学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

友だちファシズム

2005-07-24 | 教育
「友だちは大事ですよ」とか,
「よい友だちをつくりましょう」とかよく言われる。

子どもは,大人以上に,
友だちは大切なものだと思っている。
とても強く思っている。

「友だちは何よりも大切だ」という価値観を,
だれもが正しいと思っている。
そして,友だちに囲まれて楽しく生活することを
何より好む。

しかし,この価値観のせいで
苦しむ子どももいる。

自分には,友だちがいないと思っている子どもである。
自分には,気の合う友だちができないと思っている子どもである。

友だちがいないことなんて,
本当はよくあることなのに,
何かたいへんなことのように思ってしまうのである。

「友だちなんていればいたでよい,いなければいないでよい」
「友だちが何より大切だというわけでもない」と,
価値観をまわりの大人が相対化してやれば,
そんなに苦しまなくてもすむかもしれない。

ひとりぼっちもまた,
素敵な魅力になるかもしれない。

「友だちは何よりも大切だ」という価値観の絶対視は,
一種のファシズムである。

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サルに失礼

2005-07-24 | 授業の雑談
よく立ってものを食べると,
「サルみたいなまねをするな」としかられることがあるが,
これはサルに失礼である。

よくサルを観察してみたまえ。
ちゃんとしゃがんで食べている。

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