来ている。

 そして、早速に「教員免許更新制度の廃止」を押し立ててきた。

 この制度は、不良教諭の排除が第一義であるが、同時に、組合活動や政治活動で処分の常習者、その排除も含まれる筈だった。

 それはつまり、日教組の教師である。

 日教組の政治団体「日本民主教育政治連盟」会長を務める輿石東は、アカ運動にかまけ、子供の教育蔑ろの教師、そのシステムを守るために、「教員免許更新制度の廃止」を打ち出し始めたのだ。

   ◇

 民主党は捩れに捩れている。

 上記の記事のように、<民主党は衆院選マニフェストに「教員の資質向上のため、教員免許制度を抜本的に見直す」と明記>とあり、

 保守派の多くの者も、その言葉をポジティブに捉えた人もいただろう。

 まさか、「抜本的に見直す」が、「教員免許更新制度の廃止」とは、誰も思うまい。

 これも、民主党の「選挙詐欺」である。

 つまり、教師の腐敗に対し、民主党は何もしないのである。

 腐敗している教師たちが、自分らの支持団体である故に、その「教育破壊の既得権益」を守ろうとしているのである。

 結局、民主党は、それまでの官僚腐敗の政治を改めるどころか、その腐敗の渦を、公務員の下層まで拡大させるだけなのである。


   ◇

   《日教組の主張通りへの一歩に 免許更新制廃止(9月13日0時54分配信 産経新聞)》

 <民主党の輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長兼代表代行が廃止に向けた法改正案を提出する考えを示した「教員免許更新制」。教育問題に詳しい八木秀次・高崎経済大教授は、「廃止は日教組の主張そのままだ。今後、安倍内閣が手がけた教育再生をゼロベースに戻し、日教組の主張通りの政策に転換する第一歩と考えていいのではないか」と懸念を示す。
 同制度は当初、不適格教員の排除が目的の一つとされた。「不適格」には指導力不足に加え、組合や政治活動で度重なる処分を受けた教員も含まれる見通しだった。
 しかし、検討の過程で「悪い者はダメという“性悪説”から、大学で最新の知識技能を学んで指導力を向上させようという“性善説”に変わった」と文部科学省幹部は説明する。
 その結果、同省は今年4月の導入に当たり、「不適格教員の排除が目的ではない」と表明。だが、放課後の指導などで多忙な教員が30時間を割いて「最新の知識技能」を大学で受講することに、「意味があるのか」との批判が、日教組系ではない教員からも起きた。座学をこなせば大半が合格する認定試験にも疑問が呈されていた。
 八木教授も「安倍内閣の退陣で、制度設計が未完成のまま実施された」と不備を指摘する。
 同制度の廃止は教育界で支持される公算が大きい。しかし、「不適格教員の排除」が、現場の課題であることに変わりはない。
 民主党は政策集で、教員の指導力向上のため、教員免許取得に必要な大学の4年制養成課程を、大学院2年も含む6年制に延長することを表明している。
 しかし、現在、教育現場にいる不適格教員に、日教組に支持される民主党がどれだけメスを入れることができるのか。八木教授は「民主党と日教組が一体の関係では、改善を期待できない」と話している。(鵜野光博)>

   ◇

 残念ながら、世の中には「性善説」ではどうにもならない人間が多数いる。

 自分自身が「性悪説」の具現化である<日教組>が、子供には猫撫で声で、性善説を施すのである。

 そして、世には、「犯罪」さえも「自由」と豪語する悪の天下が訪れる。

 それこそが、時代遅れのマルクス主義を標榜してはばからない<日教組>の目論見である。

   ◇

  (いつもキメのセリフ^^;)

 「しかし、みんな、なんと言う恐ろしい党に投票してしまったのか・・・」

                                    (2009/09/13)

