天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

シンクロニシティ逆手取り映画『昼下がりローマの恋』鑑賞68歳デニーロと近年齢でも相手踊り子の人選多難

2018-11-07 15:16:31 | 日記
今日の日記は、私に多発的に起きている『シンクロニシティ:意味のある偶然の一致』を逆手に取って、今ネット映画鑑賞している、私の顕著な妄想願望の実例になるイタリア映画『昼下がり、ローマの恋』(原題「Manuale d'am3re」2011年製作2012年2月日本公開:ジョヴァンニ・ヴィロネージ監督 ロバート・デ・ニーロ モニカ・ベルッチ主演「熟年の恋」)の事です。この映画を再鑑賞すれば、私の夢が叶う(同時ではなく多少時間が経ったシンクロニシティ)事になかるか?と思い、身の程知らずにも、私は今回敢えて投稿しています。
この映画は、劇場では鑑賞しなかったですが、DVDが発売された後、ビデオ鑑賞して、とても身近に感じデ・ニーロがとても羨ましく思った(3つ目作品「熟年の恋」で女神ベルッチと熟年結婚)、イタリア特有のコミカルなオムニバス恋愛映画です。以下に、そのオムニバスの三作目「熟年の恋」を映画紹介します。
ロバート・デ・ニーロ扮するアメリカの元大学教授エイドリアン(古代ローマ史を専攻する歴史学者)は、定年退職後ボストンからローマに移住して優雅な独身生活(子供はおらず妻とは離婚したか?)をしています。同じアパートの女性住人から誘いの”色気のモーション”を掛けられますが、”6年間禁欲しているのに、その気になれるか!”と呟いている熟年男です。
でも、その彼が、友人でアパ-トの管理人の娘ヴィオラ(モニカ・ベルッチ)がパリから帰って来て、屋上の洗濯物干し場で彼女に出会ってからは、”自然界のナゾだ!あんな無知な奴から、女神が生まれるとは!”と、強く感嘆(私も全く同感!)します。
そして、3人揃ってレストランでの歓迎夕食の最中に、ヴィオラのパリでの知り合い男が、ヴィオラに絡んできました。その時、エイドリアンがその男を制止しようとしたが聞かないので思わずその男を殴ってしまいました。その男は間違って、彼ではなく友人の方を殴ってしまいます。そして、レストランで気まずくなった3人がアパートに帰宅した後、ヴィオラがエイドリアンに駆け寄って、彼にキス(私注:とても羨ましい)をします。彼は”人生の御褒美だ!パンチのあとキスだ!”を言い、強い喜びの表情になりました。
しかし、娘ヴィオラのパリでの生活(ポールにつかまって踊るストリッパー)を聞き、”3万ユーロ(注:他人の私だったら、その程度の金額なら喜んで、無償でヴィオラ渡すが)貸して”と、娘ヴィオラに頼まれた友人は、怒ってヴィオラを家から追い出してしまいます。ヴィオラ役のモニカ・ベルッチは、映画『ストリッパー/パリ18区』(2000年製作・日本は未公開で私も未見)でも、ストリッパー役で主演しています。だから、彼女には適役でした。余談ですが、2019年秋公開予定(注:キネマ旬報11月上旬号の最新情報だと2020年2月14日に延期)の007第25作のボンド役のダニエル・グレイグは、2015年『007スペクター』で共演したモニカ・ベルッチの続投を、強く熱望しているそうです。そうなったら、ボンドガールの最年長記録(注:モニカは1964年9月30日生まれで55歳になる)を再度塗り替える事になります。
行き場のなくなったヴィオラは2時間もタクシー(その運転手がこの映画のキューピット役・粋な演出)を乗り越しますが、キューピット役の運転手が、元の自宅アパートにヴィオラを連れ戻します。そして、失意のヴィオラは、エイドリアンの自宅を訪ねます。
会ったエイドリアンは、彼女のパリでの身の上話、”仕事はストリップ いつもなら店で踊っている。一晩で20回は脱いだ!7分間のショー 長くも短くもない。”を聞かされ、彼女が開業した店が赤字になって借金を抱えてしまったと知ります。
”40歳”(注:製作当時47歳だったが、とてもその歳に見えないどう見ても私には30歳前後)の負け犬と、自嘲して出て行くヴィオラを、エイドリアンは、”明日は祝日だ!聖母マリアのお祭り、借金取りも休むさ”このテラスから見事な花火が見られるよ!ここに居て”と、強く勧めて彼女を優しく慰めます。
その二人の会話の中、唐突なエイドリアンの質問”ストリップは段取りがあるの?それとも即興?”に、ヴィオラは”なら、教えてあげる!”と言って、”ストリップは見てるだけじゃー学べないから やってみないと分からない。私が観客よ脱いでみせて!”とエイドリアンを指導し始めます。私はモニカ・ベルッチのストリップティーズを観たかったですが、残念ながら観る事叶わず(注:『ストリッパー/パリ18区』でもショーのシーンは無し)、デ・ニーロのあまり見たくない上半身姿でこの彼女の実地指導は終わります。
その指導が終了した二人に、聖母マリアの祝日を祝う花火の音が、テラスから聞こえています。二人は揃ってバルコニーに出ます。そのバルコニーでお互い抱き合う二人を、聖母マリアの花火が祝福しています。添付した写真は、そのモニカ・ベルッチ(左側・製作当時47歳)とロバート・デ・ニーロ(右側・製作当時68歳)です。
同時ではなく時間が経った『シンクロニシティ』条件で、年齢的に製作当時68歳デ・ニーロと私(現在65歳)とはほとんど同じでクリヤーしますが、元ストリッパー(女神のモニカ・ベルッチ何て大それた贅沢を決して言わないが)になる相手方の人選は、私にとって甚だ難しいです。
だから、儚い夢を観たと諦めるしかないと、私は今自分自身を慰めています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする