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「ありがとうございました」とあいさつできない発券店値付けカード

2021年09月22日 | ガソリンスタンド5

9月22日燃料油脂新聞より

「社説」カード三方良しの仕組みを



>「7円の手数料では、うちのスタッフはカード客に“ありがとうございました”とあいさつできない




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2013年に私が始めた発券店値付けカードは給油のみ」。

これに対して「もう来てやらんからな!」と去って行かれた方もありましたが、それでも給油に来て下さる方もありました。

だから、その方たちに対して私は心から「ありがとうございます」と言えます。


しかしこのカードの手数料では“地場の小規模店は営業を続けていくことは出来ない”ということは事実です。

リッター5円の粗利では採算割れになる“証拠” - masumiノート (goo.ne.jp)

※軽油の代行給油手数料は5円のまま据え置かれましたがレギュラーは10月から10円に引き上げられます。
それでも営業を続けていくためには10円ではまだ足りない。というのが販売業界大勢の意見です。


発券店値付けカードについての記事一覧 - masumiノート (goo.ne.jp)




おまけ

2016年には更にトラックやダンプの荷台の上の発電機などへの直接給油をお断りしてきた当店です。
ぼちぼち開始します。 - masumiノート (goo.ne.jp)


「よくそれで潰れずにやってこれたな」と言う声が聞こえてきそうです(微笑)










コストコのガソリンはお得です。

2021年09月22日 | ニュースから一言二言

コストコのガソリンはなぜお得!? レギュラーに高価な「洗浄剤」を投入? 既存ガソスタと異なる事情とは | くるまのニュース (kuruma-news.jp)

驚いたことにコストコ(会員制のマーケット)は千葉県木更津店に併設されているガソリンスタンドで、2021年8月から清浄剤入りのガソリンの販売を始めた。
 
 この情報、コストコも自社のホームページで紹介しているだけのため、ほとんど知られていない。ひと昔前はハイオクだけに添加されていた清浄剤、どんな効能を持つのだろうか。

エンジンは燃焼工程でさまざまな物質を出す。マフラーから排出される段階になると触媒で浄化され、クリーンな排気ガスになります。

 ただ限られた条件で燃え残りのススを出す。再度エンジンに戻し燃焼させるのだけれど、その際、吸気バルブや吸気経路に付着してデポジット(炭素系の堆積付着物)になる。

 はたまたガソリンに含まれている一部の成分もガソリンを霧化するインジェクターに付着。

 こうなると設計通りの細かいミストにならない。エンジンを長く使っていると、デポジットが徐々に溜まり始め、燃費や絶対的なパワーを落とし、排気ガスのクリーン度まで悪くなってしまう。そこで登場するのがエンジン浄化剤です。

 主成分は「PEA」と呼ばれる化学物質で、2020年7月に発覚したハイオクガソリンの虚偽記載まで、ずっとハイオクにのみエンジン内部の汚れを落とす清浄剤が含まれると皆さん思っていた。

 そんなことからエンジンをクリーンに保つため、レギュラー仕様にもハイオクを入れていた人だって少なからずいたと思う。

 エンジン浄化剤入りのガソリンを使っていれば、デポジットを少しずつ落としてくれるし、新しいエンジンであれば良好なコンディションを長い間キープ出来る。私(国沢光宏)は以前からレギュラー仕様にも市販の浄化剤を使うことを推奨してきた。

 けれど清浄剤はガソリン添加剤のなかでは高額のため、昭和シェルを除きコストダウンのため入れなくなったようだ。

 さてコストコだ。高価な添加剤などをアピールポイントにしなくてもコストコの燃料は大人気です。

 なぜか。飛び抜けて安いからだ。

 上記の写真は、2021年9月16日に於ける木更津店の燃料価格でレギュラー140円。

 街中だとレギュラーの平均は154円程度だ。ここに高価な添加剤を入れ、普通のコストコの燃料と同じ価格で販売している。

 

すでに安いガソリンになぜ高価な添加剤を入れるのか?

 米国ワシントン州にあるコストコの本社を取材しているアメリカの同業者に聞いてみたら、企業ポリシーらしい。

 社会通念や法規をベースとして独自に設定する「コンプライアンス」と呼ばれることもあるルールのようなもの。今回の場合、大気汚染や地球環境を守るポリシーだという。

 もう少し詳しく書くと、すでにアメリカではエンジン不調による大気汚染を防ぐため、ガソリンに清浄剤を添加することが義務付けられているそうな。

 だったら日本で販売するガソリンも環境対応型にしましょう、とコストコは考えた。

 現在、木更津店だけの取り扱いになっている清浄剤入りガソリンも、徐々に扱いスタンドを増やすと思われる。

ちなみにコストコはガソリンポンプもアメリカと同じ環境基準としている。

 日本のスタンドの多くが、ガソリン補給時に「ベーパー」と呼ばれる気化したガソリンを含むガスを大気中に放散させてします。

 50リッター補給すると60cc以上のガソリンをまき散らすというから驚く。これ、アメリカだと大気汚染物質として厳しく管理される。

 日本では採用が進んでおらず、現時点で全国338店舗しかベーパーを出さないポンプ採用のスタンドがない。

 千葉県内も15店舗のみで、うち2店舗がコストコとなる。

(※全文はリンク先でどうぞ)



2020年7月に発覚したハイオクガソリンの虚偽記載
ハイオクガソリン不正 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

それ以前にもありました。
こちらは元売ではなく販売店レベルでの偽装ですが、販売店レベルではレギュラーに灯油を混ぜたりという事件もありましたし、系列でも業転玉を混ぜたり、それを組合が斡旋していたという時点でこの石油販売業界はダメダメなんですよ。

そして「系列でも“出荷元が同じと証明されれば”業転OK」という見解を出した公取委も、その見解を受けた後「3割までなら他社買いOk」とした元売があったりしたそうで・・・

つまり上流の元売から下流の石油販売業界、そして公取委もダメダメだったってコトです。


そんな業界の中で「お客さんを騙すような真似は出来ない」「安定供給のため」と正規仕入1本でやってきた全国の系列小規模業者の苦労は半端なものではなかったってコトです。


2012年04月25日
偽装ハイオク 全国209のGSで - masumiノート (goo.ne.jp)


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既存のガソリンスタンドよりコストコのガソリンの方が大人気になるのは当然です。