田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

サタデー・テーリング(9)~(17)

2007-07-06 16:47:26 | 札幌(圏)探訪
 今日は少し(いや、かなりかな?)旧聞に属することになりますが、お許しください。

 6月23日(土)3度目のサタデー・テーリングに出かけました。
 今回は自転車でと考えていたのですが、朝方雨模様だったために前回と同様に車で出かけることにしました。
 自転車での計画が頓挫し、車に代わったものですから今回はひたすらスタンプを収集することにしたのですが、このことが私に一つの大きな反省を促すことになりました。

 今回訪れたのは、次の9ヶ所です。◇清田区体育館 ◇清田児童館 ◇あしりべつ郷土館 ◇札幌市民防災センター ◇白石東児童館 ◇電車事業所 ◇藻岩山ロープウェイ ◇札幌市水道記念館 ◇札幌市彫刻美術館

 これで私は32ポイントのうち17ポイントをゲットし、全体の半分を超えたことになります。

 さて、私は今回駆け足で9ヶ所のポイントを回っていて、どこか空しさのようなものを感じてきたのです。
 さまざまな所を巡り、札幌の地理や施設についての知識は確かに増えてはいるのですが、それだけではどこか物足りないものを感じ始めたのです。
 それは・・・、ずばり「人」です。
 つまり、こうしたことを通してこれまで私は札幌の人と交流することがほとんどなかったのです。

 意識していたわけではなかったのですが、やはりどこかで人との交流を避けている自分がいました。
 今回も唯一交流があったといえば、電車事業所で出会ったサタデー・テーリングをしていた北野小学校の子どもたち(写真の子どもたち)と言葉を交わしたくらいでした。あしりべつ郷土館の管理人の方、児童館の指導員の方など、こちらから話しかけることによってサタデー・テーリングそのものがもっともっと豊かなものになるのでは、と思えるのです。

 人との交流こそ、札幌をより良く理解し、より深く理解することに繋がるんだ、ということに呑気なおじさんはようやく気づいたのです。

 こんなことに気づくのに、私は三ヶ月も要してしまいました・・・。

DUTY FREE SHOP

2007-07-05 17:55:03 | 札幌(圏)探訪
 何百通り(?)もあると思われる私の通勤路ですが、通勤3ヶ月が経ちほぼ固定した感があります。(例のミニ大通を通る経路です)
 そこで、早い退勤の時などに気分を変えるためにも違った経路を通ることがあります。
 そうすることで今まで知らなかった新たな発見をすることがあります。

 写真の建物は、一見何の変哲もない中型のマンションのように見えます。
 私も初めは周辺にたくさん存在するマンションの一つに見ていました。
 ところがある日、近くを通りかかったとき、入り口のところに各国の国旗が飾ってあるのに気付きました。(添付の写真でも微かに見えると思います)
 よく見ると入り口のところに「DUTY FREE SHOP」と書いた小さな表示板があり、さらに小さく「〇〇真珠」の表記もありました。
 真珠を販売しているようでありながら、どうも内部の様子も見えず、お客さんが出入りしている様子もみられません。

 疑問に思った私はさっそく問い合わせてみました。
 すると店の答えは次のようなものでした。
 「私どもの店は、外国人がツァーでやってきたときだけ開店します。日本人のお客さんにはご遠慮願っています」というものでした。

 な~るほど、私たちが海外に行ったとき、ツァーガイドに連れられていく免税店の日本版ということです。日本人のお客さんは「お呼びでない」ということです。
 そうした店が私の身近にあるとは思ってもみませんでした。

 それにしても、日本人はオフリミットとはねぇ・・・。
 

楽しみなカルチャーナイト2007

2007-07-04 17:06:58 | 札幌(圏)探訪
 今、楽しみにしていることがあります。
 その楽しみとは、来る7月20日の夜に札幌市内全域で一斉に開催される「カルチャーナイト2007」のことです。
 カルチャーナイトとは、「公共施設や文化施設、民間施設を夜間開放していただき、市民が地域の文化を楽しむ行事」と開催要項では謳っています。
 今年度の参加施設は実に89ヶ所になるということです。

 先日、そのメニューが公表されました。
 それを見ると、体験、展示、音楽、映像、美術、講演と、とても多彩です。
 どれも体験してみたい、聴いてみたい、見てみたいものばかりですが、たった一夜かぎりの催しなので多くの施設を回ることはできません。
 そこで私は作戦を立てました。
 初体験ですので、できるかぎり多くの施設を巡ってみたいと考えた、その作戦とは・・・。

 まず、18時30分「札幌市役所庁舎見学ツァー」(北1西2)に参加します。市長室や議場などを見せていただけるとのこと。私の期待は最上階にある茶室をぜひ見てみたいと思っています。(はたして可能なのか?)
 次のスケジュールまでの合間を利用してNHK札幌放送局(大通西1)のパネル展示や映像を覗いてこようと思います。
 20時からは、時計台(北1西2)で行なわれるPMF(Pacific Music Festival Sapporo)参加者による弦楽四重奏の演奏会を楽しみたいと思います。こちらは入場に限りがあるため、入場整理券をPMF事務局に行って昨日入手してきました。

 このようにごく狭い範囲の中で効率よく参加できる作戦を作戦を考えたのです。
 最後に、22時まで開いているHBC北海道放送(北1西5)のスタジオ見学を帰り道に寄って、帰宅するという計画です。

 ちょっと欲ばりな計画ですが、「楽しそうだなぁ」って思いませんか?

 実は7月中にもう一つ私には楽しみなことがあるのですが、それはもう少し内緒にしておきます。





 

ふるさとの魅力発見!スタンプラリー(4)江別市

2007-07-03 17:18:38 | 札幌(圏)探訪
 ◆江別河川防災ステーション
 ◆とんでんファーム

 6月17日の最後は江別市でした。
 江別市は国道12号線沿いにあり、かつて何度も通過した街でしたので、四つの市町村の中では不安なく目的ポイントを目ざすことができました。
 「江別河川防災ステーション」は、その国道12号線沿いにありました。

 この防災ステーションは私にとっては今一つ理解できない施設に映りました。
 この施設は添付した写真でもお分かりのように全面ガラス張りのなかなか立派な施設です。
 内部に入ると、一階には江別市の特産品が展示されていました。(販売しているわけではありません)頭上には、明治から昭和初期にかけて石狩川を往来していた蒸気船の実物模型がおおいかぶさるように展示されています。
 二階に上がると、明治時代の石狩川や街並みのジオラマ、写真パネル、それに河川漁業の道具などが展示されていました。
 防災ステーションと称しながら、私には雑多な機能を有した施設のように映ったのです。

 江別市民の方には申し訳ないのですが、市民にとってこの施設がどれだけ必要とされているのか疑問が湧いてきました。
 防災施設は市民にとって大切なものですが、そうであれば単一の目的をもった施設のほうが相応しいのでは、と考えたのですが・・・。

 施設にどのような機能をもたせるかということは難しい問題です。地域の規模、住民の要望、予算、等々・・・の複雑な要素が絡み合いますから、一概に「これがベスト!」とは言いかねるところがありますね。
 江別市だけではなく、全ての自治体がそこで苦悩しているんだろうと思います。

 「とんでんファーム」は、ハム、ソーセージなど肉製品を生産する会社(?)が、自社製品を販売する場所として、市民が憩える場所として造った施設のようでした。

ふるさとの魅力発見!スタンプラリー(3)新篠津村

2007-07-02 17:28:35 | 札幌(圏)探訪
 ◆産直あぐり
 ◆しんしのつ温泉たっぷの湯

 新篠津村は、私が札幌⇔北見間を往復するときに以前よく走った国道12号線(札幌⇔旭川)と国道275号線(札幌⇔浜頓別)に挟まれるように位置しているために一度も訪れたことのない初めての地でした。
 山などはまったくなく平坦な中に水田や畑が広がり、豊かな農村地帯という印象を受けました。

 目的ポイントの「産直あぐり」は、しんしのつ温泉の駐車場の片隅に建てられたプレハブ様の建物(6.27の写真)で、やはり農産品の直売所でした。なんとなく道端によくある野菜直売所のような雰囲気です。

 「しんしのつ温泉たっぷの湯」は、立派な施設で、たくさんの人が訪れていました。レストランも併設されていて、周囲は公園として整備されています。
 きっと新篠津村の人たちの集会所的施設として、イベントの会場として親しまれているのでしょう。

 一日に四つの市町村を巡ろうとすると、やはり急き立てられるような思いになります。
 結局、新篠津村の街外れにあった二つの施設でスタンプを押すことができたため、市街地中心部を通らないまま村を後にしました。

 日本人の旅行は短期間に多くのスケジュールを詰め込み、駆け足で回るような旅行形態を皮肉られることがあるようです。私のスタンプラリーもまるでそうした日本人的気質を反映したような形になってしまっています。苦笑するやら・・・、反省するやら・・・。





時には文化の薫りも・・・

2007-07-01 23:40:35 | イベント

 今日は車も交通機関も使わず、住居から歩いていける「三岸好太郎美術館」と「近代美術館」を続いて訪れました。
 というのも、三岸好太郎美術館は開館30周年記念として今日一日は無料で開放されたのです。
 また、近代美術館で開かれている「野田弘志展」は、運よく招待券をいただいていたのです。
 つまり私たちは両館とも無料で観覧するというなんとも安上がりに文化の薫りを楽しませてもらったのです。

 三岸好太郎美術館には多くの市民が駆けつけているのでは、と思いながら出かけました。以前訪れたときよりは確かに多いようでしたが、案に相違してそれほどの数ではなく、ゆったり鑑賞することができました。
 31才という若さで病死した三岸ですが、その間に実に多くの作品を残し、作風も目まぐるしく変化したそうですが、その変転を感ずることができました。

 近代美術館で開催されている「野田弘志展」は、具象画の大家の作品展ということでぜひ鑑賞してみたいと思っていた展覧会でした。
 期待に違わないその細密描写は、まるで質の良い写真を見ているような錯覚に陥るほどの素晴らしさでした。
 具象画は画壇においての評価が必ずしも高くはないとも聞きますが、写真以上の存在感を感じさせるその作品の一つ一つには強く心を打たれました。

 その近代美術館で一つの新しい試みが行なわれていました。
 これまでも作品解説のために、ウォークマンのようなものを貸与するサービスが行なわれていましたが、今回はiPodを活用して機器をより小型化するとともに、映像のサービスもあるものでした。
 私のように美術に疎いものにとっては、こうしたサービスはとてもありがたく感じました。

 こうした美術展などに気軽に足を運ぶことができるのは、札幌に住んでいる最大の利点かもしれません。

 それにしても、田舎おじさんが文化の薫りに触れたり、文化を語るなどということは、あまりふさわしくない行為かなぁ・・・。