石油輸出国機構(OPEC)は28日、アルジェリアの首都アルジェで非公式会合を開き、原油価格を押し上げるため協調減産することで合意した。欧米メディアが一斉に報じた。減産で合意するのは、金融危機直後の2008年12月以来、約8年ぶり。

 ロイター通信は、関係筋の話としてOPECは加盟国の原油生産量を8月の日量3324万バレルから、3250万バレルに削減すると報じた。今回の会合では減産合意が見送られるとの見方が多かったため、市場には驚きが広がり、28日のニューヨーク原油先物市場で米国産標準油種(WTI)は1バレル=47ドル台に急上昇した。


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