SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画 「親愛なる君へ」

2011年10月13日 | 映画(サ行)
 特殊部隊の兵士が2週間の休暇を故郷で過ごしている。浜辺でサーフィンをやっているときに地元の女子大生と知り合う。休暇が終わって青年は戦場へ・・・。

 予告ですべてが分かってしまうような典型的なラブストーリーの予感。本来ならパスしたかもしれない作品を鑑賞したのは、名作「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」を撮ったラッセ・ハルストレム監督の作品だったから。

 特殊部隊ゆえ任地を明かせない二人をつなぐのは手紙のみ、という古典的な展開。しかし予告ですべては分からなかった。二人の運命の行方を大きく変えていくことになる突発的な事件が起こる。9.11だ。

 任務を終えて除隊、結婚という二人の夢は、対テロの国家危機の前に吹き飛んでしまうのだ。どうなる二人?

 意外な展開で遠回りはするけれど、ほろ苦さを湛えつつもどちらかといえばハッピーな結末には違いない。