fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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薬草 1 現の証拠・千振

2015年07月02日 | 日記
 子どもの頃、祖母は常に小さな薬缶にゲンノショウコやセンブリを煎じている人でした。そして、私はといえば、お腹をこわすことの多い子どもで、そのたびにまずはゲンノショウコを飲まされ、それで効かなかったときはセンブリとなるのでした。
 ゲンノショウコは、漢字で書くと、現の証拠。すごいなあ。
 センブリは、千振。千回振って煮出しても、苦みが消えないことからきています。
 そう。苦かったー。子どもだったので、砂糖を入れたりもしたのですが、砂糖を入れてもその苦みが消えるわけではないのですよ。
 今思えば、有難い経験でした。
 たぶん家のまわりから採取していたのでしょうね。乾燥していたかどうかという記憶はありません。いっしょに摘んだりすればよかったのに。

 なので、熱を出したりすると病院に行きましたが、お腹をこわしたときはこれで済ませていたように思います。あとビオフェルミンや正露丸も飲みました。
 
  これは、ゴーヤ。