   日教組出身の民主・輿石氏「教員免許更新制は廃止」(朝日新聞) - goo ニュース

   #   #   #

 この、民主党政権がはじまって二週間経たない間に「公約詐欺」「鳩山キチガイ」「日教組そのもの」と言う、根源的な三つの問題が溢れ出して来ている・・・。

 皆さん、次の衆議院選挙だが、色々考えて、もはや、「自民党」に一票を投じるしか、道はないことに気づいている事でしょう。

 総合的に判断して、「自民党」しかない・・・。


 ・・・まあ、今夜は寝ます。

                                         (2012/12/05)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[三遊亭鬼丸独演会at花音in入曽(後編 「vs柳家右太楼」)]

2012-12-04 22:44:39 | 物語の感想
☆さて、鬼丸師匠不在の「GOGOMONZ」・・・、なんとも、パラレルワールドの一つの可能性に迷い込んでしまったかのような雰囲気なのですが、談慶さんも談慶さんで、立川談志師匠の話をする段には、やはり、「つもりつもったもの(…それも愛)」がある故に、非常に面白いのだ。

 私は、鬼丸師匠にしても、横田かおり嬢にしても、今回、面白エピソードを話してくれた談慶さんにしても、一過性のラジオで語って終ってしまうのが惜しくて惜しくて^^;

 談慶さんの話し方は、私の思い描く落語家っぽい語り口だ^^

   ◇

 さて、落語家というのは上下関係が厳しいようだが、不思議と、高座の上では、笑いの為ならば、の下克上言動が多々ある。

 ・・・花音寄席。

 右太楼さんも、二つ目なのに、真打の鬼丸師匠に「オファーがあったのは前日だ」とか「普通、そんな非常識はない」とか「まあ、前日の依頼でも、土日に仕事のない自分も自分だが」とオチはつける^^;

 また、「前座として一席話せば良いと思ったら、交互に二席話すことになった」とか「鬼丸兄さんは二時間自分だけで持たせられないのだな」とか「長い噺が出来ないんだ」などと言いたい放題で面白かった。

 私は、落語家を「聖闘士星矢(セイントセイヤ)」に例えることが多い。

     ブロンズ聖闘士・・・前座

     シルバー聖闘士・・・二つ目

     ゴールド聖闘士・・・真打

     教皇     ・・・名人

 つまり、鬼丸師匠はゴールド聖闘士なのだ。

 だが、確か、「聖闘士星矢(セイントセイヤ)」には、ゴールド聖闘士の実力を持ちながらシルバー聖闘士に甘んじている<琴座のオルフェ>ってのがいたが、右太楼さんはあれか?

   ◇

 さて、<琴座のオルフェ>の攻撃『締め込み』を受けた鬼丸師匠・・・。

 右太楼さんの噺は、じわじわと効いてきて、最後に爆笑の渦を生んでいた。

 対して、鬼丸師匠は、超必殺技の、「特大まくら・酔っ払い」+『親子酒』で一気に勝負を決めようとした。

 このまくら噺・・・、面白いんだよ。

 あまりにもギャグ密度が濃いので、ここには記せない。

 ちょっとでも書けば、なんかこの完璧に構築された世界に傷をつけちゃいそうだ。

 と言いつつ、一つ書けば、満員電車の中で、えずく酔っ払いと向き合ってしまったOLが、必死で方向展開すると、相手の酔っ払いを始め、周囲の人間全員が「歯車力学」で回転を始める話など、もう、普通の人間の目のつけどころではない^^

 左隣のA子嬢も、右隣の「仮称・グリコ係長」も、延々と笑い続けていた。

 私も、「ああ、この噺は音楽だ! 名曲だ! ヘビーローテーションで聴き続けたい」と願うのだ。

 しかも、その後の『親子酒』が更に面白い。

 「特大まくら・酔っ払い」が、壮大な伏線だったと思うほど、それまでの素地が、古典落語『親子酒』を数倍の輝きに再生させている。

 禁酒していたはずなのに酔っ払った親父・・・、そこへ、息子が、禁酒していたはずなのに酔っ払って帰ってくる。

 咎める親父、釈明する息子・・・。

 息子は、取引先で酒を飲むに至る経緯を話す。

 酒を勧められた息子、何度も断わるのだ。

 その断わる口調、既に酔っ払って回想しているものだから、「だーっス」となる。

 この言葉の意味がわからない。

 でも、二回目で分かるのだ。「だーっス」

 「(今 禁酒しているので)ダメです!」の意である。

 一回目はきょとんとしている左隣のA子嬢も、右隣の「仮称・グリコ係長」も、この二回目の「だーっス」で死ぬほど笑っていた^^

 ここで勝負は決したか?

