『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』を観た]

2013-01-13 02:20:55 | 物語の感想
☆アニメ版は、旧作はたまに見ていたが、現在放送している新版は見ていない。

 だが、マンガ版は大好きだ^^

 世界観は熟知しつつの鑑賞。

 だが、主人公のゴンや、マブダチのキルアのタッチが、かなりショタコン向けに表情豊かで、現代的なアレンジをされていたので驚きつつ見始める。

 常に物語的に緊張をし続ける原作だが、今回の作品は、更に物語的にタイトであろう尺の中で、妙にのんびりと話が進んでいき、「HUNTER×HUNTER」らしからぬ雰囲気で、映画と言うスペシャル気分を味わった。

 メインキャラ・クラピカの、「緋の目」を持つクルタ族絶滅の過去からの物語と思いきや、

 ちゃんと作中現在が舞台で、多くの勢力が微妙な均衡を保っている状況に、よくもまあ、オリジナルストーリーを織り交ぜたものだなぁと感心した。

 作中で何度も繰り返されるキルアの暗殺一族としての自分と、ゴンを大切に思う友情との葛藤のエピソードも丁寧に描かれる。

 おそらく、新版アニメでは、そこが重点的なテーマとされているのか。

 なにぶん、予備知識や、ジャンプに載っていた前日譚の印象では、せいぜい、クラピカの宿敵の「幻影旅団」の、かつての残酷なメンバーの一人を倒すだけの物語と思っていたのだが、そこに、全く予備知識のない少女が一人、話に絡んでくる。

 華奢な体、大きな瞳の端正な表情・・・、最初は少年として、長い金髪をニットキャップに隠しての登場だ。

     

 私の大好きなシチュエーション! 二の腕の細さが、もう可愛い^^

 それが、少女とわかってからは、ロリっぽく着飾り、また、何やら敵との重要なキーパーソンでもあり、どうやら、身体と瞳に重要な秘密も持っている・・・、と言う属性ゴッテリの美少女キャラであった。

 どうにも、原作の冨樫義博キャラぽくないのが、かえって良かった!^^

 さて、話は、「幻影旅団」や「陰獣」のゲスト出演も含めて、また、ヒソカも、ホント こちら側につくと頼りになるキャラで美味しいトコを持っていくカッコイイ役どころだ。

 個人的には、「幻影旅団」のウヴォーギンの大スクリーン映えする復活と、ノブナガのけだるさと居合いが気に入ったかな。

 しかし、クライマックスは、多くの設定がおざなりになり、なんか勢いで戦っておしまい、と言うのが寂しかったね。

 レツの持つ悲劇性と言うのも、いまいち効果をあげていなかった。

 うん、そもそも、この時期の「HUNTER×HUNTER」の辛さは、ゴンもキルアも、並み居る猛者の間では、段違いに強さのレベルが低いと言うことにあるかな。

 映画版の「ポケモン」なんかも、映画ならではの強烈なポケモン登場に、サトシたちは傍観者になるしかないじゃない?

 それと似ているし、今思うと、レツのキャラデザインはポケモンキャラ風だ。

 映画版第二弾も出来るらしいね^^

 ネテロ会長が活躍するようだ。

 人気の「幻影旅団」から離れた、、「HUNTER×HUNTER」特有のギャンブル的な駆け引きに、パワー合戦を織り交ぜた物語をキボンヌ^^

                                         (2012/01/13)
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[映画『96時間/リベンジ』を観た]

2013-01-13 02:20:16 | 物語の感想

☆さっそく見てきましたよ^^

 もう、話は、「ロッキー4」の時のスタローン映画ぐらいにシンプルで、尺の長さも似ている。

 痛快な前作で、誘拐された娘を救出するために、心配性で強烈に強いパパ(リーアム・ニーソン)によって「無造作に惨殺された」誘拐犯の肉親が復讐のため、パパと元奥さんと娘を襲い、それを簡単に捻り返すパパの物語。

 いや、娘に害悪をもたらす=悪とみなすと、それはもう、殺すことに躊躇ないパパ。

 荒唐無稽なのだが、そのアクション(銃捌き・体術・拳闘)に説得力があり、また、咄嗟のインテリジェンス(位置確認・拉致経路の記憶など)と、その解答に納得もいくので、リアルさは高まっていく。

   

 強い、強過ぎる!

 もう、敵は、パパに戦いを挑んだ時点で、負けている風情だ。

 隆慶一郎の描く小説の主人公は、敵と戦うとき、準備万端なので、すぐに勝負が決することが多くて、なんか面白くないな、と思わせられたものだが、

 この作品のパパは、心構えや知識は備わっていて、リアクションに的確な動きをするので、その、小説では想像の及ばない「動き=アクション」を見ているだけで心地良い。

 また、リュック・ベッソン印なので、その一言一言が、どうにも、他の作家には出せない「現実的なノワール」が、特に、敵のリーダー格との会話(自分が少女誘拐で仕出かしたことを度外視し、殺された自分の一族の復讐のみを語る)に感じられ、物語を盛り上げる。

     

 おそらく同じ役者と思われるが、娘役は相変わらず、あまり美人じゃない^^;

 今回は、元奥さんが主に苦難にあうのだが、私はてっきり、奥さんと娘の両局面を襲う、両面作戦をパパが強いられるかと思ったので、

     

 娘が、パパの助手として、かなりのハードアクションをこなすも、中盤で、大使館に保護されて、奥さん救出に物語が集約されるのが、ヒヤヒヤ度合いが少なくてホッとしたが、話の単調さは否めないな。

 てゆーか、元々話は単調だが^^

 しかし、最近の映画って、携帯電話が必須アイテムだし、その丈夫さには感動しちゃうね。

 また、復讐の返り討ちで、あれだけの死体の山を築いていくっちゅうのがいやはやなんとも複雑な気持ちにさせられもする^^;

 まっ、面白いからいっか!^^v

                                          (2012/01/13)

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