AKira Manabe ブンブン日記

enjoy eating fun to cooking

二人のイタリア人スタッフ

2012-06-30 00:47:23 | Weblog
動けば雷電の如し、発すれば風雨の如し
(伊藤博文が高杉晋作のことを評した碑文より)

おもしろき
こともなき世を
おもしろく
すみなすものは
心なりけり
(高杉晋作 享年29歳 辞世の句)



◆◆マンジャーレ

今日は、昼前にナトゥーレに行き、新居浜店からピッツァ指導に二日間来てくれているダビデに会いに行きました。

ナトゥーレのファビオは日本語がほとんど話せないために、日本人が教えるより、イタリア人のダビデが教えるほうがコミュニケーションがスムーズにいくと思ってダビデに頼みました。


ダビデはトリノ生まれで、イタリア人らしく陽気で明るい性格ですが、ファビオはフィレンツェ生まれで、ちょっと人見知りで物静かな性格です。
(フィレンツェの人はいい人が多いと言われてるそうです)

対象的な二人ですが、二人ともマルブンの宝のスタッフです。

見知らぬ国日本で不安もあるだろうけど、頑張ってほしいです。


イタリアは今、エコノミーダウンで日本よりも失業率が高く、仕事がないのでしょうね。私たちにとっては逆にチャンスです。


イタリア人がいる、本物を提供できるレストランになりますからね。


マルブンで働くスタッフはイタリアに留学しなくても、イタリア語もイタリアの文化も料理も本場を学べる環境になりましたね。


このチャンスを生かしてください。


フォルツァ ファビオ!

フォルツァ ダビデ!

仕事観をレベルアップさせてほしい

2012-06-29 02:32:06 | Weblog
賢者は議論より行動を重んじる。座学より実学、世の中を広く見ろ。
(吉田松陰)



◆◆日本のマザーテレサ

青森県弘前市で森のイスキアを主宰している、食哲学の巨人、佐藤初女先生(92才)が9月に愛媛に来られ講演会をされます。

佐藤初女先生は、映画ガイアシンフォニーの第二章の主役だった人です。

私も10年近く前に一度お会いしましたが、会って握手をしただけで、何故か涙があふれでた不思議な体験をしました。

初女先生から感じたのは、ものすごく大きな愛でした。

私の魂が洗い落とされるような感じがしました。

参加できる人は是非参加して、初女先生の境涯に触れてほしいですね。



◆◆嬉しかったこと

八月末に大幅な人事移動を行います。

今日はそのための面談を行いましたが、その中で私が言った言葉をしっかりと肚に収め、FaceBookに投稿してくれたスタッフがいます。


「私たちは料理やサービスを売っているのではなく、お客さまに食を通して喜んでもらうことを使命にしています。喜んでもらうということは幸せな時間を体験してもらうということてある。私たちが売っているのは、幸せな時間なんだ。
これがわかる人がマルブンで働く真の社員であり、真のスタッフである」


