気持ちの良い青空の中で観察会は続けられた。春の使者たちも次々と私たちの前に姿を現した。今回の観察会はいつも以上に楽しく感じた。それは天候もそうだったが、何よりガイドの方の豊富な知識とユーモアのある話しぶりが楽しさを倍増してくれた。
※ 本日は午後から夜にかけて会合があるため、私にしては珍しく午前に投稿することにします。
※ 観察会での私たちのグループです。足元には緑が広がりますが、高い木々にはまだ新緑が見られません。
私たちは野幌森林公園のユズリハコースに足を踏み入れていった。
コースの両側には小さな流れが続いていたが、するとまだ小さいものの春の使者の代表格、白い清楚な姿が印象的なミズバショウが姿を現した。まだまだ最盛期とはいえないが、そこここに小さな姿を現してくれた。
ミズバショウは一つの花に雄花(雄蕊)と雌花(雌蕊)が同居する同性花だそうだ。その受粉は複雑なのでここでは省略する。
※ このショットが最もミズバショウの良さを写しているでしょうか?
ミズバショウの近くには、似たような形をし、僧侶が座禅を組む姿に似ていることからザゼンソウと呼ばれる濃紫色の花があった。昨年の観察会で初めて知った花だが、花の中は25℃にも上昇し、虫たちを呼び込んで受粉を促すそうである。このザゼンソウもユズリハコースではあちこちで見られた。
そして、これも雪が消えた後に、春を告げる花(スプリング・エフェメラル)の代表格であるフクジュソウがあちこちに散見された。フクジュソウはその花の早いことから元日草とも呼ばれているそうだ。
続いて目立ったのが、まだ葉が伸び切らない小さなエンレイソウである。よく見ると流れの脇にたくさんの小さな紫色の花を付けたエンレイソウを見ることができた。あと1~2週間もすると見ごろになると思われた。なお、白い花を付けるミヤマエンレイソウやオオバナエンレイソウはまだ見かけることはできなかった。
その他もいろいろな花や野草を紹介されたが、写真に収めたのは以下の二つである。一つはあの猛毒を持つエゾノトリカブトである。
そしてもう一つは黄色の花を付けたナニワズである。
※ こちらは猛毒を持つエゾノトリカブトです。
※ こちらは小さな黄色い花を付けたナニワズです。
コースも最後の方になって、コースの脇の流れがちょっと大きくなっているところがあった。そこには、エゾサンショウウオとエゾアカガエルの卵が手の届くところにあった。
※ 大きな卵はエゾサンショウウオの卵です。
※ すぐ近くにエゾアカガエルの卵もありました。
こうして春の一日を野幌森林公園の植物を見ながら散歩したのだが、今回の観察会はいつもにもまして楽しかった。
その要因の一つはガイドの存在である。私たちに付いてくれたガイドは、北海道ボランティアレンジャーのお一人である道場優さんという方だった。ベテランといってよい年齢の方だったが、ユーモアがあり、知識も豊富で、私たちを終始笑わせながら案内してくれた。
道場さんは花や野草のことはもちろん、野鳥に詳しい方であった。鳴き声が聞こえると瞬時に鳥の名を特定してくれ、さらには鳥の写真も持参して説明してくれた。
※ 私たちのグループのガイドを務めてくれた道場優さんです。
こうした観察会においてガイドの存在は絶対である。今回のような観察会のガイドはボランティアで行ってくれているのだから贅沢は言えない。これまでも誰もが一生懸命に取り組んでくれていた。ただ、今回のように自分と波長が合っていると思えたときは、ことのほか楽しく思えるのである。
天候も良く、楽しい一日だったが、久しぶりのアウトドアでの活動とあって、観察会を終えた後には疲労感を覚えたのも事実だった…。
※ 本日は午後から夜にかけて会合があるため、私にしては珍しく午前に投稿することにします。
※ 観察会での私たちのグループです。足元には緑が広がりますが、高い木々にはまだ新緑が見られません。
私たちは野幌森林公園のユズリハコースに足を踏み入れていった。
コースの両側には小さな流れが続いていたが、するとまだ小さいものの春の使者の代表格、白い清楚な姿が印象的なミズバショウが姿を現した。まだまだ最盛期とはいえないが、そこここに小さな姿を現してくれた。
ミズバショウは一つの花に雄花(雄蕊)と雌花(雌蕊)が同居する同性花だそうだ。その受粉は複雑なのでここでは省略する。
※ このショットが最もミズバショウの良さを写しているでしょうか?
ミズバショウの近くには、似たような形をし、僧侶が座禅を組む姿に似ていることからザゼンソウと呼ばれる濃紫色の花があった。昨年の観察会で初めて知った花だが、花の中は25℃にも上昇し、虫たちを呼び込んで受粉を促すそうである。このザゼンソウもユズリハコースではあちこちで見られた。
そして、これも雪が消えた後に、春を告げる花(スプリング・エフェメラル)の代表格であるフクジュソウがあちこちに散見された。フクジュソウはその花の早いことから元日草とも呼ばれているそうだ。
続いて目立ったのが、まだ葉が伸び切らない小さなエンレイソウである。よく見ると流れの脇にたくさんの小さな紫色の花を付けたエンレイソウを見ることができた。あと1~2週間もすると見ごろになると思われた。なお、白い花を付けるミヤマエンレイソウやオオバナエンレイソウはまだ見かけることはできなかった。
その他もいろいろな花や野草を紹介されたが、写真に収めたのは以下の二つである。一つはあの猛毒を持つエゾノトリカブトである。
そしてもう一つは黄色の花を付けたナニワズである。
※ こちらは猛毒を持つエゾノトリカブトです。
※ こちらは小さな黄色い花を付けたナニワズです。
コースも最後の方になって、コースの脇の流れがちょっと大きくなっているところがあった。そこには、エゾサンショウウオとエゾアカガエルの卵が手の届くところにあった。
※ 大きな卵はエゾサンショウウオの卵です。
※ すぐ近くにエゾアカガエルの卵もありました。
こうして春の一日を野幌森林公園の植物を見ながら散歩したのだが、今回の観察会はいつもにもまして楽しかった。
その要因の一つはガイドの存在である。私たちに付いてくれたガイドは、北海道ボランティアレンジャーのお一人である道場優さんという方だった。ベテランといってよい年齢の方だったが、ユーモアがあり、知識も豊富で、私たちを終始笑わせながら案内してくれた。
道場さんは花や野草のことはもちろん、野鳥に詳しい方であった。鳴き声が聞こえると瞬時に鳥の名を特定してくれ、さらには鳥の写真も持参して説明してくれた。
※ 私たちのグループのガイドを務めてくれた道場優さんです。
こうした観察会においてガイドの存在は絶対である。今回のような観察会のガイドはボランティアで行ってくれているのだから贅沢は言えない。これまでも誰もが一生懸命に取り組んでくれていた。ただ、今回のように自分と波長が合っていると思えたときは、ことのほか楽しく思えるのである。
天候も良く、楽しい一日だったが、久しぶりのアウトドアでの活動とあって、観察会を終えた後には疲労感を覚えたのも事実だった…。