半年ぶりに桂枝光さんの落語を楽しんだ。今回のゲストはお笑いタレントの山崎方正こと月亭方正さんだった。彼の落語を聴いていて私の中でこれまでモヤモヤしていたものが晴れた思いだった。
久しぶりに落語を楽しもうと思い、5月8日(日)友人を誘いエルプラザに赴いた。
「平成開進亭6周年記念 東日本大震災チャリティー公演」と銘打った落語会だった。
※ 会場のエルプラザホールは満員に近く200人
くらい入っていたのでは?
披露された演題と構成は次の通りである。
◇狸 さ い 桂 枝 光
◇手 水 廻 し 月 亭 方 正
◇ら く だ 桂 枝 光
~ 中 入 り ~
◇宮 戸 川 月 亭 方 正
◇三十石夢の通い路 桂 枝 光
枝光さんは相変わらず勢いのある話芸で私たち観客を楽しませてくれた。
ところが私はいつも枝光さんの落語を聴くたびに思っていたことがあった。それは枝光さんの発する言葉に聴きとれないところがいつもあった。私はそれは自分のせいだと思っていたし、例え十分には聴きとれなくても枝光さんの落語にいつも笑わせていただいていた。
※ 演ずる桂枝光さんです。
しかし、今回月亭方正さんの落語を聴いてみて、私の中にあったモヤモヤが晴れた思いになったのだ。
月亭方正さんは、現在もタレント山崎方正として活躍しているように、落語は余技程度取り組んでいるものだと思っていた。
ところが意外や意外、登場人物を見事に演じ分け、テンポも良く、立派に落語を演じていた。
何より彼の落語を好ましく思ったのは滑舌が良かったことだ。彼の話す言葉の一つひとつがきれいに私の耳に入ってきた。
※ 演ずる月亭方正こと山崎方正さんです。
つまり私の中で、方正さんの落語はきれいな映画を見るように話の全てがクリアに私に伝わってきた。一方、枝光さんの落語はフィルムが途切れ途切れとなってしまいストーリーが良く分からない映画を見るような思いだったのだ。
枝光さんにはかなり酷い私の感想である。
今さら彼に滑舌を良くせよなどということを要求するのは無理というものだろう。
しかし、北海道を愛し、北海道に落語文化を根付かせようと頑張っている枝光さんは応援したい。
私の中のモヤモヤが晴れたということは、枝光さんの舞台から遠ざかることにも繋がってしまいそうだが、私はこれからも枝光さんの勢いのある落語を聴きに出かけるだろう。
久しぶりに落語を楽しもうと思い、5月8日(日)友人を誘いエルプラザに赴いた。
「平成開進亭6周年記念 東日本大震災チャリティー公演」と銘打った落語会だった。
※ 会場のエルプラザホールは満員に近く200人
くらい入っていたのでは?
披露された演題と構成は次の通りである。
◇狸 さ い 桂 枝 光
◇手 水 廻 し 月 亭 方 正
◇ら く だ 桂 枝 光
~ 中 入 り ~
◇宮 戸 川 月 亭 方 正
◇三十石夢の通い路 桂 枝 光
枝光さんは相変わらず勢いのある話芸で私たち観客を楽しませてくれた。
ところが私はいつも枝光さんの落語を聴くたびに思っていたことがあった。それは枝光さんの発する言葉に聴きとれないところがいつもあった。私はそれは自分のせいだと思っていたし、例え十分には聴きとれなくても枝光さんの落語にいつも笑わせていただいていた。
※ 演ずる桂枝光さんです。
しかし、今回月亭方正さんの落語を聴いてみて、私の中にあったモヤモヤが晴れた思いになったのだ。
月亭方正さんは、現在もタレント山崎方正として活躍しているように、落語は余技程度取り組んでいるものだと思っていた。
ところが意外や意外、登場人物を見事に演じ分け、テンポも良く、立派に落語を演じていた。
何より彼の落語を好ましく思ったのは滑舌が良かったことだ。彼の話す言葉の一つひとつがきれいに私の耳に入ってきた。
※ 演ずる月亭方正こと山崎方正さんです。
つまり私の中で、方正さんの落語はきれいな映画を見るように話の全てがクリアに私に伝わってきた。一方、枝光さんの落語はフィルムが途切れ途切れとなってしまいストーリーが良く分からない映画を見るような思いだったのだ。
枝光さんにはかなり酷い私の感想である。
今さら彼に滑舌を良くせよなどということを要求するのは無理というものだろう。
しかし、北海道を愛し、北海道に落語文化を根付かせようと頑張っている枝光さんは応援したい。
私の中のモヤモヤが晴れたということは、枝光さんの舞台から遠ざかることにも繋がってしまいそうだが、私はこれからも枝光さんの勢いのある落語を聴きに出かけるだろう。