「料理の技術を高めたい」
これは大変いいことのように思うが、マルブンでは今後職人気質の料理人はいらない。サービスパーソンも同じである。


この程度の価値や意義しか感じられない人はマルブンの目指すところとは微妙に違うのだ。


マルブンで活躍する人は、今後、お客さまに幸せな時間を販売しているという上位概念を理解している人が活躍をする会社に労働環境が成長する。


お客さまに喜んでもらえるなら、料理だってつくるし、ケーキだってつくるし、サービスだってやるし…と仕事を選ばない人が活躍する会社に変わる。


そのためにも、今、持ってる仕事観をレベルアップさせてほしい。

来年の今頃にはガラリと変革した会社にします。

新しいプラン

2012-06-28 09:49:06 | Weblog
◆◆広島へ

昨日は、広島へ小山さんと日帰り出張に行ってきました。

新しいプロジェクトは淡々と進んでいます。

新しい市場に新しい商品を投入するプロジェクトです。

マルブンの新しい可能性、未来を描くためのプロジェクトになるでしょう。

大きく飛躍するかどうかは、お客さまが決めることですが、その可能性があるプランです。

流行ではなく、時流に投資するのが私の考え方です。

新しいプランは時流対応型のものですので、楽しみでわくわくします。

これから詳細を詰めて強固なプランにしていかなければなりませんね。

消費税増税法案

2012-06-27 00:16:57 | Weblog
◆◆消費税増税法案可決

消費税増税法案が衆院を通過しました。

現在5%の消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げる一方、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた最低保障年金創設や、後期高齢者医療制度の廃止、国民年金と被用者年金の一元化は、有識者らでつくる「社会保障制度改革国民会議」の議論に委ねる内容だ。首相は参院での審議を経て、9月8日までの今国会中の成立を目指す。



◆◆2014年

1年10ヶ月後の2014年4月には8%、翌年の2015年には10%に消費税が上がります。

これは確実に消費が鈍ることが予測されます。

メニュー表記等も内税ですから…考えないと行けません。

対応をしっかりと社内で協議したいと思います。



◆◆冷静に

今回の法案に民主党から、57人もの造反がでたとニュースになっています。

小沢さんは好きではありませんが、よくよく考えてみると、選挙公約で「四年以内に増税はしません」と啖呵を切って政権交代をした民主党ですから、今回増税に賛成した野田総理はじめ賛成票を投じた民主党の皆さんの方が糾弾されないといけないはずです。

益々政治は、政権取りゲームとかして、国民は不在、中小企業は切り捨てになってきましたね。

中小企業大受難の時代がきました。

心してこの難局に立ち向かって行かなくてはなりません。



◆◆幹部会議

今日は、幹部会議を本社で行いました。

現状のお店の状態を、良かった点、課題点に分けて対策を考えます。


中には組織が仲良しグループ化して、戦う集団になっていないお店があるようです。

働く仲間と人間関係がよいことは素晴らしいですが、私たちは「食事を通してお客さまに喜んでもらう」ことを使命として集まっている集団であり、仲良しグループを作るために集まっているのではありません。

組織を維持するためのメインテナンス機能は必要ですが、それを意識するあまり、なぁなぁになり、中途半端な成果しか得られないようでは、これからの厳しい経営環境の中で戦うための企業で働く組織、仲間としては弱いです。

組織を維持するためのメインテナンス機能だけでなく、成果を上げるためのタスク機能が効いていてこそ、健全な組織と言えるのではないでしょうか。


「○○ちゃん」と下の名前で呼び合うことは禁止します。


相手を尊重するのであれば、女性や年上の男性であれば「○○さん」、年下の男性であれば「○○くん」と呼ぶようにしてください。

私は生ぬるい組織は大嫌いです。

タスク機能が高く、やる気の高い組織であれば、今、ベンチマークに行って学んでいるボクデンさんから、学んだことをきちんと現場に生かしています。

何も生かせれてない組織は、単なる甘えの組織であり、生ぬるい組織です。


私たちは何のために集まって仕事をしているのかの目的を今一度考えなさい!

健康依存症

2012-06-26 02:07:09 | Weblog
◆◆健康依存症

健康依存症って言葉知ってますか?

誤った健康情報に翻弄されて依存してしまうことを言うそうです。


【フードファディズム】
(科学的根拠に欠ける健康情報が広まる現象)


フードファディズムによって起こります。


例えば

朝バナナを食べるとやせる…とか。

なんとかダイエット何ていうのは、ほとんどあてになりません。


トマトに抗がん作用がある…とか。

癌予防も色々言われていますが、科学的に根拠があるものと、無いものがあることを知らないと行けませんね。

特定健康補助食品。

いわゆる特保と言われる商品がありますが、なぜだかコンビニに行くと、メッツのコーラが特保になってました。

どう考えても、コーラが健康にいいとは思えません。

フードファディズムに振り回されて、健康依存症になりたくないですね。

そのためにも、我々食に携わる人間は、正しい食の情報を提供しなければなりませんね。

可愛い訪問者

2012-06-25 21:20:05 | Weblog
私たちが売っているのは、料理でもサービスでもない。食事を通してお客さまに幸せな時間を売っているんだ。



◆◆雨の日

今日は、雨がよく降りましたね。

雨は神様からの祝福なんだそうですよ。

今日はいっぱい祝福されたんだね(笑)



