☆・・・「1:新銀河誕生」も、名曲へのリンクなどを追加したので、今一度見直して下さいな^^
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さて、今作の敵はガトランティスの大都督「雷鳴のゴラン・ダガーム」!!
予告編では、その全貌は隠されていたが、いざ、姿を表わすと、その言動とともに「野蛮人」の印象だ。
そう、『北斗の拳』の牙一族の酋長みたいな雰囲気^^;
ただただ、力のゴリ押しで勝てると思っているような戦闘種族の長。
デスラーだったら、「ガミラスに下品な男は不要だ・・・」と処刑されるような男である^^;
ガミラス人の捕虜を皆殺し、例外として科学技術の知識ある者だけを「科学奴隷」として使役し、ガミラス科学力の粋「瞬間物質移送機」の亜種としての「火焔直撃砲」を戦艦に装備し、侵攻を進めている。
その、「火焔直撃砲」と言うネーミングも、あまりにもまんまで、ガトランティス民族の単細胞が窺える(私は知らなかったが、このネーミングはテレビ版「ヤマト2」の頃からあったそうだ)。
火焔直撃砲は、旗艦に、取り外しも可能なカスタム装備をされているのだが、最終決戦においては、あたかも、「悪人が撃ち尽くした銃を相手に投げつける」みたいな使われ方をする^^;
また、戦いの火蓋は、指令室の太鼓を打つことによって為される。
そのドラムスティックは、なんか「ギャートルズの肉」の食べ終えた残りみたいな骨なのである^^;
・・・思えば、ガミラスは、明らかにナチス・ドイツをイメージしていた。
ガトランティスは、旧作ではイメージは明確には感じられなかったが、今作においては、ロシア(ソビエト)・中国みたいな、力で押す大国感が感じられる。
さしづめ、ゴラン・ダガームは、モンゴルの首長だ。
だが、後に出てくるボラー連邦がソビエトっぽくはある。
暗黒星団帝国は国のイメージが不明である。
ディンギル帝国は、イスラムかなと思ったけど、スパニッシュな雰囲気あるよね。
で、ここまで、大国としてはアメリカの名前が出てきていないが、『復活編』で、脚本の石原慎太郎は、敵であるSUSを、完全にアメリカと考えている。
そもそも、ヤマトは、いや、大和は、アメリカを倒すためのものなのである・・・。
石原慎太郎は、老害に思えることもあるが、やっぱ、ちょいと敬意を表さなくてはならない存在ではある^^;
さて、今作のガトランティスが、ロシア(ソビエト)ではなく、中国をイメージしている状況証拠としては、サーベラーの存在がある。
モンゴル人的なゴラン・ダガームに、大帝の命令を与えるサーベラーの役職が「丞相」であることもあるし、メイクや、そのコスチュームの露出の高さは、エロいチャイナ装飾にも見える^^;
何よりも、ゴラン・ダガームに命令や叱責を加えるとき、手に持った扇子風を向けるのだ。
これがイメージ的に、諸葛亮孔明なんだよなぁ^^;
(続く! 2014/12/08)