初恋を実らせた王妃
アルフォンソ12世妃 マリア・デ・ラス・メルセデス・デ・オルレアンス
1860~1878/在位 1878
この方、名づけ親はイサベル2世なんですが、すっっっごく長い名前がついてます!
本当はアルファベットで350~400字ぐらいあるんです。 ジュゲム状態…
それはさておき、マリア・メルセデス(以下メルセデス)はフランス公女ですが
マドリッドで生まれてセビリアで幼少時代を送りました。
父のモンパンシェ公アントワーヌがイサベル2世の妹ルイサと結婚してから
スペインで暮らしていたためです。 マスオさん?
イサベル2世の時にも書きましたが、アントワーヌは王座を狙っていたので
スペインで暮らしていたものと思われます。
しかしその物欲しさがミエミエだったのか王宮に招かれることはめったになく
メルセデスもセビリアから出ることはなかったようです。
1868年にイサベル2世が失脚するとモンパンシェ公一家もパリに移りましたが
その時にいとこ同士のアルフォンソ(15歳)とメルセデス(12歳)は
初めてちゃんと会ったらしく、いきなり恋におちちゃいました
イサベルは本当はマドリッド公女ビアンカと結婚させたかったのですが
アルフォンソは「好きでもない女と結婚するぐらいなら一生結婚しないぜ!」という
さすが十代!な熱い言葉をのこしてスペインへ発ってしまったため
メルセデスとの結婚を許しました。
1878年、ふたりは晴れて結婚しました。
メルセデスは “ アンダルシアの闇夜のような漆黒の瞳と黒髪を持つ美しい貴婦人 ” と
大絶賛されたそうです。
こちらがお写真です。ちょっと地味ですね
そんな幸せいっぱいのふたりでしたが、ハネムーンから帰ってしばらくすると
メルセデスが結核にかかります。
6ヶ月後に流産をしますが、それが命取りになってしまいました。
(なんだか…スペイン王妃の死因、結核が多くない?
スペインて暖かそうで結核なんて無縁な病の気がしますが…)
アルフォンソ12世は死にものぐるいで医師団を鼓舞したそうですが
メルセデスを救うことはできず、あと2日で18歳の誕生日という日に亡くなりました。
アルフォンソ12世は悲嘆のあまり命が危なくなったそうですよ。
メルセデスは嫡子を生まなかったため王家の墓所に葬られなかったんですけど
アルフォンソは王様なんだからさぁ、そういうのなんとかできなかったのかしらね。
そんなに愛していたのなら…
(参考文献 Wikipedia英語版)
アルフォンソ12世妃 マリア・デ・ラス・メルセデス・デ・オルレアンス
1860~1878/在位 1878
この方、名づけ親はイサベル2世なんですが、すっっっごく長い名前がついてます!
本当はアルファベットで350~400字ぐらいあるんです。 ジュゲム状態…
それはさておき、マリア・メルセデス(以下メルセデス)はフランス公女ですが
マドリッドで生まれてセビリアで幼少時代を送りました。
父のモンパンシェ公アントワーヌがイサベル2世の妹ルイサと結婚してから
スペインで暮らしていたためです。 マスオさん?
イサベル2世の時にも書きましたが、アントワーヌは王座を狙っていたので
スペインで暮らしていたものと思われます。
しかしその物欲しさがミエミエだったのか王宮に招かれることはめったになく
メルセデスもセビリアから出ることはなかったようです。
1868年にイサベル2世が失脚するとモンパンシェ公一家もパリに移りましたが
その時にいとこ同士のアルフォンソ(15歳)とメルセデス(12歳)は
初めてちゃんと会ったらしく、いきなり恋におちちゃいました
イサベルは本当はマドリッド公女ビアンカと結婚させたかったのですが
アルフォンソは「好きでもない女と結婚するぐらいなら一生結婚しないぜ!」という
さすが十代!な熱い言葉をのこしてスペインへ発ってしまったため
メルセデスとの結婚を許しました。
1878年、ふたりは晴れて結婚しました。
メルセデスは “ アンダルシアの闇夜のような漆黒の瞳と黒髪を持つ美しい貴婦人 ” と
大絶賛されたそうです。
こちらがお写真です。ちょっと地味ですね
そんな幸せいっぱいのふたりでしたが、ハネムーンから帰ってしばらくすると
メルセデスが結核にかかります。
6ヶ月後に流産をしますが、それが命取りになってしまいました。
(なんだか…スペイン王妃の死因、結核が多くない?
スペインて暖かそうで結核なんて無縁な病の気がしますが…)
アルフォンソ12世は死にものぐるいで医師団を鼓舞したそうですが
メルセデスを救うことはできず、あと2日で18歳の誕生日という日に亡くなりました。
アルフォンソ12世は悲嘆のあまり命が危なくなったそうですよ。
メルセデスは嫡子を生まなかったため王家の墓所に葬られなかったんですけど
アルフォンソは王様なんだからさぁ、そういうのなんとかできなかったのかしらね。
そんなに愛していたのなら…
(参考文献 Wikipedia英語版)