リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

楽しめないスポーツ

2013-03-07 06:02:59 | オヤジの日記
始まってしまえば、盛り上がってくるとは思っていたが、思った以上に関心は高いようだ。

ワールド・ベースボール・クラシック。

その「クラシック」が何を意味するのか、よくわからないのだが、日本と韓国では特に熱が入っている、というようなことがネットの記事に書かれていた。

ただ、ネットの記事は憶測が多いので、それが本当なのか、私は半信半疑であるが。


なにしろ、自分が「野球はつまらない」という意識に凝り固まっているので、今ひとつピンと来ないのだ。

前にも書いたが、私がプロ野球を嫌いになったのは、野村克也氏のせいである。
あの監督生涯勝率5割の人が、名監督の称号を得ているのが気に食わない。

そして、もう30年近くテレビ野球中継を見ていないのだが、結果論と精神論ばかりの解説者の無駄な会話と、うるさいだけの実況中継が、私にはとても煩わしい。

今はきっと少しはましになったとは思うが、もし今も、名選手としてのネームバリューだけで、彼らが結果論と精神論を得意げに語っていたとしたら、私は完全に愛想を尽かしてしまうだろう。


そして、何といっても気に食わないのが、日本のプロ野球が、コミッショナーの能力や各チームのオーナー、プロ野球選手会の相互協力で運営されているのではなく、讀賣新聞社主体で、ほとんどのことが決められているというところだ。

本来なら公平であるべきメディアが、ひとつの球団を所有して、それを主体にプロ野球機構を牛耳る、という図式が気に食わない。

メディアの大量宣伝で情報を氾濫させれば、その球団は人気が出るに決まっている。

これは、高校野球を金ヅルにしている朝日新聞やNHKにも言えることだが、どちらにしてもメディアの所業は、余りにも露骨すぎる。


そして、ワールド・ベースボール・クラシック。

これは、メジャーリーグとメジャーリーグ選手会が主体に行う興行(金儲け)だと言われている。

そして、日本での東京ラウンドの興行権は、讀賣新聞社にあるという。

「プロなんだから、金儲けが先に来るのは当たり前」という考え方がある。

それは、もちろん正しい。

しかし、それは、ある程度良心的に収益を分配した場合に言えることだ。

「独り占め」「ボロ儲け」は、企業の姿勢として、フェアとは言えない。

他者を糾弾して人としてのモラルを説くメディアなら、なおさら一方的な大量の情報氾濫で人を誘導して、自己の財布だけを肥大させるのは、「下衆の極み」だと私は思うのだ。


メジャーリーグも下品。

讀賣新聞社も下品。

テレビ朝日、朝日新聞社も下品。

NHKも下品。


下品な輩たちが盛り立てるスポーツは、金の匂いしかしない。

プロスポーツだからこそ大金が動く、というのは真理ではあるが、いき過ぎた世論誘導で儲けた金は、私には見苦しいものにしか思えない。
(これは、某アイドル集団の金儲け方式にも通じるものだが)


ただ、これは、もちろん私だけの感情論だから、この考え方を他人に押し付けるつもりはない。

自分でも、これが少数意見だということはわかっているつもりだ。

それに、私は金儲け主義、保守強権的、ゴリ押し世論誘導の讀賣新聞社は嫌いだが、選手たちのことは尊敬している。
彼らは、自分の職業を全うしていると思う。
プロフェッショナルとしての彼らの姿には、頭が下がる。

それだけは、強調しておきたい。


だから、楽しみたい人は、大いに楽しんでください。

でも、私は、楽しめない。


おそらく、これからも、ずっと・・・・・。