masumiノート

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社有は閉鎖で子会社は新設@元売の意向は

2016年09月10日 | ガソリンスタンド2

9月7日ぜんせきより



※JXTG合併会見での質疑応答は、この記事の最後で。


過熱する消耗戦に地場困惑 J本田以下の系列SSも

関東地区の激戦区でPB大手のジョイフル本田よりも安価な価格(107円看板)を掲示する系列SSの出現に周辺地域の地場業者を中心に困惑の声が広がっている。


同じような記事の繰り返し より
>業転格差再び5円台 
一方、系列間の仕入れ値格差はガソリンが9円台、軽油は16円台、灯油が15円台と縮まっていない。




系列量販SSが安値攻勢 元売の意向示唆する業者も

※J本田より安値看板の系列SSはEMGのエッソで、この京都府内で111円看板はENEOS(JX)


>系列間の仕入れ値格差はガソリンが9円台、軽油は16円台、灯油が15円台と縮まっていない。

なので、不思議ではない。
なので、不当廉売には当たらない。
なので、今のままでは明日はない 地場店の撤退・廃業は止まらない。


規制緩和直後は3者店には真似のできない価格でも、業転玉を取ることで真似が出来ていた価格だったけど、
あれから約20年、
全量業転仕入れのPBでも真似のできない価格を掲げる大手量販系列店が存在する市場(商圏)がある現在。


元売子会社 相次ぐSS新設 再編控え露骨な直販政策か

※近畿地方でSS数を増やすのが際立っている元売はJXとEMGだそうです。





9月9日燃料油脂新聞より


元売社有閉鎖相次ぐ 合併前にSS統廃合か



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JXTG合同記者会見質疑応答

Q 製油所統廃合について

A 需要減の中、必要性はひしひしと感じている。ロスを出し続ける製油所が存続できるわけがない。
根っこからで実施していくことで両社一致している。
今回発表した3年以内の収益改善効果の中に入れることは出来なかったが、統合後速やかに検討し数年のうち必ず一つの形として示す。


Q SSの統廃合について

A 特約店・販売店などが所有しているSSについては我々の意思でできるものでない。
子会社SSの効率的な配置は検討していく。


Q エネルギー供給構造高度化法第二次告示について

A 2017年3月末に期限を迎え、統合前のため各社それぞれ対応することになる。


Q SSブランドについて

A これから検討ということである。
統合日はあるがままのブランドということになる。その後、どうするか最適か協議していく。
ブランドは各々に定着しており、短期的には販売政策を1本化し効率化・合理化する中でそれぞれを強化する。
ブランド統合は行うのか否かを含めもう少し息の長い話となる。


Q 役員人事(たすきがけになっていない理由)について

A 公平・公正、対等の精神での合併ということである。
それぞれの企業に一定の役員数があり、それを鑑みながら最終的にこうした組み合わせになった。
数だけをみて公平・公正、対等ではないとはいえない。


Q JX誕生で収益回復できなかった要因

A 需要減の中、精製能力を削減したが後追いの対応だった。
需給ギャップが収益環境の阻害要因となってきた。
今後は2次告示、さらに統合後にさらに製油所の統廃合を検討する。


Q 販売政策の1本化を「可能な限り」とした理由

A 価格政策についてはブランドは別々だが、公平・公正で透明感のある仕切り体系を検討し、早いうちに一本化する。
カード、販促は強みが大きく異なるところもありどう活用していくか、できることからスタートしていく。
「可能な限り」とはなにかを妥協した意味ではない。
負のイメージを持つかもしれないが、公取委の審査中であり、統合までは話し合えないこともあるということ。
話し合えることはすべて一本化する。


Q 公正取引員会の審査について

A 現在、公取委に審査を申請している。
迅速に対応して頂いており、当局の判断を待ちたい。
我々は期日に影響が出ないよう誠心誠意、対応に努める。


Q 特約店、販売店、代理店政策について

A JXは大特約店主義だがTGにも同じような規模の代理店・特約店はある。
本当はそんなに大きな違いはないと考える。
いずれにしろ、公正、平等に取引する。
3者、4者は特約店が管理されており、合理的なシステムになっている。
コスト増要因とは一概にいえない。

代理店・特約店などお客様を第一に、規模や出資の有無に関係なく公正・公平にお付き合いし、一緒になってブランドを高めたい。


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>系列間の仕入れ値格差はガソリンが9円台、軽油は16円台、灯油が15円台と縮まっていない。


蛇の生殺し状態はまだまだ続くそうです。