童子春合宿鹿野寺吟行記で、坂谷小萩さんが、
のどろかに雨漏りうけて洗面器 あぶみ
踏青や虚子一門の後につき あぶみ を、
小林タローさんが、
鹿尾菜刈る石段海の中にまで あぶみ を取り上げてくださいました。
今月号に、このときの句を投句していますが、鹿尾菜刈るを、、
遠足や石段海の中にまで あぶみ と推敲しています。
石段が海の中にまで続いているというのは、満潮だからなのかもしれません。なのでそういうときに「鹿尾菜刈る」ということはあまりしないかな? と思ったのと、遠足の方が、幻想的かなという意図ですが、果たして? 幻想的な方に気持ちが傾くのは、私が日頃ファンタジーが好きというところがあるからで、写生を目指す童子俳句とは方向が違うか? と思いつつ。(ただ、文学でもそうですが、ファンタジーは量産するとありがたみがなくなる)
また瓦版(会員の投稿欄)では、大林みんとさんが、
初春や嬰児(みどりご)といふやはきもの あぶみ を取り上げてくださっています。これは、今年の年賀状にも印刷した句でもあり、記念の赤子俳句の一つでした。みんとさん、どうもありがとうございました。(お会いしたこともない方ので、ここなんて見てないだろうけど)
新宿西口にあった壁面レリーフ