pure breath★マリーの映画館

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『ウォーム・ボディーズ』

2013-09-23 21:14:20 | 映画(う)
             ゾンビ史上最高にキュートなゾンビ男子
              ショットガンを握るちょっと気の強いニンゲン女子
                 ゾンビ・ミーツ・ガール



『ウォーム・ボディーズ』
監督・脚本・・・ジョナサン・レヴィン
原作・・・アイザック・マリオン
出演・・・ニコラス・ホルト、テリーサ・パーマー、ジョン・マルコヴィッチ、デイヴ・フランコ 他

                   【解説】
アイザック・マリオンの小説「ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語」を実写化した、異色のゾンビ作。ゾンビと人類が対峙(たいじ)する近未来を舞台に、人間の女性に心惹(ひ)かれてしまったゾンビ青年の恋の行方を追い掛けていく。主人公の恋するゾンビを、『シングルマン』『ジャックと天空の巨人』のニコラス・ホルトが好演する。メガホンを取るのは、『50/50 フィフティ・フィフティ』で注目を浴びたジョナサン・レヴィン。奇想天外な設定とコミカルな展開もさることながら、随所にちりばめられたゴア描写も見応えあり。

                   【STORY】
ゾンビと人類が戦いを繰り広げる近未来。ゾンビのR(ニコラス・ホルト)は、仲間と一緒に食糧である生きた人間を探しに街へと繰り出す。人間の一団と激闘する中、彼は自分にショットガンを向けた美少女ジュリー(テリーサ・パーマー)に心を奪われてしまう。ほかのゾンビに襲われる彼女を救い出し、自分たちの居住区へと連れ帰るR。彼の好意をかたくなにはねつけていたジュリーだったが、徐々にその純粋さと優しさに気付き出す。ついに思いを寄せ合うようになった二人は、ゾンビと人類の壁を打ち壊そうとするが……。



劇場で予告編見てから気になってました~。
予想通り面白かったです!コメディっぽいけど、一応ゾンビものだし~って思っていたら予想以上にあま~~いラブストーリーでちょっと嬉しいびっくり♪
始まってからのゾンビRのモノローグ部分から惹きこまれた~。
ゾンビとは・・・の説明、ガイコツとの違い・・・一日の行動~。ゾンビ友達の紹介。会話「うう?」「ううう・・・」「う~」のうめき声で成り立つ会話に笑った!
ただ、ぼ~~~っと・・足を引きずりながら、ノロノロひたすら歩いてるだけ(超のろい・・・)空腹になったら人間狩り(ただしやはり、のろい)に行く。
他にやることがないから・・・

けど、Rが他のゾンビと違うのは少々アクティブなことかな?一人で大型旅客機に住んで、様々なコレクションに囲まれて~時にはレコードかけて優雅なひととき。
でも~哀しいかな・・・そこはやはりゾンビ。自分が過去にどんな人間だったかは分からない。名前すらRとしか思い出せない。そんなゾンビRが人間に恋しちゃって
巻き起るキセキの数々~

人間の脳を食べたら、その人の記憶を同化しちゃうって新しい発想だなぁ。彼がジュリーの元カレの脳を食べたことによって、ジュリーに恋したのかなとも思ったけど、そうでもないみたい。元カレとジュリーはすでに別れていたみたいだし・・・
恋することによって、心臓(ハート)に温かいものが流れて~だんだんヒトになってゆくなんて。素敵・・・


ニコラス・ホルトは『ジャックと天空の巨人』の時は、地味だな・・と思っていたけど~ゾンビになったらイケメンだった!←かなり失礼(笑)
前かがみゾンビ歩きも様になっていたし
だんだん変化してゆく過程もリアルに演じていた。


テリーサ・パーマーは、『アイ・アム・ナンバー4』の時も思ったけどキレイな子ですね~。
意思の強いまっすぐなカンジが良いです。Rが一目ぼれしてしまう説得力もあった。


ジョン・マルコヴィッチが、こういう映画に?と思ったけど存在感あった。
でも~娘を愛してるのは分かるけど、ゾンビを絶滅させる為に頑張っていたのに、ちょっと物分かりよすぎた(笑)


あっけなくRに喰われてしまったジュリー元カレのペリーがジェームズ・フランコくんの弟デイヴ・フランコでした。
なんかまなざし(子犬が救いを求めるような)が似てるなぁと思ったんだ・・・
脚本も書くそうで、秋公開の『グランド・イリュージョン』にも出演。これから要チェックかな~~~。


うまく話せないから、レコード音楽をかけて心を代弁するとことか、飛行機の中のコレクションが素敵だった~
脳を少しずつおやつのように食べたり、内臓食べたり、グロいシーンも気にならないぐらい。
ちなみにニンゲンの脳2つと腕1本でお腹いっぱいになるんだって。
にしても・・・自分の彼をバクバクと食べたRにすぐ心を開くジュリーがちょっとハテナ?だったけど~そこに、こだわっちゃいけないですよね。

ここでも“壁”が・・・ゾンビと人間界を遮る壁
最近“壁”ものが多い。

どんな展開になるんだろう・・・と思ったら、最高なハッピーエンド♪
最近稀にみるハッピーエンド♪絵に描いたようなハッピーエンド♪面白かったです!
私が劇場から出てきた時、ちょっとゾンビ歩きになってたことはナイショ(笑)



マリー的お気に入り度・・・ ★8個+半