 いや、ここで中入り・水入りとなった。

   ◇

 さて、後半は、右太楼さんの『宮戸川(前編)』ではじまった・・・。

 今、この文章を書くにあたり、言わずに話し終えた右太楼さんの演目タイトルを、ネット検索で探すのに、小一時間掛かりましたよ。

 飲みながら書いているので、酔っ払ってしまいましたよ。

 でも、どうにか、この更新は書き終えますぞ!

 この噺は、半七とお花の馴れ初めを描く、それほどに爆笑を誘う展開ではないのだが、それぞれ帰宅が遅くなり家を追い出され、半七のおじさんの家に厄介になるのだが、そのおじさんの早とちりで有名な異名「飲み込みの久太」と古女房の勘違いっぷりが面白く、だが、その勘違いに乗せられ、半七とお花が仲良くなっていく。

 演じ分けが巧みで、なんか、お花がとても可愛かった^^

 この話、二人が雷の音に恐怖し急接近、「さあこれから!」のところで「これから先は文献が焼けております^^」で終わってしまった。

 私は、時間調整かなと思ったのだが、前後編の『宮戸川』を前半だけで終わらす場合は、このような下げなのだそうだ^^

 さて、鬼丸師匠の二席目は、寄席ではあまり話されることのないと言う『御神酒徳利』だった。

 凄く夢のある面白い話だった。

 とある旅籠の番頭さんが、良かれと思い、旅籠ゆかりの徳川家より賜いし御神酒徳利を、良からぬ者の目から隠すために、瓶に沈めた。

 しかし、主人は、「先祖伝来の御神酒徳利がなくなったあ!」と旅籠中の大騒ぎ!

 番頭さんは、自分が隠したことを家に帰ってから思い出すも、今更、告白したら顰蹙を買うだけだ。

 困っていたら、奥さんが、「占いで出たことにしなさい」と占いのための算盤を出してきた。

 で、前口上で、「先祖の遺言に、私も三度だけ占えるとあるのでやってみます」と、算盤を弾いて、まあ、知っていたからなんだけど、無事、瓶の中から御神酒徳利を発見!

 その話を聞きつけた大阪の大立者が、「ならば、自分の病気の娘も占ってくれ」と言い出したからもう大変。

 後に引けない番頭は、大阪の大旦那と上方に旅立つのだ。

 占いの神通力は、あと二回残っている、と大旦那は認識している。

 神奈川で直面した事件にも、ニンマリと笑い、被害者に「運がいいですね」と言うと、都合残ることになる、もう一回の神通力の行使を、大旦那は番頭さんに依頼するのだった。

 物語は、江戸→神奈川→大阪と連なるのだが、それぞれのエピソードが有機的に絡んでいて、実に壮大だ。

 これ、私、『ロード・オブ・ザ・リング』みたいな話に仕立て上げたいものだ。

 『トクガワ・オブ・ザ・デキャンタ』なんつって!^^

 なんつうかな、鬼丸師匠が大阪の大旦那の顔を真似る時なんて、顔が爺さんにしか見えなくて、鬼丸師匠の顔芸を心から愛するA子嬢は、幸せそうに笑っていました。

 また、この番頭さん・善六さん、すぐに「きつい塩のオニギリを作ってくれ、俺も、お前も、それぞれの実家に行くんだ。後から便りを出す」と、ケツをまくる^^;

 この「後から便りを出す」と言うときの、生真面目にすっ呆けた間(ま)が、文章ではけして説明出来ないのだが、異常に面白い。

 私は、落語に夢中になるにあたり、そのとば口が、この三遊亭鬼丸師匠で、ホント、幸せだなぁと思うのだった・・・。

     

                                          (2012/12/04)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする