田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

私的に‘23を振り返る Part Ⅱ

2023-12-28 16:45:19 | 私的に〇〇年を振り返る
 Part Ⅱは【ステージ鑑賞】、【映画館観賞】、【展示会等】について振り返ってみる。近年の私はPart Ⅰの講演・講座を受講するよりも、むしろステージ鑑賞の方がその数において上回って場合が多い。
これはまさに私が何事にも興味を示す面白がり屋であるということと共に、札幌に住んでいることのアドバンテージがそうさせていると考えている。札幌都心からそれほど離れていないところに住んでいる私にとって、主として札幌都心で開催されるステージに気軽に参加できる点が大きいと考えている。
 たまたま本日の北海道新聞で、東京育ちの北海学園大学の池田真歩教授が「札幌は都市機能がぎゅっと凝縮されているところが好き」と述べているが、私もその思いが強い。凝縮されているからこそ、その中心において様々な催しなどが展開されていると思うからだ。

【ステージ鑑賞】
◆「ヴァイオリンとヴィオラの調べ」(大谷大音楽科のトリオを演奏)SCARTSコート 1/05
◆「道警ふれあいコンサート」(お馴染みの曲を軽快に演奏し、楽しませてくれた)Kitara  1/09
◆「ダンディ・フォー・オン・ステージ」(一人を除いて他は全員が80代のコーラス)時計台 1/10
◆「高校演劇Special Day」(札幌北斗高、網走南が丘、二つの高校の演劇を観劇)かでる2・7   1/11
            
◆「OTANI OPERA」(大谷大芸術部の学生による「魔笛」他のオペラを楽しむ)大谷ホール 1/14
◆「さつらく寄席」(久方ぶりの落語。札幌市内で活動する札幌落語倶楽部の高座)エルプラザ1/28
◆「札幌ジャズアンビシャス定期演奏会」(札幌市内で活動するプロのビッグバンド)Kitara 1/29
◆「EZO音楽祭」(札幌を中心に活動する主としてJポップの歌手のステージ)札幌時計台 2/10、11
◆「箭原顕アフタヌーンコンサート」(ジャズシンガーの珠玉のステージ)旭山公園通センター 2/11
◆「歌と笑いのスターステージ」(三山ひろし、水森かおり、タカ&トシなどのステージ、STV主催
知人からチケットを譲り受ける)カナモトホール 2/16
◆「富良野塾OBユニット演劇公演」(「エレベーターガール」舞台づくりが秀逸)かでる2・7   2/18
◆「NHK公開録音」(NNKラジオの「タカアンドトシのお時間いただきます」)NHK札幌 2/19
◆「北部方面音楽隊定期演奏会」(道内最高峰の吹奏楽の演奏はブラボー!)Kitara   2/23
◆「律綴(おとつづり)研究発表会(クラシックの発表会 歌唱、演奏)ルーテルホール 2/25
◆「MUSIC LAMP」(小・中・高の4団体がジャズを中心としたチャリティコンサート)Kitara 2/25
◆「かでるde かなでるFoster Concert」(自衛隊第11音楽隊が恵庭高、千歳北陽高の吹奏楽部を指導し、合同で演奏するコンサート)かでる2・7  2/26
◆オペラ「フィガロの結婚」(道内関係者のキャストによる本格的オペラを鑑賞)hitaru  2/28
                    
◆かでるひな祭りコンサート(クラリネット、ピアノ、ドラムのトリオによるジャズ演奏) 3/03
◆宮の森アルテ・ムジクスアーベントムジーク(かなり本格的なアマの管弦楽団)hitaru  3/04
◆土田英順チャリティコンサート(東日本大震災のチャリティ)大地みらい信用金庫札幌支店 3/08
◆札幌の奏響Ⅲ(札幌市内で活動するプロのクラシック音楽家の集まりの演奏会)Kitara 3/11
◆中の島小ジャズバンド卒業ライブ(小学校のジャズバンドとして有名なバンド)中の島小 3/12
◆ドイツ歌曲リサイタル(「二人のメンデルスゾーン・二人のシューマン」)ザ・ルーテルホール 3/12
◆大通スプリングコンサート(アマチュアのアコーステックコンサート)札幌市資料館 3/19
◆札幌ウィンドアンサンブル定期演奏会(1994年発足の社会人の吹奏楽団)Kitara  3/19
◆演劇「ヴェニスの商人」(札幌の弦巻劇団のシェイクスピア劇を観劇)シアターZOO  3/25
◆札幌室内管弦楽団演奏会(札幌では数少ない?アマチュアの本格的な管弦楽の楽団)hitaru  4/02
◆札幌市民ギャラリースプリングコンサート(ポジティブオルガンの調べ。奏者吉村怜子さん)4/05
◆ロジネットジャパンコンサート(札響+サックス奏者寺久保エレナのジョイント)Kitara   4/15
    
◆北海道交響楽団定期演奏会(総勢72名の大迫力の演奏は素晴らしかった)Kitara   4/15
◆西区オーケストラ定期演奏会(数あるアマオーケストラの中でも注目の楽団)Kitara   4/30
◆スプリング・コーラス・セレクション~中学生スペシャル(17中学校の合唱部が集合)Kitara  5/04
◆男声合唱団ススキーノコンサート(何より合唱を楽しんでいる姿がいい!)Kitara  5/13
◆道銀ライラックコンサート(札響と二人のソプラノ歌手による競演)Kitara  5/19
◆札幌フィル管弦楽団演奏会(アマのレベルとしては一流。札響の田島高宏氏の客演)Kitara  5/20
◆マンドリン音楽祭(札幌市内のマンドリン奏者が一同の会したコンサート)Kitara  5/21
◆札幌北一条教会「昼休みコンサート」(バロックトランペット、同ヴァイオリン、同オルガン)6/01
◆北海道神宮フォークうたごえまつり(15組のアマチュアシンガーが懐かしの歌を披露) 6/15
◆道銀ロビーコンサート第1日(フルート、ヴァイオリン、アコーディオンのセミクラシック)6/19
◆道銀ロビーコンサート第2日(パーカッション二人による珍しい形でのコンサート) 6/20
◆ほくでんファミリーコンサート(友人の好意で札響のベートーヴェンの交響曲2番)Kitara  7/04
◆札幌北一条教会「昼休みコンサート」(ヴァイオリン2台とオルガンのトリオの演奏)7/06
◆ひがしくハッピー・タッピーコンサート(大谷大の音楽関係者によるコンサート)大谷ホール7/10
    
◆PMF2023オープニングナイト(バーンスタインの「キャンデード序曲」で開幕)Kitara  7/12
◆サッポロシティジャズ・パークジャズライブ(大通公園、札幌市役所などをつまみ食い)7/15,16
◆北大チルコロ・マンドリニスティコ「アウロラ」創立100周年記念演奏会 かでるホール 7/16
◆PMF時計台コンサート(アカデミー生の弦楽アンサンブル4組が登場)時計台ホール 7/20
◆カルチャーナイトin 知事公館(夕刻から夜にかけて様々な音楽プログラムが展開)知事公館 7/21
◆PMF「JR TOWER MYOMU CONCERT」(駅構内の殺到の中で金管バンドの演奏)札幌駅 7/24
◆PMF豊平館コンサート(弦楽四重奏、ヴァイオリン二重奏、コントラバス二重奏)豊平館 7/25
◆時計台まつり記念演奏会(自衛隊北部方面音楽隊の様々な組み合わせのアンサンブル)7/28
◆PMFピクニックコンサート(今年のPMFの総仕上げとなる野外コンサート)札幌芸術の森 7/29
     
◆PMF GARAコンサート(友人から譲り受けたチケットで前日の全曲をキタラで)Kitara  7/30
◆時計台まつり記念演奏会(セミプロのシンガーソングライター浅沼修さんのステージ) 8/25
◆大通オータムコンサート(スプリングコンサートの秋版。アマのミュージシャン)札幌市資料館 8/27
◆NHK交響楽団演奏会(念願のフルオーケストラでチャイコフスキーを聴く)Kitara  8/28
◆札幌北一条教会「昼休みコンサート」(ヴァイオリンとオルガンのデュオでの演奏) 9/07
◆札幌市民芸術祭ギター音楽祭(コンテスト形式で行われたギターのコンサート)Kitara  9/10
◆マリンバ デュオ リサイタル(肥田野恵里、佐藤尚子の二人の名手のコンサート)北一条教会 9/18
◆ラブ&サンクスコンサート((株)あいプラン提供の札幌交響楽団コンサート)Kitara  9/20
◆平和ととりでを築くコンサート(ウクライナの歌手ナターシャさんの歌に感動)エルプラザ 9/23
     
◆札幌北一条教会「昼休みコンサート」(ファゴットとオルガンのデュオでの演奏) 10/06
◆月寒高校マンドリン部定期演奏会(総勢35人のマンドリン部は道内唯一)かでるホール 10/09
◆札幌市民芸術祭市民合唱祭第2部(全33組、総計510名の合唱を聴く)Kitara  10/21
◆アイヌ音楽ライブ マレウレウコンサート(女性3人のボーカルグループ)北海道博物館10/29
◆かでるロビーコンサート(「Esperanza」マリンバ、ドラム、ピアノのトリオ) 10/24
◆札幌北一条教会「昼休みコンサート」(チェロとオルガンのデュオでの演奏) 11/02
◆文化の日カルチャーコンサート(出演「always modest」、「フルーツパフェ」)札幌市資料館11/03
◆NHK北の文芸館(NHKアナウンサー朗読とピアニストのジョイントライブ)かでるホール 11/17
◆朗読劇「すぐ死ぬんだから」(泉ピン子と村田雄浩の朗読劇)北広島市芸文ホール 11/18
◆全開!エール2023(道内吹奏楽有名高校6校510名が出演。マーチングイベント)札幌ドーム 11/19
◆東京キューバンボーイズ VS アロージャズオーケストラの競演  Kitara  11/21
    
◆旭山公園通地区センターふれあいコンサート(札幌ブラスバンドの出演) 11/23
◆中央区民センター・ゴスペルコンサート(ブライトサッポロゴスペルクワイアのステージ)11/24
◆西区民センターファミリーコンサート(西区オーケストラのコンサート)11/26
◆演劇「宿りして」(札幌劇場祭の一環、劇団5454。難しかったぁ)コンカリーニョ 12/01
◆演劇「林の中のナポリ」(札幌劇場祭の一環、座 れら。感動作、山田太一脚本)山びこ座 12/03
◆道銀ロビーコンサート(バリトンの大久保光哉さん、ピアノの大久保咲恵子のコンサート)12/05
◆NHKクリスマスクラシックコンサート(弦を中心にした6人のアンサンブル)Kitara  12/06
     
◆NHK公開ラジオ放送(チェリスト向井航さんのチェロ演奏とお話)NHK札幌放送局 12/08       
◆音楽朗読劇「ふたりしずか文芸館(「セロ弾きのゴーシュ」の音楽と朗読)市民交流プラザ 12/07
◆落語「北芸亭 寄席演芸講座」(上方落語:笑福亭羽光師匠の講義と実演)かでる2・7  12/09     
◆かでるクリスマスコンサート(道警音楽隊とカラーガード隊のコンサート)かでるホール 12/15
◆札響の第九 XV(15年連続での鑑賞である。指揮松本宗利音氏、ソプラノ中江早希)Kitara  12/16
◆ウインターコンサート(ソプラノ高橋茉椰、ピアノ千葉皓司)札幌市民ギャラリー 12/16
◆ライラックチャペルクリスマスコンサート(双子ゴスペルデュオのコンサート)12/22

 振り返って数えてみると、実に86回ものステージ等に出かけたことになっている。内容的にはこれも種々雑多ではあるが、比較的クラシック関係のステージが多くなっている。札幌におけるクラシック音楽の殿堂(?)札幌コンサートホールKitaraに今年は24回も訪れていた。
 数多くのステージを鑑賞した中で、強く思い出に残るのはやはり2月28日に鑑賞したオペラ「フィガロの結婚」ということになろうか?本格的オペラの鑑賞が初体験だったこともあり印象深い。しかし、言語がイタリア語だということはやや抵抗がある。舞台袖に翻訳が掲示されるが、本場の方たちと同様のレベルで楽しめないというところがディスアドバンテージである。鑑賞料が高額なこともネックで私にとっては足繁く鑑賞するという対象にはなり得ないかなぁ、と思っている。
 その他ではやはりPMF関連のコンサートに何度か足を運んだことが思い出となっている。

