昨日は、四国中央市の寺尾果樹園・寺尾さんの農園を
見学させていただきました。
一緒に参加したメンバーは
小松本店の高橋さん、みどりさん、越智さんに、
ベジタブル&フルーツマイスターの黒河さんです。
寺尾さんは温州みかんをはじめ
いよかん、ポンカン、八朔、はるか、文旦、
あまか、はるみ、不知火(デコポン)、レモンなど
約10種類の柑橘を育てています。
今は、ほとんどの柑橘が収穫を終えているので
木についているのは「はるか」と「レモン」でした。
寺尾さんの柑橘の特徴といえば「樹熟」。
字のごとく、樹で熟してから収穫するので
糖度が高く、甘みと酸味のバランスが最高で
一度寺尾さんの柑橘を食べると虜になってしまいます。
(↑㊧=通常の色のレモン /㊨2つ=樹熟させてから収穫したレモン)
写真のように樹熟させてから収穫したレモンは
通常のレモンより甘みがあり、そのままかじることができます。
柑橘は収穫した段階で糖度は止まり、酸は下がるそうです。
なので、柑橘類は収穫してしばらくおいておくと
酸が下がって甘く感じるそうですが
糖度は収穫した時点で上がらないので
それまでの段階でついている糖度の甘さにしかならないそうです。
たまに甘くもなく酸っぱくもない水っぽいみかんを
食べたこともありますがそれはそういう理由からなんだな・・・と勉強になりました。
だから、樹熟の寺尾さん柑橘は甘みが濃ゆくておいしいんだと実感。
でも、それには手間暇がかかる上、樹にも負担がかかるので
育てるのは大変なことです。
それでもこの方法を選ぶのはなぜか・・・
「おいしくて安心・安全なものを食べてもらいたい」
その一心で、みんなの喜ぶ顔を見たくて
寺尾さんは毎日柑橘を作り続けています。
「適地適作」をモットーに
それぞれの柑橘に合った育て方をされていて
常に想いや基本からブレずに柑橘を作られている姿に
いつもながら感服します。
おいしい柑橘もごちそうになり、
言葉を忘れて一同無我夢中で食べつくてしまいました(笑)
そうそう!
みなさん、知ってました?
「はるか」はこんな風にちょっと色が変わったぐらいが
おいしくなった合図なんだそうです。
↓ ↓ ↓
一見、傷んでいるんじゃないか・・・と思いがちですが全然違うんです!!
むしろ「今が一番おいしいよ!」の合図。
甘みも増しておいしさ倍増です。
スーパーに並んでいたらきっと茶色くない方を選んでしまいがちですが
みなさん、こんな感じの色になってたらこちらを選ぶべし!です。
3月から、この寺尾さんの柑橘フェアが小松本店で期間限定で始まります。
3種類の柑橘が一つずつ入った柑橘セットも販売します。
(この柑橘セットはフェア終了後も販売します♪)
お楽しみに~♪
そして、今回見学させていただいたもう一つの目的・・・
ある会員誌に柑橘特集が掲載されるため、記事を募集していたので
「柑橘なら寺尾さん!!」と思い改めて農園を見学させていただくことになったのでした。
ある会員誌というのは、
年に4回、全国にいる野菜ソムリエの中でプレミア会員の方に届くものです。
私も一昨年 野菜ソムリエの資格
ジュニア・ベジタブル&フルーツマイスターを取得しました。
その目的の一つに
おいしい野菜や果物をこだわりをもって大事に育てて
私達のお店に届けてくれる農家さんを
多くの人に知っていただきたい・・・
という思いがあったので今回の企画はとてもうれしかったです。
お店では、出来る限り地元の食材を使ったり野菜を多く使うので
野菜を食べるとどんな効果があるのか・・・
一番の目的は、それを勉強してお客さまに伝えていきたいという思いからです。
農家さんが届けてくれるこだわりの「食財」とともに
想いを込めて野菜や果物を作られている農家さん自身を
これからもいろいろなところでご紹介していきたいと思います。
今回参加したメンバーのみどりさんも先日
ジュニア・ベジタブル&フルーツマイスターを取得して
マルブンで二人目の野菜ソムリエが誕生しました♪
少しずつですが、二人で活動していきたいと思います。
会員誌に寺尾さんの記事が掲載されたらまたお知らせします。