厚労省によると、ロット番号は「3004734」で、モデルナが委託するスペインの製薬会社ラボラトリオス・ファルマセウティコス・ロビの工場で製造された。製造機器から生じたステンレスの破片が混入した「3004667」と製造時期が近接するため、武田薬品工業が自主回収している。

 死亡したのは49歳男性で、8月11日の2回目接種で使用。翌日朝に死亡が確認された。コンピューター断層撮影(CT)による画像診断では脳出血や心臓などの異常所見はなく、近く解剖して死因を調べる。基礎疾患はなく、そばアレルギーがあったという。このロットのワクチン接種後には、38歳と30歳の男性も亡くなっている。