【映画観賞】
◆「戦前・戦後の札幌 上映会」(カメラ愛好家が撮り貯めた8mmフィルムの上映会)北海道博物館 1/15
◆「映文連アワード2022受賞作品上映会」(一日かけて短長編13作品を観賞)ちえりあホール 2/24
◆「シャイロックの子供たち」(池井戸潤原作の映画。非常に楽しめた作品)シネマフロンティア 3/08     
◆「ゴッホ・青く揺らめく炎」(札幌市民ギャラリーの美術映画会。奇人ゴッホの生涯を描いた)3/15
◆「ある男」(2022年度日本アカデミー賞作品賞他受賞。人物相関図が難解)シアターキノ 3/16
◆男はつらいよ「寅次郎忘れな草」(AFC「映画と握手」で取り上げた映画)サツゲキ 3/17
◆「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」(札幌映画サークル主催)白石区民センター 3/29
    
◆「エブリシング・ウブリウェア・オール・アット・ワンス」(アカデミー作品賞授賞作品だが、まったくの荒唐無稽な内容にガッカリ)フロンティアシネマ 4/12
◆「Coda あいのうた」(2001年のアカデミー賞作品賞も納得の感動の映画)市民交流プラザ 4/15
    
◆「すずめの戸締り」(アニメ界の逸材・新海監督が3.11をモチーフに)フロンティアシネマ   5/02
◆「幸せの黄色いハンカチ」(山田洋二監督AFC「映画と握手」で取り上げた映画)共済ホール 6/16
◆「東京物語」(名匠小津安二郎監督の代表作の一つが道立文学館特別展に合わせて上映された)6/25
◆「突貫小僧」「出来ごころ」(小津安二郎監督の無声映画。弁士:澤登翠さん)エルプラザ 7/08
◆「こんにちは、母さん」(山田洋二監督。吉永小百合、大泉洋主演)ユナイテッドシネマ 9/08
◆「Love Letter」(岩井俊監督、中山美穂主演、小樽市が舞台の映画)共済ホール 9/22
      
◆「グレート・グリーン・ウォール」(アフリカに緑の長城を築くための歌手の旅)エルプラザ 10/08
◆「キリエのうた」(岩井俊二監督の新作。キリエ役はアイナ・ジ・エンド)ユナイテッドシネマ 11/02
◆「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」(パロディ映画の最たるもの)シネマフロンティア 11/29
◆「ぶどうのなみだ」(大泉洋の「北海道映画三部作」の2作目。空知が舞台)かでる2・7   12/11
◆「ゴジラ1.0」(ゴジラ生誕70周年記念映画。初めての「轟音」スクリーン)TOHOシネマズ12/13
    
◆「ローマの休日」(オードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペックの不朽の名作)かでる2・7 12/21
◆「ビリーブ 未来への大逆転」(米国の男女差別を覆す女性弁護士の物語)エルプラザ 12/21
◆「ヤジと民主主義」(地元テレビ局HBCが制作したドキュメンタリー)シアターキノ 12/27

 今年観賞した映画は合計23本だった。この本数は例年並みといえる。私の中で映画は最もコストパフォーマンスに優れた娯楽だと思っている節がある。シニアに優しい料金設定も嬉しい。これからもできるだけ楽しみたいと思っている。
 今年観た中で印象に残っているは、「シャイロックの子供たち」、「Coda あいのうた」、「幸せの黄色いハンカチ」、「ゴジラ1.0」といったところか?
 ドキュメンタリー好きの私としては、「映文連アワード2022受賞作品上映会」とか「ヤジと民主主義」も見応えがあった。

【展覧会等】
◆「野田弘志展」(リアリズムの巨匠野田弘志のギャラリーツアーの参加)芸術の森美術館 1/07
◆道立文学館特別展「細谷源二と齋藤玄」(道内の俳句界を牽引した二人の展覧会) 3/16
◆道立近代美術館特別展「トリック × イリュージョン」(不思議な作品の数々を鑑賞) 5/31
◆道立文学館特別展「小津安二郎」展(小津安二郎の経歴や遺品、関連本を展示) 8/18
    
◆「北の縄文世界と国宝」展(縄文時代の6点の土偶・土器と遠軽の黒曜石)北海道博物館 9/03

 私は展覧会などのようなものは、どちらかというと苦手である。道立近代美術館が近くにあるというのに、どうも足が向かない。道立近代美術館で開催される特別展はできるだけ観たいとは思っているのだが…。