まりっぺのお気楽読書

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フランス王ルイ10世妃 マルグリート

2009-02-18 21:43:01 | フランス王妃・王女
奸策か? 真実か?
ルイ10世妃 マルグリート・ド・ブルゴーニュ


1290~1315/在位 1314~1315

マルグリートの人生は物語にもなっているそうですけど、それもそのはず
ひどい話しでございます。

マルグリートは15歳の時、王太子だった親戚(従甥らしいです)のルイと結婚します。
彼女の母はルイ9世の娘アニェスで、例によって親族で結束を固め
権力拡大を狙う政略結婚でした。

     

1314年、ルイが王に即位しマルグリートも王妃になりますが
しばらくするとルイ10世の妹であるイザベルが、王妃の不貞を目撃したと申し立て
マルグリートは投獄されてしまいました。

さて、このイザベルですが、イングランド王エドワード2世妃で
“ フランスの女豹 ” と言われる女傑です。
彼女は既にイングランドに嫁いでいたはずですが
夫エドワード2世を倒す機会をうかがうため
愛人マーチ伯とフランスで待機していた頃の話しでしょうか?
自分は愛人連れて来といて何言っちゃてんのかしら ? イザベル。

投獄から2年近くたった1315年8月14日、マルグリートは獄中で亡くなりました。
夫ルイ10世の命令によって絞殺されたという噂がもっぱらでした。
なぜなら、ルイ10世はマルグリートの死後5日で再婚したからです。
もしかするとイザベルは兄ルイ10世の奸策に協力したのかもしれませんね。

しかしマルグリートにも悪い噂がないわけではなく
ルイ10世との間に生まれたジャンヌ(後のナヴァール女王ファナ2世)も
誰の子だか分からないと言われたりしているのでね…
結局ジャンヌは父方は疑わしいけど、母方からは確実にルイ9世の血を
引いているということでナヴァール女王に即位しました。

ちなみに、同じくイザベルの告発で捕えられたフィリプ5世妃ジャンヌは
無実を訴え続け潔白だということで釈放されています。

(参考文献 wikipedia英語版)

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3 コメント

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フランス王ルイ10世妃 マルグリート (木綿子)
2018-07-31 12:09:47
世界史好きでいつも楽しく閲覧させていただいております。

フランス王ルイ10世妃 マルグリートについて細かいところですが、家計図と文言が一致してない箇所があったので僭越ですが、コメントさせていただきます。

マルグリートは15歳の時、王太子だった従兄のルイと結婚します。

マルグリートのとルイの父王、フィリップ4世が歳の離れた従兄妹です。
夫のルイとは従甥・従叔母の関係になります。

続柄って難しいですよね。。。
では、更新楽しみにしています。
カペー王朝の醜聞 (メリエンダ)
2018-08-09 21:51:09
またまたまた(笑)失礼します。
カペー朝の大スキャンダル、かなり有名ですよね。 フィリップ4世は、“美男王”と言われると同時に、“冷たい血の通う大理石王”、などと称された冷徹で苛烈な王。 最盛期より、やや衰えたとはいえ、キリスト教の最高権力者たる教皇に酷い仕打ちをし、屈辱の余り、憤死させた、とされていて、他にも、あの有名な騎士団に濡れぎぬを着せて、処刑し、騎士団の財産を根こそぎ奪ったり、とまさに“神をも怖れぬ”冷酷な王でしたが、意外にも、息子の嫁たちには、甘かった、とされていますね。とりわけ、このマルグリートは、気難しいフィリップ4世のお気にいりだったらしいですね。 だからでしょうかね、彼女、イヤ、彼女を含めた3人の嫁たちが、あんなことをしたのは‥彼女たちの不貞行為は白日のもとに晒され、その結果、カペー朝はフィリップ4世後、息子たちが相次いで王になったけれど、醜聞のせいで、嫁たちは生涯され、ついにはカペー朝断絶となったのですね。 一説には、フィリップ4世の残酷非道な所業の報いだ、と敵対していた聖職者たちが言い捨てたらしいですが‥
こんばんは (まりっぺ)
2018-08-28 19:45:54
木綿子さま、メリエンダさま
こんばんは

コメントありがとうございます
いろいろありまして、お返事が遅くなり申し訳ありません

木綿子さま
ありがとうございます
早速訂正しますね

メリエンダさま
たくさんの立派なコメントをありかとうございます
この場を借りて一括でお返事させていただいてすみません
ものすごくよくご存知なので、お恥ずかしい限りです

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