◆◆学生インタビュー

お昼過ぎにナトゥーレで、愛媛大学法文学部の三回生二人が、マルブンの企業インタビューに来られました。

二人は、昨年私が行った授業を受けていたそうで、今回の企業インタビューにマルブンを選択してくれました。

約二時間色々な話をしましたが、途中、社員さんの声を聞いてみたいということで、ちょうどナトゥーレに勤務していた、南高井所属の升田さんにインタビューをしてもらいました。

升田さんもしっかりしてきたね。

バッチリ応えてくれてました。

彼女たちが入ってくれるような企業に成長させたいですね。

新メニュー試食会二回目

2012-06-24 01:21:41 | Weblog


「企業は金儲けのためじゃなく、人間を幸せにするために存在しているということ。金儲けはそれ自体が目的ではなく、会社を存続させていくための手段に過ぎない。」
(柳井正・ファーストリテイリング代表取締役会長)



◆◆帰りました

今日夕方、大阪から帰ってきました。

6月の怒涛の出張もこれで一息つけます。



◆◆試食会

夜はナトゥーレで、先週に続いて二回目の新メニューの試食会でした。


今日は、味も価格もバッチリでした。

めちゃくちゃ美味しい五穀のリゾットもできました。
高岡くんはリゾット上手ですわ。


あとは…ネーミングですね。

三回目の試食会がありますので、新しい課題を出してお開きにしました。


ナトゥーレのメニューが、がらりと変わります。

楽しみやねぇ。



◆◆商品づくり

今日のような新商品の開発は、企業永続のための命みたいなものです。

企業は新しい商品を開発できなくなったら、成長も発展もありません。


マルブンの新商品開発は、商品開発と人財育成の両方を兼ねています。

常務の尽力に感謝ですね。

理念と経営7月号

2012-06-23 01:00:19 | Weblog
◆◆理念と経営7月号

マルブンが、あの有名な月刊誌である理念と経営7月号に掲載されました。

全国誌で、しかも真面目な経営雑誌だけに、とても嬉しいことです。

これも、現場で頑張ってお客さま満足をしてくれている社員さんやスタッフの皆さんのお陰です。


マルブン四代目は私だけでなく、社員スタッフの皆さんも四代目なんです。

マルブンの九十年の歴史の中の期間に皆さんと共に働けることを誇りに思います。

また、今のマルブンがあるのは、初代文吉からマルブンで働いてくれた全ての社員やスタッフさんが居たお陰です。


私は二十歳のときに、双子の兄を亡くしていますが、今は亡くなった兄に対しては悲しみではなく、感謝の気持ちでいっぱいです。


私は兄からいただいた、四代目社長というチャンスを最大限生かしきり、マルブンを成長発展させ、強い会社にして、次の代にバトンタッチすることを一番重要な経営項目にしています。

【いつまでも おいしいが響きあう マルブンでありたいと願います】という経営理念と、【食事を通してお客さまに喜んでいただくこと】という我が社の使命を、共に働く社員さんやスタッフさんと一緒に実現したいと思います。


感謝の高い人がたくさん働く【ありがとうレストラン】になることが我が社のビジョンです。


人生は一度きりです。


命を懸けて頑張りますよ。

お母さんの話

2012-06-22 01:08:33 | Weblog
◆◆三日間缶詰め

今日から、また三日間缶詰めの研修がはじまりましたので、今夜のブログはネットにあった、お母さんの話を紹介します。

家族にはいろいろな形があります。

人が成長していく上で家族が与える影響はとても大きいです。

皆さんはどんな生い立ちですか?

また、それをプラスに生かしていますか?

