☆・・・「小さな島の、小さな恋のコメディ・・・、というには深みもあり」・・・。
この作品も、全く予備知識がないままに観た。
かなりの傑作なのでびっくりした。
その作風でかなり有名らしいウェス・アンダーソン監督だが、恥ずかしながら、私、この監督作、初めての鑑賞であった。
どおりで、ブルース・ウィリスやら、ビル・マーレィ、エドワード・ノートンや、ティルダ・スウィントンらビッグネームが、小童二人の自由への愛の逃避行の物語を彩る大人の役割として出演している。
親を失い里子に出されていた少年は、ある日 生活に不満を抱き続ける少女に出会い、文通を通し、駆け落ちを計画する。
1965年のことだ。
冒頭は、めまぐるしく動く、アニメのようなスタイリッシュな映像の中で、少女スージーの家庭の忙しなさが描かれ、その中、常に双眼鏡で世界を観察するスージーの物足りなさが表現される。
そこら辺で、ちょっと、作品のテンポが合わないかな、と私は危惧する。
スージーは、濃いアイシャドーなど奇矯だが、至って美少女で、胸はないが、割りと無自覚に大人のスタイルでもある^^
太ももなどボリューミーである。
しかし、少年・サムが、舞台となる、アメリカのニューイングランド沖に浮かぶ小さなニューペンザンス島に、ボーイスカウトのキャンプに来ている中、スージーを求め脱走し、それを他のボーイスカウトメンバーが捜索し始める辺りで、やっと話に没入し始められる^^
・・・すいません、眠いので、続きは明日に書きます^^;
・・・なんかいい感じのメンバー^^
私は、子供の頃、カブスカウト、ボーイスカウト、シニアスカウトと入団していまして、厳しくもいい加減な雰囲気が実によく描けているなと思いました。
また、私が、この作品を通して、なんか似ているなぁと思った作品が、『ピクニック・アット・ハンギングロック』でした。
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エスピーオー |
なんとも言えない「自然のいたずら」みたいな雰囲気が感じられるのです・・・。
(2013/02/11)
初期のティム・バートンの作る画面から、バートンの過剰なコンプレックスを排除したような箱庭的な絵作りでありました。
この監督、他の作品でも、舞台をちゃんと作り上げるのかな?
あの小さな島と、隣りの島(の住民)が愛おしくなりますね^^
主演の女の子の目力(めぢから)が強いのは、アイシャドーのせいだけではないでしょうね^^
ウェス・アンダーソンの作品はどれも大好きです。
あの独特な世界がもうたまらんです!
ストーリーもさることながら、画面の細部を見てるだけでも
楽しい、オモチャ箱のような映画たちです。
早くも次の映画が楽しみ・・・。
きっとお好きなタイプだと思いますよ。
何とも言えない空気!出てましたねぇ。
この監督が撮ると、なぜかウェス・フィルターがかかっちゃう。
そこは、ピーター・ウィアーと似てるかも。
彼の作品も絶対の空気感がありますもんね。