『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『プロメテウス』を先々々公開で観た(短信)]

2012-08-04 23:51:22 | 物語の感想
☆あまりにも早い先行公開なので、色々書くのが申し訳なく、プチ感想です^^

 正式公開したら、また観に行くから、その時にちゃんと書く・・・、と言いたいのだが、もう一度観に行くかは分からない^^;

 いや、つまらなかった訳ではない。

 かなり面白かった!

 ただ、予告編で予想していたようなハードSF作品ではなかった(めかしているが…)。

 私は、予告編で「迷宮惑星」風が出てきていたので、ダン・シモンズの『ハイペリオン』シリーズ(超傑作!)みたいのを想像していた。

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
ダン シモンズ
早川書房


 序盤はかなり、「人知の及ばぬ、レベルと常識が段違いの異星文化に圧倒される地球人類」の雰囲気が出ていて良かった。

 『2001年 宇宙の旅』のキューブリック演出のような、清潔感と静けさも、冒頭は感じられた。

 リドリー・スコット監督なので、格調高く撮られているが、最終的には、『エイリアン』の時代から変わりなく、…と言うか、あれを超える作品にはなってなくて、また、あの時代の感覚(今とはそぐわない)が少し残っていて、ちょっと残念に思えるシーン(異星生物のホラーチックな攻撃。もうそういう演出の時代じゃないような)も垣間見られた。

 また、この監督独特の「スモーク」の演出が、雲や、宇宙の気流ガス、煙草のけむり等に垣間見られるのが面白かった。

 作中でも語られるが、「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールのようなスマートな雰囲気のアンドロイドもいい感じだ。

 リプリーや「テルマ&ルイーズ」の如きタフな女主人公像も健在で、

 今回のノオミ・ラパス演じる女科学者も、精神的にも肉体的にもボロボロになるまで戦っていたね。

 切開した腹をホッチキス風で縫合した直後に、映画作品でも稀な凄いアクションを繰り返している姿は、こちらも下腹部が痛くなった^^;

 はぁ、しかし、・・・シャーリーズ・セロンである。

 硬質で厳格な女性スポンサー役を演じているのだが、美しい・・・。

 惚れ惚れしちゃう・・・。

     

 宇宙船プロメテウス号の黒人船長と、割り切り感覚でセックスすることが、会話で予想されるシーンがあるのだけど、・・・私、船長が羨ましかった。

 でも、おいしい思いをしたからこそ船長は、最後に、人類を救うために、やや唐突にも思えるほど、容易に命を投げ出せたのだろう・・・。

 ・・・入場者プレゼントに「プロメテウス乗員証風パスケース」貰いました^^v

     

                                            (2012/08/04)
コメント (2)
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