田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道の楽しい100人

2018-04-14 21:01:07 | 講演・講義・フォーラム等
 なかなか興味深いトークイベントだった。ミュージシャンあり、フリースクールのスタッフあり、子どものための自然学校を創ることを夢見る人あり、個人でデザイン事務所を主宰するひとありと、多士済々であり、聴いている者が勇気をもらえるようなトークイベントだった。 

             
             ※ この日トップバッターで登場した「ブレエメン」のCDのジャケット用の写真だと思われる。

 4月13日(金)夜、エルプラザホールにおいて「第11回 北海道の楽しい100人 vol.2」というイベントがあることを知り参加した。(参加料500円)
 参加して初めて知ったのだが、このイベントは、北海道において様々な立場で、ユニークな活動や挑戦を続ける人を一晩に4人招いて、一人わずか15分間でお話していただくというトークイベントである。トークの後には10分程度の質疑応答の時間が設けられている。

 この日のスピーカーは、登場順に
 ①ブレエメン/ミュージシャン
 ②高村さとみさん/フリースクール札幌自由が丘学園理事
 ③上野真司さん/NPO法人 森のこだま代表
 ④小野寺千穂さん/小野寺千穂デザイン事務所 デザイナー
という4人だった。
 上野さんが40代後半ということだったが、それでも若い。つまり4人は今まさに人生を懸命に駈けている人たちだった。

 ブレエメンは道内を中心に活躍する3人のミュージシャンであるが、聴いている者を元気にするような歌が多いようだ。彼らは歌を通して北海道を、北海道民を応援したいと語り、最後に「道産子行進曲」という彼らの作詞・作曲による明るい歌を披露して締めくくった。

             
             ※ ブレエメンの3人組はなぜか半纏を着込んで登場した。彼らの雰囲気を体現しようとしたのかもしれない。

 高村さとみさんは、不登校になる子たちの現状や心情について語り、不登校となった子たちが「自分を否定してしまうような社会を変えていきたい」と語った。

             
             ※ 不登校になる子の心情、フリースクールの現状をはっきりとした言葉で語った高村さん。

 上野真司さんは、多くの変転を繰り返しながら2010年に現在の津別町に縁あって転居し、今に至っているという。上野氏は現在、津別の森をステージに様々な自然体験事業を展開しているそうだが、上野氏の夢は「子どものための自然学校」の設立だという。その夢に向かって邁進中とのことだった。

             
             ※ エネルギッシュに自分の夢に向かって進む現在形を語ってくれた上野さん。

 小野寺千穂さんも東京、札幌、浦河、そして今年の4月からは釧路と変転を繰り返しながら「物質的な豊かさ」から「精神的な豊かさ」を追い求めているということだ。特に、浦河ではデザイナーという仕事を通して、地元の方々と多くの触れ合いを通して、人と繋がることの大切さを学んだということだ。今後もそのことを生かしたいと語った。

             
             ※ 都会の生活に疑問を持ち、田舎に住むことで精神的な豊かさを得られたと語る小野寺さん。             

 このイベントは、「北海道の楽しい100人 vol.2」という若者グループが、彼らのネットワークの中から、「この方は!」という方に依頼して、スピーカーの合計が100人になるまで続けようというイベントだという。
 イベント名にvol.2とうたっているのは、実は以前に同じような企画で100人の方のお話を聴くイベントが終了し、昨年8月から改めてスタートしたということだ。
 私は今回初めて知ったイベントだったが、なかなか興味深い。
 次回も都合がつけば参加してみたいと思う。