AKira Manabe ブンブン日記

enjoy eating fun to cooking

理念と経営9 月号通信VO1

2007-09-05 12:33:49 | Weblog
◆◆今週のことば 

我が社には「この会社が好きだ」という連中が非常に多いんです。

私は「誰よりも吉野家を愛している」と自負していますが、
他の社員も負けていない。

飛躍の土壌にはそうした気持ちの存在が大きかったのでしょう。

「会社が好きだ」というシェア大会をやったとしたら、
我が社は上位に行くと思っています。

それが誇りですね。

株式会社吉野家ディー・アンド・シー
代表取締役社長 安部修仁

★関連記事は、月刊「理念と経営」9月号に記載されています。
(16~23ページ 「企業事例研究1」)



◆◆企業事例研究 

今回は、株式会社ジャパン・フラワー・コーポレーションをご紹介します。


「拡大路線よりも、目指すは深堀り」

社長兼CEOの松村吉彰氏の言葉です。多くの困難を乗り越え、
この言葉に辿り着きます。

大きな志、情熱、夢にモチベートされる人間集団をつくりあげた
松村氏のお話を伺いました。


☆ 『始末と勤勉』

松村氏は高校卒業後すぐに、叔父の家がある大阪へ向かい、
住み込みで働き始めました。

叔父は果物店を営んでおり、松村氏は叔父のもとで商店経営の
根幹を学びます。

朝から晩まで立ちっぱなしの仕事。昼休みは食事をする間だけ。
トイレも走って行き、走って戻る。休日には軽トラに乗り、
果物を運んで引き売りに出かける。

多忙な毎日を叔父の家で過ごし、そして多くのことを学びました。

叔父の人生哲学は「始末と勤勉」

勤勉によく働いて、始末すること、つまり無駄遣いしないこと
という戒めでした。

働きつづけていれば、暇がないから、無駄遣いをしなくて済む。
客の役に立って喜ばれもする。無駄なことに投資しなければ、
商いは円滑。

商売の基本を簡潔に示していました。

また、昔からの松村家の家訓に、次のものがありました。

一、利益のあるなかから次の事業をせよ
一、手持ちの資金から次の手を考えよ
一、銀行から借りない
一、他人様に絶対迷惑をかけない
一、他人様のハンコは押さない

叔父が実践してきた先祖のやりかたは、
現在の松村氏の経営におけるベースとなっています。


☆ 『なんのために花を売っているのか』

叔父の元での修行時代を終え、ショッピングセンターの一角に
店を構えてから3年が経ち、商いが順調に行き始めた頃。

社員やパートの人たちが次々に辞めていくという事態が起きました。

松村氏には思い当たる節がありません。理由がわかりません。
尋ねると、経営者としては禁句であるはずの言葉を口にしたと・・・。


「だれのおかげで仕事ができていると思うんだ」


これに従業員は反発、絶望し、多くの人が同社を去っていきました。

当時は多忙を極め、人手も思うように集まらないなど、
人を思いやる余裕など持ち合わせていませんでした。

ただ、息を切らせて走り回っている。これでいいのだろうか?

自分自身に問い続けます。

あるとき帰宅すると、食卓の花に目が留まりました。
花を商いしながら、その美しさに気づかないまま行き過ぎる
ことのある自分を恥じる思いにとらえられます。


「この自分はなんのために花を売っているのか。
人々に安らぎと幸せをもたらすためではなかったのか」

松村氏は、従業員がやめていく事態に直面し、
経営者としての自分を見つめ直しはじめたのでした。


☆ 『経営が理念を軸に展開しはじめている』

松村氏は経営者としての自分を見つめ直します。

本を読み、セミナーに積極的に参加し、注目を集めている店を訪ね、
いろいろな成功のポイントなどを聞き回りました。

身を削るような勉強のなかから、事業を続けていくには
「理念」が必要なこと、使命感をもつべきことを学びました。

松村氏は何をしたいのかを自分に問い、
その結果「花生活創造企業」を標榜することを決意。

次の5項目の企業理念を明文化しました。

1.私達は花を通じて幸せを創造します。
2.私達は仕事を通じて生きがいのある職場を創造します。
3.私達はお客様の満足を追求し、お役に立ちます。
4.私達は無限の成長、繁栄の永続を目指し、挑戦します。
5.私達は日本一花いっぱいの地域社会を目指します。


こうして理念と使命を定義付けすると、考えに共鳴、
共感する人たちが集まるようになりました。

大きな志、情熱、そして夢にモチベートされる集団へと再生。

「拡大路線よりも、いまの基盤の上での花消費の創造的なかたちを
つくっていきたい。目指すは深堀り」(松村氏)


松村氏は、「深堀り」のアイデアが次々と生まれてくるといいます。
経営が理念を軸に展開している、なによりの証明ではないでしょうか。

★関連記事は、月刊「理念と経営」9月号に掲載されています。
(40~47ページ「企業事例研究2」

意識のズレ

2007-09-05 01:13:23 | Weblog
◆◆店舗会議

今朝はDK店の店舗会議でした。

マルブン三店の中では、唯一街中の店舗で激しい競争のど真ん中にいるお店なので、課題は一番多い店です。

内部的にも学生のパートナーが多く、理念の浸透や意識のズレも一番大きいと感じています。

最近は高岡さんや高森さんが育ってきていい傾向が見られます。

猪谷店長も奮闘しています。

徐々に成果が上がってきていますから、この調子で頑張ってください。

お客さまを大切にして、共に働くスタッフを大切にすることが基本です。

神様はそういう人は見捨てません。


◆◆相談

午後南高井店に顔を出し、店長や部長と色々話していました。

内藤店長にDK店のことを相談していたら、話の中からDK店のヒントが見つかりました。

お客さまとのニーズのヅレがよくわかりました。

“ヒントは現場に落ちている”

相談が大事であることを再認識しましたよ。


よーし!マルブン総動員で商品開発するぞ!


内藤店長、ヒントをありがとう!