人は起きたことをどう解釈したかで、幸せか、不幸かが決まります。

読んでみてください。



◆◆お母さんの話

母は俺が幼稚園の年中の冬に亡くなった。

どうしていなくなったのか分からないまま泣いていたのを覚えている。

泣いてる俺に…
『お母さんはいないけど、お父さんがいるからな』
と父は言ってくれた。

その父が再婚したのは俺が小学2年の春だった。

正直父に裏切られた気分だった。

なつく、なつかないのレベルではなくむしろ『拒絶』に近かった。

家に帰ると義母が『おかえり』と言っても無視して、顔も見たくなくて部屋にこもった。

仲良く義母と笑ってる父自身も許せなかった。

棺の中で花に囲まれていた母の姿が目に焼き付いて離れなかった。


父は、たった一人ぼっちで焼かれて行った母を忘れて、知らない女と笑っているんだと思い、尚更義母を毛嫌いした。


今思えば義母にとんでもないような意地悪をしてた。

ご飯は食べないし、学校の書類も『親に見せるように言われた』と言って父にしか渡さなかった。

部屋にも亡くなった母と撮った写真を飾っていた。


父に叱られても義母と父の前で、『母さんを忘れてニセモノを連れて来た父さんが悪いんだ!』と大泣きして怒った。

それでも義母は優しかった。

1年半以上経ち、少し義母の事を許せるようになると、今度は実の母との間に苦しむようになった。


今こうして義母を許しかけているのは、母を裏切っているんじゃないか?


俺は悩んだ。

そしてとうとう苦しくなり、義母に悩みを言ってしまった。

すると義母は…
『我慢しないでいいんだよ。廉君が都合のいい時に私を使えばいいんだから。話してくれてありがとう。
大丈夫、裏切りじゃないよ。』と言って俺を抱き締めてくれた。


それを聞くと妙に安心して不覚にも泣きじゃくってしまった。


きっと寂しかったんだなぁ、俺。


母さんが死んだからって忘れる訳がないのに変な意地張ってた。

今年の成人式に初めて手紙をもらった。


『廉君へ
成人おめでとうございます。 初めて会った時からもう13年もたったのですね。早いものです。
初めはなかなか心を開いてくれなかった廉君が私に

「おかあさん」
と言ってくれた日がとても懐かしいです。

あの頃の私の願いは、いつも「廉君が血の繋がった息子だったら」でした。

そうしたら初めからあなたに受け入れてもらえるでしょう?

あの頃のあなたの気持ちを思うと馬鹿な考えです。

でもその必要はありませんでした。


あなたはちゃんと自分で悩み、考え、私に言ってくれました。


ありがとう。

今では本当の家族ですね。

だから私はもう血の繋がりは望みません。


例え血の繋がりは無くてもこうして家族になれる、通じあえる何かがあるのなら、私はあなたと血が繋がってない事を誇りに思います。

今だから話せますが、
私には子供ができません。

そんな私に可愛いい息子が出来て、今日こうして成人した姿を見ることができました。

今の私の願いはただ「あなたの幸せ」です。


これからも私を母でいさせて下さいね。』


俺も血が繋がって無いことを誇りに思うよ。


ありがとう母さん、かあさん。

梅田ベンチマーク

2012-06-21 00:01:17 | Weblog
敵と戦う時間は短い。自分との戦いこそが明暗を分ける。
(王貞治)



◆◆大阪で…

今日は、台風のお陰で東京行きがキャンセルになり、ひとり大阪で過ごしました。


梅田に居たので、伊勢丹三越百貨店をぶらぶら…

話題のお店がたくさん出店していました。

水曜だというのに、どのお店も満席でウエイティングが長く続いていました。

私も有名店に入り、ランチをしましたが、味もサービスも全然ダメでしたよ。

あれでお客さまが来るんだから、都会は理解ができませんね。

田舎はもっとシビアですよ。

田舎のお客さまの方が目も舌も肥えている気がしました。


1日ぶらぶらして視察しましたので、足は棒になりましたが、自社のオンリーワンへの収穫も幾つか得ました。


明日から、また研修会場に三日間缶詰めになります。

スキルアップのために頑張らないといけないね。