fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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「童子」2015年7月号

2015年07月20日 | 日記
 童子春合宿鹿野寺吟行記で、坂谷小萩さんが、
 
 のどろかに雨漏りうけて洗面器  あぶみ
 踏青や虚子一門の後につき    あぶみ  を、

 小林タローさんが、

 鹿尾菜刈る石段海の中にまで   あぶみ  を取り上げてくださいました。

 今月号に、このときの句を投句していますが、鹿尾菜刈るを、、
 
 遠足や石段海の中にまで    あぶみ  と推敲しています。

 石段が海の中にまで続いているというのは、満潮だからなのかもしれません。なのでそういうときに「鹿尾菜刈る」ということはあまりしないかな? と思ったのと、遠足の方が、幻想的かなという意図ですが、果たして? 幻想的な方に気持ちが傾くのは、私が日頃ファンタジーが好きというところがあるからで、写生を目指す童子俳句とは方向が違うか? と思いつつ。(ただ、文学でもそうですが、ファンタジーは量産するとありがたみがなくなる) 

 また瓦版(会員の投稿欄)では、大林みんとさんが、
 初春や嬰児(みどりご)といふやはきもの   あぶみ  を取り上げてくださっています。これは、今年の年賀状にも印刷した句でもあり、記念の赤子俳句の一つでした。みんとさん、どうもありがとうございました。(お会いしたこともない方ので、ここなんて見てないだろうけど)

 新宿西口にあった壁面レリーフ