『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[三遊亭鬼丸・三遊亭天どん]

2013-06-23 23:59:52 | 物語の感想
☆私、金曜日は、夜はお店を開くけど、昼の仕事の倉庫作業は休みである。

 なので、鬼丸師匠が月に一度呼ばれる「月イチお茶のみ落語」は、その木戸銭が500円であることや、午前中にチャッチャッと行なわれることも含め、条件として最高なのである^^

 母親(バーブ)を連れて、埼玉はプラザ・ウエストに向かう。

 思ったよりも遠かったが、複数人数で行くならば、車で行くほうが安上がり^^

 鬼丸師匠やカオリンのラジオ番組「ゴゴモンズ」を聴くようになって、その関係のイベントに参加するようになって、私は、一生 縁がなかったような土地を知ることができるようになった^^

 プラザ・ウエストは、とても大きな会館で、埼玉県民は金があるのぉ、と思った。

 ここの和室集会場での小さな落語会だった。

 パックのお茶が一本貰えて、それを飲みながら鑑賞しようじゃないか、が、「お茶のみ落語」の趣旨だ。

 三遊亭天どん(二ツ目)さんとの二人会。

 私は下世話ながらも、お客さん人数×(木戸銭-お茶代)÷鬼丸・天どん=・・・円、などと、どれくらいの稼ぎかを計算しちゃうのだが、

 まあ、鬼丸師匠・天どんさんとしては、これは落語文化を広めたり、自分の名前を広めて、次のRKG48総選挙での上位を狙う営業活動でもあるのだろう。

 そして、私はってーと、500円の木戸銭にもかかわらず、両名二席づつの噺が聴ける。

 非常に、非常に、お得だ!

   

 先ずは鬼丸師匠の登場だ。

 大きな落語会と違って、ソフトモヒカンをばっちし立ててないので、なんか、兜巾(ときん)のようだった。

     

 噺は「千早振る」

 最近 聴いた「崇徳院」みたいに百人一首を題材にしているが、それを茶化しまくっているのが鬼丸師匠の語り口には合うな^^

 母親は、鬼丸師匠の顔を評し、「なんか顔が締まってきたねぇ」と言ってた。

 次に三遊亭天どんさんの登場だ、

 まだ「二ツ目」で、秋に真打への昇進が決まっているとのこと。

 なんか面白い顔だった^^;(「明日にときめけ、夢にきらめけ!!」みたいな)

     

 天どんさんの一席目は「引導」

 序盤はおとなしめに始まるが、クライマックスのミュージカルシーンはやはり面白い!

 で、仲入りを挟んで、再びの鬼丸師匠。

 なんで、トリを二ツ目に譲るのだろう・・・? と、思った。

 また、この頃、ゴゴモンズリスナーと思われる男が、先に観覧していた女の子と合流した。

 鬼丸師匠は、夫婦喧嘩が題材の「厩火事」のまくらとして、鬼嫁話(「アスパラの力」「ハガキにJAPAN!」)をはじめた。

 この鬼嫁話はラジオでも話していて、私も聴いたが面白いエピソードだ。

 すると、そのゴゴモンズリスナー、鬼丸師匠がその話をし始めた途端に、オチを知っているものだから、大きな声で笑い始めたのだ。

 私は、その落語の段取りを破壊するような野暮に腹が立った。

 私など、ラジオでも、この間の神保町でも、このエピソードを聴いたが、やっぱ、同じ内容でも、その時その時のアレンジの違いに感心したりして、やっぱり、そのオチでは大笑いする。

 が、その話を知っているからといって、先回りで笑うような無粋はけしてしない。

 非常に自己チューのゴゴモンズリスナーは、鬼丸師匠の語りにも、我々の笑いのタイミングをにも、不協和音を奏でたと言えよう。

 最後に天どんさんの最後の噺、「舟徳」だ。

 大川の船頭の噺なのだが、そこまでの描写はないのだが、川を行く若旦那の船の動き・風景が手に取るように分かる面白い話であった・・・。

                                             (2013/06/23)
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